2021年1月2日(土)

DD2号 冷却水漏れ − 部品交換

冷却水が漏れているエクスパンションタンクからラジエターのホース部分の交換部品が届いたので、早速交換したので報告しよう。写真1に交換した部品を示す。


写真1 届いた冷却水ホース

部品番号は 17127521775 で、価格は1,439円(送料込み)であった。まずは、交換前にエクスパンションタンクからある程度冷却水を抜いておこう。先日からの冷却水漏れでかなり冷却水が漏れており、漏れた冷却水の代わりに水道水を補充していた。そのため、車両に入っている冷却水はかなり薄くなっている。そこで、エクスパンションタンクから冷却水を1.5リットルほど抜き、薄める前の原液のクーラントを入れることで冷却水の濃さを調整しておきたいからだ。写真2に冷却水のエクスパンションタンクを示す。


写真2 エクスパンションタンク

ここから冷却水を抜くのに、写真3のようなSSTを用意した。


写真3 冷却水を抜くSST

これは洗瓶の先を切って、シリコンホースを繋いだものだ。春になって石油ファンヒーターを仕舞うときにタンクから石油を抜くのにも便利なので、一つ作っておくことをお勧めする。このSSTを使って、写真4のようにエクスパンションタンクから冷却水を抜いていく。


写真4 冷却水を抜いているところ

抜いた冷却水は2リットルのペットボトルに入れた。写真5のように1.5リットル強ぐらいの冷却水を抜いた。


写真5 抜いた冷却水

では、ホースの交換だ。まずは、写真6のようにラジエター側のホースを外すため、その周りをタオルで養生し、マイナスドライバーでホースバンドを外していく。


写真6 ホースバンドを外しているところ

マイナスドライバーやペンチでグリグリやっていると、写真7のようにホースバンドが外れてくる。


写真7 外れてきたホースバンド

写真8に外したホースバンドを示す。これは再利用不可のものだ。


写真8 外れたホースバンド

ホースバンドが外れれば、ラジエター側のホースを外すことができる。一方、エクスパンションタンク側のホースは、写真9のように金属のクリップをマイナスドライバー等で上に持ち上げてロックを外す。


写真9 ロックを外しているところ

写真10のようにクリップが上に持ち上がるはずだ。E63の冷却水周りには、よくこの構造のロックが使われているので、外し方を覚えておこう。


写真10 ロッククリップを持ち上げたところ

これでロックが外れたので、写真11のようにホースを外すことができる。


写真11 エクスパンションタンク側のホースを外したところ

このホースのロック部分だが、ロッククリップが押し込まれているときには、写真12のようにホース内側の2か所にクリップが出ている。


写真12 ロッククリップが押し込まれているとき

一方、ロッククリップを引き上げたときには、写真13のようにホース内側のクリップがなくなり、ロックが外れるようになっている。


写真13 ロッククリップを引き上げたとき

エクスパンションタンク側のホースを外したら、写真14のようにラジエター側のホースも外す。


写真14 ラジエター側のホース

これで古いホースを完全にフリーにすることができる。写真15に新旧のホースの比較を示す。


写真15 新旧のホース比較(上:新、下:旧)

新しいホースは梱包の関係でパイプを曲げて送ってきたので、パイプが曲がったままだ。写真16にエクスパンションタンク側の接続部分の新旧比較を示す。


写真16 エクスパンションタンク側のホース比較

古い方には、
 1712370
 PA66 GF30
 NW 8/90°
と書かれているが、新しい方には
 FIT FOR
 PA66-GF30
としか書かれていない。PA66-GF30って、いわゆるナイロン66のことじゃなかったっけ? それはさておき、エクスパンションタンク側のホースはロッククリップがあるので簡単に取り付け可能だ。ラジエター側は、写真17のようにしてホースを差し込む。


写真17 ホースを差し込んでいるところ

そして、写真18のようにホースバンドを締めこんで留める。このとき、あまり無理に締めこまないほうがいい。締めすぎてパイプ等を壊すぐらいなら、緩めで冷却水が漏れたほうがマシだからだ。


写真18 ホースバンドで留めたところ

交換が完了したら、写真19のようにBMW純正のクーラントを入れる。このクーラントは水と1:1に希釈して使うものだが、ここでは原液のまま1.5リットル入れる。


写真19 クーラントの原液を入れているところ

ケチなDDが純正のクーラントを使っているのは、日本車用のものを使うと冷却水系が錆びてくることがあるらしいからだ。確かに、以前に乗っていたE34のDD号は、DDが購入する前に日本車用のクーラントを使っていてヒーターバルブに酷い錆が発生していた。なお、クーラントの原液を1.5リットル入れてもエクスパンションタンクの規定量に届かなかったので、写真20のように抜いた冷却水を0.2リットル程度補充した。


写真20 冷却水を入れているところ

冷却水を入れたので、念のためエア抜きしておこう。DD2号は電動のクーラントポンプと電動弁によるサーモスタットが付いているので、エンジンをかけなくても基本的なエア抜きができる。ただ、バッテリーの電気を消費するので、まずは写真21のようにバッテリーに充電器を接続する。


写真21 バッテリーに充電器を接続したところ

その後、エンジンをかけずにイグニッションをONにし(ブレーキペダルをふまずに、ENGINE ONボタンを2回押す)、写真22のように、エアコンをAUTOに、風量を最小に、温度設定を最大にする。


写真22 エアコンの設定

そして、アクセルペダルを10秒以上踏み続けると、エア抜きモードに入る。写真23のようにエンジン側にいると、冷却液が流れる音が聞こえるはずだ。


写真23 冷却水のエア抜き中

このエア抜きプロセスは12分で勝手に止まる。これで作業完了だ。

一度エンジンをかけて走行した後、エンジンを冷ました状態でエクスパンションタンク内の冷却水の量をチェックし、少なければ追加しておこう。


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