2020年12月31日(木)

E39 ラジエター・ニップルの交換 − 白壁散策さんより

今回も白壁散策さんより、E39のラジエター・ニップル(Radiator Nipple Elbow)交換のレポートをいただいたので紹介しよう。 


前回の作業 (エクスパンション・タンク交換)で見てしまったラジエター・ニップルからのLLC漏れ。 パーツ(Ebayで購入)が到着したので本日、交換しました。単品で 約\3000.-  5本セットで 約\5,000.- 共に送料込み。 手配に悩む価格設定。

検索キーワードは「e39 radiator elbow nipple」  品番  「17110419132」。Behr Hella Service がパーツを供給。 ※今はMAHLEグループですけど。 余談ですが調べていたら「MBのSL R129 モデル」も同一パーツを使っているようですね。

作業自体は簡単なのですが注意点がいくつかあります。

@ ニップルの先端部(爪)は高確率で折れます。 無傷での取り外しは奇跡です。

A 作業時はラジエターからLLCを抜いてアッパーホースを外し、開口部に落下物の受け皿となる
   物を必ず入れといて下さい。

B 開口部からソケットを入れる時はソケットに落下対策(紐で結び落とさないように)をして下さい。

ニップルの取出しパターン。

@ ドライバー等で「優しくこじて」引き抜く。 

A 開口部からソケット(10mm or 9mm)を挿入し、下から押し上げる。

B @とAの組み合わせ。

不幸にしてニップル先端部の一部が破損しラジエター内部に落ちた時・・・。あるサイトの議論でラジエターの構造から見て悪影響をもたらす可能性はとても低い。  気になるようであればラジエターを外し、天地を逆にして欠落したパーツを取り除くとありました。

【作業風景】

ジャッキ・アップしてアンダーカバーを外しラジエター内のLLCを回収します。ドレン・ポルトは左に廻して下方向に引き抜きます。

シュラウドを固定しているピンをドライバー等で外します。

ラジエター側のニップルに接続されているホースを外します。

ニップルの接合部(前後)にマイナスドライバーを差し込み「優しくこじて」ニップルを押し上げる。差込み困難と思ったらハンマーで優しくコンコンしながら打込んでください。 「スクレパー」とか「ノミ」は形状的に適しています。 ドライバー使用時は精密ドライバ⇒小さいドライバー⇒大きいドライバの順で。

「優しくこじて」いるとあるタイミングでニップルが飛び出る or 取り出せるようになりますが、先端部は画像のような欠損状態になっているかと思います。 無傷は奇跡的な状態です。

※ ニップルの芯が折れて残ってしまった時は押し込んで受け皿でキャッチして下さい。私は、受け皿用意必要と知っていながら何を血迷ったか受け皿を用意せずでやったので、破片はラジエタの底で寝ています。 後日、スマホ用の内視鏡で確認して取り出します。

新しいニップルのOリング部分又は全体にシリコン・グリス(シリコン・スプレー)を薄く塗り、セットする向きに注意して押込みます。押込み完了は「パチン」と音がするので分かります。

後は逆手順で元に戻し、エア抜きをしたら終了です。

最後に
  このニップルそこそこの値段しますが、旅行先などでトラブルに見舞われた時には簡単に対応できるので、車に常備もありかなと思いました。ラジエター交換は正論ですがニップルだけの交換もアリかも知れません。ニップルの新旧比較をしたところ、「Oリング」の厚みが全然、違ってました。倍近く違います。


ニップル自体の交換はそれほど難しくないようだが、値段が・・・。もしかして、ディーラーで純正パーツを購入したほうが安いかもしれないという値段だ。末尾ではあるが、いつも有益な情報をいただく白壁散策さんに感謝する。


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