2024年11月9日(土)

DD2号(E63) クーラントホースからの冷却水漏れ − クーラントホースの再交換

先日、DD2号(E63)のエンジンをかけると、ポーンという警告音が鳴った。CCCでチェックコントロールを見てみると、写真1のように冷却水が少なくなっているようだ。


写真1 チェックコントロール

嫌な予感がして、先日交換したホースをよく見てみると、写真2のところからクーラントが漏れている。


写真2 クーラントが漏れているところ

この下の部分を見てみると、写真3のようにクーラントが漏れた跡が見える。


写真3 クーラントが漏れた跡

あー、やっぱりノーブランドの安物のクーラントホースはダメだなぁ・・・。冷却水を漏れたままにしておくわけにはいかないので、再び交換することにした。交換手順の詳細については、このレポートに譲り、ここでは概要だけ報告する。

まずは、写真4のようにエアクリーナーボックスを取り外して、作業場所を確保する。


写真4 エアクリーナーボックスを取り外したところ

そして、写真5のようにクーラントを抜く。


写真5 クーラントを抜いているところ

クーラントが抜けたらホースを交換するのだが、このホースは写真6に示す金属製のクリップを使ってワンタッチで固定されるようになっている。


写真6 クリップ

ホースを抜くときは、写真7のようにこのクリップをピックツールに引っ掛け、上に引っ張り上げる。


写真7 クリップを引っ張り上げているところ

すると、写真8のようにクリップは上にスライドして、ホースが抜けるようになる。


写真8 クリップを上にスライドさせたところ

クリップを元に戻してからホースを接続すると、カチッという音と共にホースが固定される。ホースバンドで固定するより簡単で確実だ。

ちなみに、古い(といっても、1か月半ほど前に交換したものだが)ホースには、写真9のようにクーラントが漏れた跡がある。


写真9 クーラントが漏れた跡

ノーブランドのクーラントホースで懲りたので、今回はFebiのクーラントホースを用意した。価格は8,180円(送料込み)であった。写真10にクーラントホースの新旧比較を示す。


写真10 新旧比較(左:新、右:旧)

この2本のホースだが、よく見てみると写真11の部分の長さが違う。


写真11 長さの違い

どおりで前回クーラントホースを交換したときに、なんか取り付けに苦労したのか・・・。今回は簡単に取り付けられた。

さて、クーラントホースが取り付けられたらクーラントを入れるのだが、前回と同様に抜いたクーラントを再利用するため、写真12のようにペーパータオルで細かいゴミを濾しておいた。


写真12 抜いたクーラントのゴミを濾しているところ

ただ、前回の交換時はクーラントを再利用して足りない分だけ水を入れたので、今回も同じようにするとクーラントの濃度が薄くなってしまう。これから寒くなる季節なので、クーラントの濃度が薄いと凍ってしまうかもしれない。そこで、写真13のように新しい濃縮クーラントを1.5リットルだけ用意した。これはBMW純正ではなく、クーラントホースと同じFebiブランドだ。まぁ、作ってるところはどちらも同じだと思うが・・・。価格は1,694円(送料込み)であった。


写真13 Febiの濃縮クーラント

クーラントを入れるときには、まず写真14のように濃縮クーラントを1.5リットル入れる。


写真14 濃縮クーラントを入れているところ

そして、次に写真15のように抜いたクーラントを入れる。


写真15 抜いたクーラントを入れているところ

クーラントをエクスパンジョンタンクのMAXまで入れたら、エア抜きをする。エア抜きの手順についてはこのレポートを参照してほしいが、エア抜き前には写真16のようにエアコンの温度設定を最大に、風量を最小にすることを忘れないようにしよう。


写真16 エア抜き時のエアコン設定

エア抜きが終わったら、もう一度エクスパンジョンタンクを開けて、クーラント(または水)をMAXまで入れておこう。これで作業完了だ。写真17にクーラントホース交換後のDD2号を示す。


写真17 クーラントホース交換後

まぁ、交換前後で見た目は同じだな。これでこのホースからはクーラントが漏れないだろう。



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