2022年10月15日(土)

DD2号 スパークプラグの洗浄 − エンジンコンディショナーで

先日、Sさんとメールでやり取りしているときにスパークプラグの話題になったのだが、DD2号もしばらくプラグを点検していないことに気づいた。プラグを点検するついでに洗浄もしてみよう。具体的な洗浄方法はこのレポートに譲るとして、おおよその手順だけ説明する。

まずは、ボンネットを開けて写真1のエアコンフィルターボックスとトレイを外す。


写真1 エアコンフィルターボックスとトレイ

次に、写真2に示す配線トレイを外す。


写真2 配線トレイ

そして、写真3に示す4本のアレンボルトを外すと、化粧カバーを外すことができる。


写真3 化粧カバーの固定ボルト

写真4に化粧カバーを外したエンジンを示す。


写真4 化粧カバーを外したエンジン

化粧カバーを外すと6本のイグニッションコイルが見えるので、写真5のようにしてコネクタを外してからコイルを抜いていく。


写真5 イグニッションコイルを抜いているところ

写真6に抜いたイグニッションコイルを示す。右から1番シリンダ、2番シリンダ、・・・の順だ。


写真6 抜いたイグニッションコイル

3番シリンダーと4番シリンダーのイグニッションコイルの被覆が少し剥がれているが、特に問題なさそうだ。イグニッションコイルを抜くと、写真7のようにプラグホールからスパークプラグの頭が見える。


写真7 スパークプラグの頭

このプラグを外すために、写真8のような16mmのプラグ用ソケットとエクステンションバーを使う。ソケットとエクステンションバーが外れないように、養生テープで固定しておこう。


写真8 プラグを回す道具

これを写真9のようにプラグホールに入れてプラグを外す。


写真9 プラグを外しているところ

外したプラグの先は、写真10のようだ。


写真10 外したプラグの先

DD2号にはこのレポートのように3年ほど前からイリジウムタフを使っているが、まだ使えそうだ。同様にして、2番シリンダー以降のプラグも外していく。後方の5番シリンダー、6番シリンダーのプラグを外すときは、写真11のようにユニバーサルジョイントを使ったソケットレンチを使う。


写真11 5番、6番シリンダーのプラグを外す道具

外したプラグを写真12に示す。


写真12 外したプラグ

電極の残りや焼け具合も特に問題なさそうだ。プラグを外したついでにエンジンコンディショナーで洗っておこう。あまり意味がないかもしれない。まぁ、気休めだな。写真13のように紙コップにプラグを入れて、エンジンコンディショナーを用意する。


写真13 エンジンコンディショナーとプラグ

写真14のように紙コップにエンジンコンディショナーを吹き込む


写真14 エンジンコンディショナーを入れているところ

しばらく待ってから、写真15のようにプラグを1本ずつ取り出し、歯ブラシで丁寧に汚れを落とす。


写真15 歯ブラシで汚れを落としているところ

それぞれのプラグでこれを2回繰り返すと、写真16のようにプラグの汚れがおおよそ落ちる。


写真16 汚れを落としたプラグ

あとは外した順序と逆にプラグや他の部品を取り付けていけばいい。プラグを取り付けるときは、写真17に示すようにトルクレンチを使おう。締め付けトルクは30Nmである。


写真17 トルクレンチで締めているところ

最後にエンジンをかけて問題なくスムーズにアイドリングすることを確認しておこう。写真18に作業後のDD2号を示す。


写真18 作業後のDD2号

プラグの洗浄効果はあまりないと思うが、3年ほどチェックしていなかったので、少なくとも問題ないことは確認できたことになるのでヨシとしよう。



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