2013年6月18日(火)

左リアウィンドウ開閉不能の修理 − 原因不明?

先日、右側のリアウィンドウが閉まらなくなってしまったことを報告したが、今回は左リアのウィンドウが開閉できなくなってしまった。ウィンドウスイッチを操作すると、一瞬動作音が聞こえるので、モーターや電気系の不良ではなさそうだ。写真1に開閉できなくなった左リアウィンドウを示す。


写真1 開閉できない左リアウィンドウ

仕方がないので、ドアの内張りを外して内部を確認してみることにした。写真2にドア内張りを示す。


写真2 左リアドアの内張り

リアドアの内張りを外すには、写真3に示す3箇所のネジを外せばいい。その前に、ドアロックのノブも外しておこう。


写真3 内張りを固定しているネジ

3本のネジを外したら、写真4のように内張りの外周にあるプラスチックピンを内張り剥がしを使って丁寧に外していく。


写真4 プラスチックピンを外しているところ

あとは、内張りのハンドルと下側を持って、上に引き上げるようにして外せばいい。外すときにはバリバリと壊れそうな音がするときがあるが、驚いてはいけない。まぁ、内張りの外しの詳細については「ドア内張りの外し方 − リアドア編」を参照してほしい。写真5に内張りを外したところを示す。


写真5 内張りを外したところ

インシュレータを外すと、写真6のようにウィンドウの開閉機構が見える。怪しいのは、赤矢印に示すモーター回りの機構だ。


写真6 内張りを外したところ

そういえば、以前にもこんなことをしたような気がするなぁ? と思ってメンテナンス記録を見返してみると、10年ほど前にリアパワーウィンドウ修理として、同じところを修理している。

そこで、以前と同じようにして写真7のようにモーターを固定しているトルクスネジを一旦緩めてみた。


写真7 レギュレータモーターの固定ネジを緩めているところ(上側)

レギュレータモーターは上下二箇所のネジで固定されているので、写真8のように下側のネジも少し緩めてみた。


写真8 レギュレータモーターの固定ネジを緩めているところ(下側)

この状態でウィンドウスイッチを押すと、写真9のように、ウィンドウが開閉できた。モーターの固定ネジを締めこんでから同様にウィンドウスイッチを押してみても、やっぱり問題なく動作する。原因として考えられるのは、モーターについているウォームギアの噛み込みだろうか? よくわからないが、まぁ開閉できるようになったのでいいだろう(笑)。


写真9 開閉できるようになったウィンドウ

最後に、内張りを元に戻せば修理完了である。これで、写真10のように問題なくウィンドウを開閉できるようになった。


写真10 修理後のウィンドウ

といっても、不具合原因を特定して対策したわけではないので、いつウィンドウが開閉できなくなってもおかしくない状態なのだが・・・・。



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