2005年1月27日(木)

テールランプのLED化(本編) − 北海道のおくさんより

前回、「テールランプのLED化(予告編) − 北海道のおくさんより」で予告したレポートの本編(?)が届いたので、早速、報告しよう。


テールライト・ブレーキライトのLED化

以前、思わず入手した、ソケット部が熱で溶けてしまっている赤白テールの使い道がないかなーっと考えていたとき、貧乏若造さんのメンテ記事が目に留まりました。

何となく自分もLEDテールを作ってみたいと思ってはいたのです。しかももっと安く(ごめんなさい貧乏若造さん)、純正っぽくできないかなー、と。

ネットを徘徊していると、ワゴン系な方たちが結構LEDテール加工をしていらっしゃるようです。どうやら純正LEDテールの加工取付が一番手っ取り早そうな感じでした。

そこで得意のオークションを覗くと、トヨタウィッシュで純正クリアレンズに交換して、余った純正赤レンズをオークションに出されている方が何人もいらっしゃいました。ウィッシュのLEDテールは、反射板のできが良く、かなり明るい光を放つ上、テール点灯時は暗く、ブレーキ点灯時は明るく発光させるための回路もついており、あまりLEDについて詳しくない、というか全くのシロートな私としては持って来いの素材でした。そして気が付けば、余り深く考えないで落札してしまったのでした。

材料を用意してしまったら、やるしかないよなぁ・・・(笑)

ということで、安く材料を調達し、LEDの回路設計などを全くしないでも製作できる、しかも明るいE34用LEDテールランプを目指して製作を開始します! (イカリングのときもLEDウェッジ球を使用したし、ホント面倒くさいことが嫌いなんだな、自分・・・)

 

主な材料


DEPO製E34赤白テールレンズ(ジャンク品)

思えばこれを落札したときから物語は始まっていたのだなぁ・・・(遠い目)


今回ゲットしたウィッシュ純正テールライトアッシー(すでに片方LEDを取り外してますが・・・)

LEDは、片側3×3=9ヶ付いています。この個数で十分な光量を発揮するのですから、反射板の威力はあなどれません。

このLED、縦に割った断面が台形の形状をしています。発光色は赤です。白色ではありません。どこかで読んだのですが、なんだかちょっと特殊な(明るい)物のようです。でも私、LEDのこと良くワカリマセン・・・。

 

E34テールレンズ加工

まずはコネクターと配線を全て外してしまいます。それからブレーキバルブ部とテールバルブ部をニッパーでバリバリと破壊してゆきます。

スモールバルブ部内部には、バルブの光をテールレンズ面に均一に分散させるためのレンズカットを施した透明な内部レンズがあります。LEDのツブツブ感をだすには、テールレンズに直にLED光を当てたほうがよいので容赦なく破壊!

ドライバーぶっ刺さしてます(笑)

中のほうまで綺麗に取り去りました。その後、レンズのテールライトとブレーキライトを隔てているリブ部分も綺麗に折り取って、内部を平らにします。上下を隔てているリブ部分は、邪魔にならなそうなので残します。

とりあえず破壊完了! レンズ裏面は、この位破壊しておけばOKでした。最後に内部に飛び散ったプラスチックのカスやメッキの剥がれカスを掃除します。

オクです・・・。

手の皮が剥けたとです・・・。

 

ウィッシュテール解体

まずは、表面のレンズを剥がします。お湯につけたり、ドライヤーで暖めたりすると取れやすいそうですが・・・

どうせLED以外は要らないので、ドライバーなどでバリバリと破壊! 何かもったいないけど・・・段々快感に変わってゆきます(笑)

LEDユニットが、あらわになってきました。この位破壊すれば取り出すことができます。

裏面です。防水パッキンが貼ってあります。

防水パッキンを剥がし、ビス2本を外すとLEDユニットが外れます。

外れたLEDユニット。

LEDユニット横面です。

今回、このユニットの周りの部分を削り取って、ユニット本体はいじらないでそのままE34テールに入れられれば良いなと思っていましたが、この段階でE34テールに合わせてみると、スペース的にはLED2段分くらいしかないことが分かりました。

かといって、上部1段をカットし2×3=6ヶで使用することも考えましたが、LEDの個数が変わるので回路の変更が必要になってしまう・・・

それよりは、加工は必要ですが個数を変えないで取り付けたほうがいいかな・・・と考えました。(そうすれば回路は今のままでいいし)

3段重ねをばらばらにして、間をつめれば入るかも? とりあえずやってみよう・・・

 

ウィッシュLEDユニット加工

LEDユニットを反射板とLED基盤に分解します。これが分解したLED基盤です。プラスチックの成型部品に導電部を取付け、LEDが乗っかっています。

まずは反射板を加工します。3段に切り分けます。シフトレバー交換の時に使った(笑)金のこでサクサク切れます。さすがプラスチック!

