2008年11月16日(日)

E31 天井の貼り替え − 天心さんより

今回は、8シリーズ、E31にお乗りの天心さんより天井貼り替えのレポートをいただいたので紹介しよう。


前回の続き

アイドルバルブをクリーニングしたら、もう自分で弄れるところがなくなった天心にとって、更なる極上中古車に仕上げたいという情熱は行き場所を失いかける。そこで無謀にもGの垂れた天井の 貼替に挑戦する。しかしそこには大きな苦難が待ち受けていた。なんと前オーナーが中途半端に天井の垂れを直しているので、接着剤が表面に染みて硬くなっている。悪いことは重なるもので、天井の後ろはホッチキスで止めてあった(爆)。

 

あらすじ

まず色々とネットで調べましたが、8シリーズの貼替のやり方を公開しているサイトは無かったので、下手な貼り替えでも良いかなとやってみました。

 

方針変更編

暇はあっても金と技術がないので、もし途中で天井が取れなくなったらどうしようと思い、YMさんのように天井を取り外さないで貼り替えるつもりで作業を始めました。

まず、サンルーフの部分から内装の布を引っ貼り出してみます。例の茶色の変性スポンジがパラパラと落ちてきました。手や布地に着くと塗料のように取れません。これじゃあ掃除が大変だと思い直し、天井の取り外しに変更。Gは他の車種に比べると、天井を支える部品が少ないので意外と楽でした。

まず、ウインドウの内側のモールを引っ張って外します。A、Cピラーも内装外しを使い上の方だけ浮かせます。サンルーフの横のクリップは写真のレールの4本のビスを外して斜めにずらすと見えます。

細いマイナスドライバーでクリップの車体の引っかかり部を外しておきます(最後部のビスは見えますが外せませんでした)。しかし、この方法では、後方のクリップ5個は外せないのですが、かまわず作業を続けます。天井の前方の方から外し、サンルーフ部は下へ引っ 張ります。たぶん、後側のクリップは壊れますが、これはディーラーで注文できます。

サンルーフ部が外れたら、天井全体を後ろに移動すると外れます。これはルーフの後方で天井を屋根に引っかけてあるからです。下の写真は天井を裏から写しています。矢印が引っかける部分です。これで天井は取れました。

 

内職編

写真が取り外した天井です。熟成したスポンジは取り除けましたが、補修した接着剤が硬くて大変な作業になりそうです。で、貼り付ける布がフリース地だから大丈夫だろうと思い下地処理はやめました。フリース布地は伸縮性がとても良いので簡単に貼れます。

使用したスプレー糊はこれ。

私の場合、まずサンルーフの少し後方を貼ってから、上下に少しずつ貼っていきました。全部貼り終わったら、トリミングを行い、2日くらい完全乾燥を待ちましょう。

 

完結編

それでは、天井を取り付けてみましょう。

まず、後方をまず引っかけましょう。一人でも何とかできますが、ここが外れないように誰かに押さえてもらうと楽です。天井の板の裏側にあるサンルーフの周囲の金属の突起にクリップを取り付けます。

そして天井を垂直に下から押し込めば、カチッと言う音でサンルーフの枠に固定されます。あとは、サンバイザーやルームミラーやコートフックやアシストグラブを取り付けて終了です。

サンルーフの裏地は大丈夫だったのでそのままです。天井の後ろにこんな窪みがあったのもはじめて知りました(爆)。

残りのクリップ。

使ったもの

価格

フリース生地 1.5m×2m  890円/m
スプレー糊 1本 1,280円
クリップ 16個 105円/個
家にあったチョコビ、コーヒー

???

4,740円

作業時間 1日半


E31でも天井の内装が剥がれることがあるようだ。そろそろE39でも・・・?

末尾ではあるが、有用なレポートをいただいた天心さんに感謝する。



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