2005年10月27日(木)

スラストアーム上の遮熱板加工施工後のブッシュ寿命の検証 − ゴンザレスさんより

ハンドルブレ対策 〜前編〜 − 貧乏若造さんより」、「ハンドルブレ対策 〜後編〜 − 貧乏若造さんより」で貧乏若造さんがスラストアームブッシュ付近に遮熱板を取り付けていたが、ゴンザレスさんも同様のことを2年前に実施しており、その効果を検証するレポートをいただいた。うまく貧乏若造さんからのレポートと繋がったので紹介しよう。


別件で2〜3ヶ月前に、take-Mさんにてリフトアップしてもらった際、イヤなモノを発見してしまいました。

スラストのブッシュにうっすらとクラックが!

「この位だったらまだ大丈夫ですよね。ねっ!」と、むりやりtakeさんに「はい。」と云わせるべく、確認したところ、「まあ・・・暫くは。。。」との答え。とりあえずその場は、見て見ぬフリ作戦でやり過ごしました。

ところが・・・

その前後から気になっていた、高速ブレーキング時のハンドル振れが大きくなってきたので、いよいよ来たか! と早速take-Mさんに見積りを依頼しました。

交換前はM5用を入れていたのですが、寿命が短いということで今回はE32の750用にしてみました。

※750用はM5用に比べ、その車格に見合う乗り味の分、若干柔らかめという事です。

純正とOEM両方で見積もりして貰ったのですが、1つ2,000円位の差があったので、ここは男らしく!「OEMで!」と即答です。

ここから本題・・・

先のレポートで、貧乏若造さんがされていたハンドルブレ対策の遮熱板加工ですが、ちょうどいいタイミングだったので、今回のレポートが、その後の検証になるかと思います。

これが約2年前に断熱シート加工した遮熱板です。

あれから走行は約16,000kmになります。で、2年16,000km走行後のブッシュはこれです。

しっかり中心側にクラックが入っているのが分かるでしょうか?


※右側が遮熱板のある方に付いていたブッシュ

結論としては、ブッシュのダメージは左右同じ位なので、特に熱を持つM30(私のは535)やBIG6系には有効な手段ではないでしょうか?

 

続いて、750用ブッシュに交換ですが、そのままでは面白くないので以前から企んでいた事を、takeさんに無理を言って御願いしてみました。

それは・・・

ブッシュの隙間にシリコンシーラントを埋める!というものです。

埋める前はこんな感じ。(画像は525用ですが、見た目は同じです。M5用と違って、樹脂のカバーが付いています。)

目的は、隙間を埋めることでブッシュに硬さを持たせること、あとはこれで寿命がちょっと延びるかな?というところです。

実は同じような事をtakeさんも考えていたようで、シリコンだとゴムとの剥離が心配なので、ゴムにはゴムを、という方法が良いみたいです。その材料は・・・  take-Mさんに行って聞いてみてください。

打ち込みが完了したブッシュです。

交換作業の様子は、先のDDさんのレポートにあるので割愛します。

さて、交換後に早速、高速を走りましたが、ブレーキング時のブレも無くなり、また慣れになっていた微振動が無くなっている事に気付きました。どっしりとした安定感が戻り、またまた走ることが楽しい車になりました。

ステアリングに伝わる感覚は、M5用を入れた直後の感覚よりも、ほんの少し柔らかめかな?というところです。

えっ?シリコンシーラントを埋めた事による違い?  750用ブッシュそのままで乗ったことが無いので分かりません。。。(^^ゞ


今回は、貧乏若造さんが施工した遮熱板の効果を確認するだけでなく、ブッシュにシリコンシーラント(かな?)を埋める方法をレポートいただいた。

末尾ではあるが、いつもオフ会でお世話になっているだけでなく、レポートまでいただた「関西オカルトチューン実行委員会 委員長」のゴンザレスさんに感謝する。



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