2021年8月14日(土)

DD2号 ソフトクローズドア取り付け − その4

なんとかモータを取り付けられそうなことがわかったので、ドアロックアクチュエータを交換するとともに、モータもドアに取り付けてみよう。ドアロックアクチュエータは、写真1の赤矢印の3本のボルトで取り付けられている。写真1には交換するドアロックアクチュエータも示す。


写真1 ドアロックアクチュエータ

これを取り外すには、まずドアの中にある、写真2のドアハンドルのワイヤを外す。


写真2 ドアハンドルのワイヤ

このワイヤを外すには、写真2の赤矢印の2か所を引っ張って外す。下側から外したほうが外しやすいだろう。そして、T-30の3本のボルトを外すと、写真3のようにドアロックアクチュエータを外すことができる。


写真3 外したドアロックアクチュエータ

写真4に外したドアロックアクチュエータと、ソフトクローズドアユニットのドアロックアクチュエータの比較を示す。


写真4 ドアロックアクチュエータの比較

ソフトクローズドアユニットのドアロックアクチュエータ(右)のほうが随分大きいのがわかるだろう。これをドアに入れるためには、パワーウィンドウの後ろ側のレールを外さないといけない。ということは、ウィンドウガラスも外さないといけない。マジか? チョーメンドクサいけど、仕方ないな・・・。

まずは、写真5のようにウィンドウガラスがドアから出ている部分の高さを350mmぐらいに調整する。


写真5 ウィンドウガラスの高さの調整

そして、パワーウィンドウが不用意に動かないように、写真6のパワーウィンドウのモータのコネクタを外す。


写真6 パワーウィンドウモータのコネクタ

ウィンドウガラスの高さを350mmに調整すると、写真7の位置にT-45のボルトの頭が見えるはずだ。


写真7 ウィンドウガラスを固定しているボルト

このボルトを外す。これでウィンドウガラスの後ろ側の固定が外れる。今度は、写真8の位置にあるウィンドウガラスの前側の固定を外す。


写真8 ウィンドウガラスの前側の固定の位置

写真8の赤矢印の裏側にガラスについている短いレールとプラスチックのスライドピースがある。このスライドピースを外すために写真9のクリップを引き抜く。


写真9 スライドピースの固定クリップ

写真10に引き抜いた固定クリップを示す。


写真10 引き抜いた固定クリップ

これでウィンドウガラスがフリーになったので、写真11のようにガラスの両側を手で持って、後ろ側を引き上げてから、後ろ側にスライドさせるとガラスを外すことができる。ガラスを外す前に、インナーストリップも外しておこう。


写真11 ウィンドウガラスの外し方

外したウィンドウガラスは傷がついたりしないように、写真12のクッション性のあるものの上に置いておこう。でも、ガラスを外すのって、結構緊張する。


写真12 外したウィンドウガラス

ガラスの下の方は普段ドアの中に入っており、かなり汚れているので、写真13のようにこの機会にウェットティッシュ等で拭いておくといい。


写真13 ガラスの汚れを拭いているところ

ガラスが外せたら、パワーウィンドウの後ろ側のレールを外すことができる。写真14に見える10mmのナットを外すとレールの上側が外せる。


写真14 レール上側の固定ナット

同様に、ドアの下側にある2つの10mmのナットを外せば写真15のようにレールを外して動かすことができる。


写真15 レールを動かしたところ

これでスペースができたのでドアロックアクチュエータやモータを入れることができる。まずは、写真16のようにドアロックアクチュエータを入れる。


写真16 ドアロックアクチュエータを入れているところ

これを固定するため、写真17のように3本のボルトを取り付ける。取り外したドアハンドルのワイヤも取り付けておこう。


写真17 ドアロックアクチュエータの取付ボルト

ドアロックアクチュエータを取り付けたら、次はモータだ。写真18のような方向で取り付けられるはずだ。


写真18 モータの取付方向

写真19のように、これをドアの内側に入れる。ドアロックアクチュエータとモータを接続するワイヤが、ウィンドウのレールより手前に来るようにしておこう。こうしておくと、ウィンドウを開けたときに、ウィンドウガラスとワイヤが干渉しない。このモータを取り付けるときは、エアバッグのセンサーを一旦外した方がいいかもしれない。


写真19 モータをドアの中に入れているところ

プレートのボルトが写真20のように出てくるので、M6のナットで固定する。これで取り付けOKだ。


写真20 モータを取り付けたところ

ここまでできれば、パワーウィンドウのレールを元に戻し、ウィンドウガラスも元に戻そう。元に戻すときには、写真21のガラスについている短いレールにスライドピースが入るように取り付ける。スライドピースを固定する金属クリップも忘れずに。


写真21 ウィンドウガラスのレール

取り付ける前に、写真21の赤矢印のレール内側にシリコングリスを塗っておこう。ウィンドウガラスが取り付けられたらT-45のボルトで固定するのだが、固定する際にガラスの前後の位置を調整できる。インナーストリップを取り付けた後、写真22のようにガラス位置がストリップの端に来るように仮固定し、実際にドアを軽く閉めてみて、ガラスの前後位置が適切になるように調整してからT-45のボルトを締める。


写真22 ウィンドウガラス位置の前後調整

さて、ここまでできたら、残りは配線だな。続く・・・・。



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