3段を切り分けた後、写真のようになるまで周りを切り取ります。ニッパーとカッターでパリンパリン簡単に切れます。

加工した反射板を、E34テールに収めてみます。うーん、良い感じじゃないでしょうか・・・。

まず抵抗などが付いている基盤を外します。ねじ1本です。次は、LED基盤を3段に切り分けます。

また、一番上の段と2段目は基盤の上下方向の幅を狭くしないと上手く収まらないので、ニッパーでパチパチ切り落とします。基盤はプラスチックだから簡単に切れますが、導電部はなかなか切れません。必要な部分を壊さないように注意しながら、大胆に切断します。

このように、細くなりました。

反射板を収めたE34テールに、3つに分かれたLED基盤をのせてみます・・・ 行けそうです!

ここでちょっと話題がそれますが・・・。反射板とLEDの位置関係について

純正状態では、反射板とLED基盤はビスで留まっていますが、その両者はある一定の間隔を保つような構造になっています。

簡略化した図ですが、簡単に説明すると、純正は反射板の裏面表面とLED発光部の下面が大体ツライチ状態になるようにLED基盤に突起が成型されています。

しかし、今回反射板・LED基盤双方とも上下3段にばらばらにしてしまったため、その間隔を保つための突起部分がなくなってしまい、単純に反射板とLED基盤を貼り付けると、反射板に対してLEDが純正状態より奥に入ってしまいます。

右:純正位置 左:奥に入った状態・左上:反射板なし の比較です。

反射板なしは言うまでもありませんが、写真では分かりずらいですが純正位置のほうが奥に入った状態よりもきれいに反射して光量も多いです。

そこで、反射板とLED基盤の間にスペーサーを挟んで、純正状態とおなじ位置で固定してやればOKです。

スペーサーには、ウィッシュテールの残骸を切り刻んで使用しています。どうせ投げるんだし、いいっしょ!(北海道弁)

スペーサーは、ボンドウルトラ多用途を使用して固定しました。マスキングテープで巻いて、仮固定しています。

反射板とLED基盤の間にシリコンコークを充填して強度を出します。これは、フォグとハイビームのHIDバラストを防水加工したときの余りです(笑) 一晩寝かせて乾燥させます・・・。

固まった頃を見計らって、仮点灯!

うおーっスバラシー!! 抜かりなくスモール状態・ブレーキ状態ともにチェック。反射板のキラキラが強烈ですなぁ。

いよいよE34テールにLEDを仕込む準備をします。LEDを仮置きし、丸めた新聞紙などで動かないようにします。

位置決めのため、左右仮点灯! 予想以上に綺麗!明るい!! 感動の瞬間です・・・

E34テールレンズを介したおかげで、良い感じにキラキラが抑えられています。

位置が決まったら、そうっと裏返して得意のコーキングをもりもり充填します。E34テールとLEDの隙間の小さいところを狙って、上下左右・・・ また、上・中・下の3つの間にも、くにくに充填・・・

ホットボンドを使用したほうが良かったかなぁ? でも持ってないしー、まぁいっか。。。

まずはセメダインで反射板とテールレンズをくっつけてからのほうが良かったかなぁ? でももうやっちゃったしー。まぁいっか。。。

そうしてまた一晩養生します・・・

シリコンコークが固まりましたが思ったよりも強固に固定されています。シリコンコーク、なかなかやるな・・・

いよいよ車体取付の準備をします。まず抵抗などが付いている基盤をボディに触れても大丈夫なようにビニルテープで巻き絶縁します。

次に、最初に外したコネクター・配線とLEDの配線を接続します。このとき、私は間違いを犯しました。

余っていた純正テールを見ながら配線をつないだのですが、片側だけを参考に、左右とも同じようにつないでしまったのです。

コネクター内の配線の順番が、左右で違うはずがないと思って。これで試験点灯してみたら・・・ 片側はウィンカーONでテールが付くではありませんか!

