2008年11月8日(土)

リアショックの交換 − 再びモンローのリフレックス

前回のショック交換から既に7万km近く走っているので、そろそろショックアブソーバーを交換したいところだ。ショックを交換するなら、ついでにアッパーマウントも交換したい。DD号にはまだまだ乗り続けるつもりなので、このあたりで一度交換しておこう。

そんなわけで、ショックやアッパーマウント類を調達して交換することにした。まずは、リアのショックやアッパーマウントを交換しよう。

リアのストラットの頭は、リアシートの後ろにあるリアトレイの下にあるので、リアトレイを外さないといけない。リアトレイを外すためには、リアシートの背もたれを外さなくてはいけない。リアシートの背もたれを外すためには、リアシートの座面を外さなくてはいけない・・・。リアストラットを外すのは意外と面倒である。

まぁ、そんなわけでリアシートの座面から外していこう。写真1のリアシートの赤矢印の部分を上に持ち上げれば、パコッといってリアシート座面のロックが外れる。


写真1 リアシート座面のロック

両方のロックを外したら、リアシート座面を前方に引き出せば、リアシート座面を外すことができる。

次に、リアシート背もたれを外すために、リアのヘッドレストを外す。ヘッドレストは写真2のように上に勢いよく引き出せば外すことができる。


写真2 ヘッドレストの外し方

ヘッドレストを外すと、写真3のようにヘッドレストの土台(?)が見える。


写真3 ヘッドレストの土台(?)

これは、左右の大きなロックナットを90度回せば、写真4のように外すことができる。これはよく見ると、ヘッドレストが入るスリットの位置により前後の方向があるので、外す前に確認しておこう。


写真4 ヘッドレストの土台を外したところ

また、写真5のように、ヘッドレストの横にあるシートベルトの出口のプラスチック部品も外しておこう。


写真5 シートベルトの部分

ここまで外せたら、リアシートの背もたれを外す。まずは、アームレストを倒し、その中の布を外して写真6の位置にある10mmのナットを外す。


写真6 アームレストの中にあるナット

そして、写真7の位置にあるプラスチックの10mmのナットを外す。これは左右に一つずつある。


写真7 プラスチックのナットの位置

ここまで外せたら、リアシートの背もたれを上方向に持ち上げると、リアシート背もたれを外すことができる。


写真8 リアシート背もたれを上に持ち上げる。

ちなみに、リアシートの中央に座る人のためのシートベルトのキャッチがリアシート背もたれにくっついているので、これも外しておく。これはリアシートの背もたれの裏側を見れば、外し方がわかるはずだ。

次に、リアトレイを外そう。写真9の位置にプラスチックのハトメ(ピン?)のようなものがあるので、内装外しで外す。


写真9 プラスチックのハトメ

これで、リアトレイを手前に引くと、リアトレイを外すことができる。

さて、目指すリアストラットの頭は写真10の位置にある。


写真10 リアストラットの頭の位置

ゴムのカバーをめくってみると、写真11のようにリアストラットの頭が見える。


写真11 リアストラットの頭

赤矢印で示したゴムのカバーも外しておこう。これが簡単に外れそうでなかなか外れない(笑)。

さて、ここまでできたら、今度は車体後方をジャッキアップしてウマをかける。その前に、フロントタイヤの前に輪留めをしておこう。今回作業した場所は、少しだけだが前方向に傾斜しているので、念のため写真12のように強力な輪留めをしておいた(笑)。


写真12 輪留め

輪留めができたら、ジャッキアップ前に写真13のようにリアホイールのボルトを軽く緩めておこう。


写真13 リアホイールのボルトを緩めておく

ジャッキアップはデフの位置にフロアジャッキをかけ、後ろの両輪を同時に持ち上げる。そして、左右のジャッキ位置にウマを置いて、ゆっくりとフロアジャッキを降ろせばいい。念のため、フロアジャッキもかけたままにしておこう。写真14にジャッキアップしてウマをかけたところを示す。


写真14 ジャッキアップしてウマをかけたところ

何度も言うようだが、このような作業の場合はジャッキだけに頼らず、かならずウマをかけて作業しよう。安いものなら2,000〜3,000円で手に入るはずだ。

ウマをかけたら、写真15のようにリアホイールのボルトを外してリアタイヤを外す。


写真15 リアホイールのボルトを外しているところ

外したタイヤは写真16のように車の下に置いておく。


写真16 外したタイヤを車の下に置く

さて、ここまでできて、やっとリアストラットが外せるようになる。ここまでの作業は慣れれば簡単なんだが、慣れないと意外と時間がかかるかもしれない。

リアストラットは、図1のような構造になっており、上部の3つのナットと下部の1本のボルトにより車体に取り付けられている。


図1 リアストラットの構造

まずは、写真17に示す上部の3つのナットを緩める。ここは十分に緩めるだけで、まだ外さない。


写真17 リアストラット上部のナット

ちなみに、このナットは13mmでロックナットになっているので再利用はできない。DDが購入したアッパーマウントには、新しいロックナットが付いていたが、付いていない場合には安いものなので事前に購入しておこう。

上部のナットが緩んだら、写真18のように下部のボルトを緩める。


写真18 ストラット下部のボルト

このボルトは22mmで、結構固く締まっているので、柄の長いスピンナハンドルがあれば便利だ。DDが使用しているのは、635mmの超ロング(笑)スピンナハンドルと12角のソケット(サイズ22mm)だ。

