2022年2月26日(土)

DD2号 バッテリーの交換 − ヒュンダイ STARTER

車検の時にバッテリーの劣化を指摘されていたので、バッテリーのメンテナンスとしてパルス充電 をしてきたが、最近は朝にエンジンをかけるたびにセルモーターの勢いがだんだんなくなってきた。一応、出先でバッテリーが上がってもいいように国産用ではあるが予備のバッテリーを後部座席に積んでいるのだが、どう考えてもこの冬は越せそうにない。素直に新しいバッテリーに交換しよう。

前回の交換時 には韓国製のATLAS BXを購入し、結局4年使った。耐久性についてはそれほどいいとは言えないが、コストパフォーマンスを考えると十分だろう。今回は、写真1のように、同じ韓国のヒュンダイ製のSTARTERを購入した。


写真1 購入したバッテリー

価格は11,784円であった(税・送料込み)。BOSCH製なら2万円強ぐらいで買えるのだが、寿命が2倍あるかというとそうでもない。コストパフォーマンスから考えると、こちらのほうが良さそうだ。

さて、バッテリー交換の最大の難関は、バッテリーの持ち上げだ。だって、このバッテリーの重さは20kg以上もあるのだ。トランクに出し入れする姿勢では、一人で持ち上げるときっと腰を痛めるだろう。そこで、二人で出し入れすることを想定して、下記のようなものを用意した。


写真2 用意したもの

これは、硬めの水道ホースの切れ端とビニール紐である。まず、写真3のように水道ホースを15cmぐらいに切る。


写真3 切った水道ホース

それとビニール紐を使って、写真4のように新しいバッテリーの持ち手に、二つの持ち手を付ける。


写真4 バッテリーの持ち手を付けたところ

これでバッテリーを難なく二人で持てるようになる。同様にして、トランク内にあるバッテリーにも二つの持ち手を付けた。


写真5 トランク内のバッテリーに持ち手を付けたところ

バッテリーを取り外すには、まず写真5の赤矢印の二つのステーを取り外す。これは、写真6のようになっており、10mmのレンチかプラスドライバーで外すことができる。


写真6 バッテリーを固定しているステー

手前側と右側の二つのステーが外せたら、写真7に示すガス抜きホースも外しておく。


写真7 ガス抜きホース

あとは、10mmのソケットでマイナス端子固定ナットを緩めて、写真8のようにマイナス端子を外し、同様にしてプラス端子も外す。


写真8 マイナス端子を外したところ

あとは、新しいバッテリーと逆の手順で入れ替えればいい。持ち手を二つ付けたので、二人でバッテリーを持てば楽勝だ。写真9に新しいバッテリーを取り付けたところを示す。


写真9 新しいバッテリーを取り付けたところ

バッテリーには交換年月を記録するマークがあるので、写真10のように、2022年2月を示すように該当マークを剥がしておく。


写真10 マークを剥がしたところ

さて、これで物理的にはバッテリーが交換できたわけだが、ソフト的にはバッテリー交換後にしなければいけない儀式がある。

(1)日時の設定

イグニッションをONにしてCCCで現在日時を設定しておく。

(2)バッテリー交換の登録

このレポート の通りにバッテリーを交換したことを登録しておく。今回のバッテリーは100Ahの要領でAGMではないので、バッテリーの種類を変更しておらず、前回と同様に交換したことだけを登録した。

(3)アクティブステアリングエラーのリセット

バッテリーを外すと、次にエンジンをかけたときにアクティブステアリングエラーが出る。そんなときは、エンジンをかけたまま、ハンドルをゆっくり左右のロック位置まで2回ずつ回せばエラーは消える。

なお、バッテリーを外すとトリップメーターや燃費計等はリセットされるが、それ以外は特に支障はない。

バッテリー交換後は、勢いよくセルモーターが回るようになった。また4年ぐらいもってくれたらいいなぁ・・・。



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