純正テール右側です。

純正テール左側です。

このように、左右でコネクター内の配線の順番が違うのでした。

ちなみに、ウィッシュテールLED配線は
  緑に赤線:テールライト+
  緑に黄線:ブレーキライト+
  黒:共通アース
です。もちろん左右共に(笑)

配線も解決し、いよいよ車体取付です。この辺はDD師匠が以前に詳しくレポートされています。

とうとう試験点灯です。これはスモール点灯時。十分な光量です。

これはブレーキ点灯時。すごく明るいです。

ちなみにブレーキの試験点灯は、車庫に転がっていたミラージュのリヤショックをブレーキペダルとシートにつっかえています(笑)

とりあえず、これでブレーキ・テールのLED化は完成です。

台湾製のテールゆえ、パッキンの信頼性によってはシリコンコーク等で対策しないといけないかもしれません。テールレンズとLEDの隙間もシリコンコーク等でふさいだ方が良いかもしれません。

 

ウィンカーのLED化

ここまで来ると、ウィンカーもLEDにしたくなるのは当たり前ですね(笑)

反射板つきのLEDウィンカーを埋め込むことも考えてはいたのですが、構想をまとめる前にウィッシュテール加工を始めてしまいました(笑)

それで、とりあえずその辺で売っている電球置き換えタイプのLEDを付けてみようと思います。

入手したLEDバルブ。

前面だけではなく外周にもチップLEDが内蔵されているものです。ただしソケットではなくウェッジ形状なので、ちょっと加工を施します。

そのLEDは白色なので、赤白テールに入れるにはオレンジ色に発光するようにしないといけません。それでこれを用意しましたが、1本で2,000円近いんですよね・・・ タミヤカラーのクリヤーオレンジで用は足りたかも・・・

LEDウェッジ球をオレンジ色に塗装します。乾くまでじっくりガマンしましょう。

LEDの塗装を乾かす間、ホルダーの加工をします。ウィッシュのテールランプのウィンカーが、ちょうどウェッジ形状なのでこれを利用します。

E34のウィンカー球ホルダーの、先端のつめになっている部分を切りとります。先端から5ミリくらいで切り落とすと、半月状に2ヶに分割されます。これの内部の円錐形の出っ張りをカッター、やすりで削り取ります。

このように、きれいに削り落とします。

そして、この2ヶをウィッシュ用ウィンカー球ホルダーに接着します。使用したのは前出のボンドウルトラ多用途です。

E34テールレンズのウィンカーホルダーが入る穴をじっくりと観察し、つめの向きを合わせて接着します。・・・少々ゆるめになってしまいました。

特に防水性を求める場所ではないので、ビニテを巻いて太くしてごまかします(笑)

E34純正ソケットと、ウィッシュソケット加工の比較です。

ソケットをレンズに組み込み、車体に取り付けます。写っているフィルムケースは、中にウィッシュテールのバックランプ用電球が入っています。これをウィンカーの配線に並列につなぐことでハイフラを防止しています(とりあえず…)

ウィンカー試験点灯!

いまいちですなぁー。いずれ何か良い素材を見つけて改良しなくては(笑)

おまけ(笑)

写っているのがブレーキ点灯用SST(笑)ミラージュのショックです。内装ウッドのシルバー塗装にあわせたステアリングに交換したので、内装はこれで完成!(かな?)

構想から材料の調達、完成まで2週間くらいでしたが、やりがいはありましたが、結構大変でした…

しかし、こういうものができることは確認できた(笑)ので、関心を持たれた方は是非チャレンジしてみてください!!


ウィッシュ用のLEDテールランプを流用するとは、なかなかの名案である。しかし、ここまでやるかなぁ・・・(笑)。

でも、LEDテールランプは、点灯する瞬間の明るさの変化が電球の場合と違ってパッと点くので、ちょっと魅力である。

ちなみに、LED化したウィンカーは、どうしても満足な光量が得られないため、とりあえず電球に戻したそうだ。

末尾ではあるが、北海道E34乗りのDIYマイスターこと、おくさんに感謝する。


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