2024年9月14日(土)

DD2号(E63) クーラントホースからの冷却水漏れ − クーラントホースの交換

先日、冷却水漏れを発見したDD2号(E63)だが、漏れているのが冷却水だけに、エンジンオイル漏れのように「多少漏れてても大丈夫!」と言ってそのまま乗り続けるわけにはいかない。冷却水漏れでは、このときに痛い目にあってるし。そんなわけで、早速新しいホースを購入して交換したので報告しよう。まずは、写真1のように車の前側をジャッキアップしてウマをかける。


写真1 ジャッキアップしたDD2号

冷却水を下から抜くために、写真2のようにアンダーパネルを外す。


写真2 外したアンダーパネル

写真3のようにラジエターにホースを接続し、このようにして冷却水を抜く準備をする。


写真3 ホースを取り付けたところ

そして、ラジエターのドレインバルブを緩めて、写真4のように冷却水を抜いていく。


写真4 冷却水を抜いているところ

冷却水を抜くのに時間がかかるので、その間に作業スペースを確保するために写真5のエアクリーナーボックスを外しておこう。詳しい作業は、このレポートの写真13から15あたりを参照してほしい。


写真5 エアクリーナーボックス

まずは写真6のように蓋を取る。


写真6 エアクリーナーボックスの蓋

そして、エアクリーナーボックスも外す。写真7にエアクリーナーボックスを外したところを示す。


写真7 エアクリーナーボックスを外したところ

さて、冷却水が抜けたら交換する「アッパー ラジエター フィード ホース」を外していく。名前が長いので、以降「クーラントホース」と呼ぶ。このクーラントホースには図1に示すように4つのコネクタがある。


図1 クーラントホースのコネクタ

この4つのコネクタを外せばいい。外す際に冷却水が出てくるので、下に受け皿を置いておこう。まずは、図1の赤矢印のコネクタを外す。DD2号(E63)の冷却水関係では、金属ワイヤーのクリップを使ったワンタッチ式のコネクタがよく使われている。このクーラントホースも同じだ。外し方だが、写真8のように金属ワイヤーのクリップにL字型のピックツールを引っかける。


写真8 クリップにL字型のピックツールを引っかけたところ

そして、写真9のようにピックツールを引っ張ってクリップを引き出す。クリップはある程度引き出したところで止まるようになっている。引っ張りすぎて金属ワイヤーのクリップがどこかに飛んでいってしまわないようにしよう。


写真9 クリップを引き出したところ

同様にして、写真10のようにラジエター上側に接続するコネクタ(図1の緑矢印)のクリップも引き出しておこう。


写真10 ラジエター上側に接続するコネクタのクリップ

写真11のように、同様にして下側のコネクタ(図1の青矢印)のクリップも引き出しておく。


写真11 下側のコネクタ

それぞれのコネクタのクリップを引き出すと、その部分のコネクタを外すことができる。下側の細いホースのコネクタは比較的外しやすいが、上側の太いホースのコネクタを外すのはちょっと固い。頑張って少し引き抜いたらマイナスドライバーでこじるようにすれば外せるだろう。写真12に外したクーラントホースの新旧比較を示す。パーツナンバーは 17127546064 で、価格は6,960円(送料込み)であった。


写真12 クーラントホースの新旧比較(左:新、右:旧)

古いクーラントホースは、写真13のところから漏れていたようだ。


写真13 漏れていたところ

あとは新しいホースを取り付ければいい。その前に、写真14のように漏れたクーラントが飛び散った跡があるので、丁寧に拭き取っておこう。


写真14 漏れたクーラントが飛び散った跡

ホースのコネクタ取り付け時には、金属ワイヤーのクリップは引き出さずそのままにしておく。コネクタを接続すると、カチッという音がしてコネクタが確実に接続される。

クーラントホース交換後は抜いたクーラントを入れ、このレポートのようにエア抜きしてから試走してクーラントが漏れないかどうか確かめておおいた。これで大丈夫だな。



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