ボルトを緩めたら、写真19のようにボルトを抜く。


写真19 ボルトを外したところ

ボルトがうまく外れたら、写真20のように手でストラット下部を奥へ叩くと、ストラット下部が外れる。


写真20 ストラット下部を叩いているところ

DD号は左右とも簡単に外せたが、希にいくら叩いても外れない車がある。そんなときは、浸透性潤滑剤(CRC5-56等)をかけて少し待ってから、ショックハンマーで叩いてみるといいだろう。それでも外れないこともあるんだが・・・。

ストラット下部が外れたら、上部の3つのナットを外せば、ストラット全体を車体から外すことができる。写真21に外したストラットを示す。


写真21 外したストラット

このストラットを分解するためには、スプリングを縮めなければならない。そこで、写真22のようにスプリングコンプレッサを使ってスプリングを縮める。


写真22 スプリングを縮めるところ

スプリングコンプレッサを使うときの注意事項は、

である、間違った使い方をすると危険なので、十分注意しよう。

スプリングコンプレッサでうまくスプリングが縮んだら、写真23のようにして上部のロックナット(17mm)を緩める。


写真23 ロックナットを緩めているところ

ロックナットを回すとショックの軸が一緒に回ってしまうので、軸が回らないようにしておかなくてはいけない。車体に付いていたモンローのショックの軸は7mmの六角になっていたので、7mmのソケットレンチがうまく入った。これで軸を回らないようにしながら、ロックナットを緩めていく。

なお、このロックナットも再利用できないので、新しいものを用意しておこう。今回は、購入したショックアブソーバーにロックナットが付属していたので、組立時にはこれを使用する。

ロックナットが外れたら、ストラットを分解することができる。今回は、スプリングやワッシャ類以外は、すべて新品に交換する。写真24に用意した部品を示す(ただしワッシャ類は再利用)。


写真24 用意した部品

さて、今回のショック交換でもモンローのリフレックスを購入した。用意したものはボディが黒くて格好いい!

おやっ? バンプラバーのカバー(プロテクションチューブ)が以前に付いていたものと違う? 以前に付いていたものとの比較を写真25に示す。


写真25 バンプラバーのカバー(プロテクションチューブ)の比較(左:今回用意したもの、右:以前についていたもの)

どうして??? 何か違った部品を用意してしまったのだろうか????  ・・・・・ まぁ、いいか!(笑)

ちなみに、アッパーマウントの新旧比較を写真26,27に示す。


写真26 アッパーマウントの新旧比較(左:新品、右:車体から外したもの)


写真27 アッパーマウントの新旧比較(左:新品、右:車体から外したもの)

また、バンプラバーの新旧比較を写真28に示す。


写真28 バンプラバーの新旧比較(左:新品、右:車体から外したもの)

アッパーマウントもバンプラバーも思ったより劣化していない。再利用できたかなぁ・・・。

ショックアブソーバーはまだ完全には抜けてなかったが、新品と比べるとかなり軽く簡単に縮めることができる。やはり交換時期だったようだ。

さて、新品の部品を使ってリアストラットを組み立てよう(スプリングとワッシャ類は再利用)。順番にショックアブソーバーに部品を入れていって、最後にストラット上部のロックナットを締めればいい。この締め付けトルクは25N・mだ。まぁ、DDは適当に締めてるけど・・・(笑)。

ロックナットを締めた後は、ゆっくりとスプリングコンプレッサを緩めていく。このとき、写真29のようにスプリングの端の位置とスプリングパッドの位置を合わせておくことに注意しよう(スプリング上部も同じ)。


写真29 スプリングの端の位置とスプリングパッドの位置を合わせておく

スプリングコンプレッサを外せたらストラットの完成だ。写真30に完成したストラットを示す。


写真30 完成したストラット

ストラットを車体に取り付けるときは、車体の下側からストラットを入れて、ストラット上部を3個のロックナットで仮止めする。リアストラットは軽いので、一人でも作業できるだろう。

上部が仮止めできたら、ストラット下部を固定する。ここでは、まずストラットの下部にあるボルトの穴の向きと車体側のねじ穴の向きを合わせる。写真31のように、ストラット下部のボルトの穴に棒を入れて、その棒を回して穴の方向を合わせる。


写真31 ボルト穴の方向を合わせているところ

この状態では、ストラットのボルト穴の方が下にあると思うので、写真32のようにハブを足で踏んで位置を合わせ、ストラットの下部を車体側に入れる。


写真32 ハブを踏んで穴の位置を合わせているところ

次に、ボルト(マウンティングボルト)を入れて締めていく。モンローのリフレックスの場合、大きなワッシャが付属しているので、これをボルトに入れておく。このボルトの締め付けトルクは127N・mである。本来なら、加重をかけて締めるのだが、ワッシャがあるので加重をかけなくてもいいのかなぁ・・・? 結局、そのまま締めた。

最後に、写真33に示すストラット上部の3個のロックナットを締めれば取り付け完了だ。このロックナットの締め付けトルクは、22N・mである。

取り付けが完了したストラットを写真34に示す。


写真34 交換後のストラット

あとは、タイヤを取り付けてウマから車体を降ろし、リアシート類をもとに戻せば作業完了だ。

 

なお、今回のショック交換で用意した部品とかかった費用だが、近いうちにフロントショックやロアアームの交換も予定しているので、その際に併せて報告しよう。

現在の走行距離:134,460km


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