2019年11月23日(土)

DD2号 車検の準備  − クーラントの交換

今回のレポートも車検準備としてクーラントの交換報告だ。詳しい手順はこのレポートを見ていただくとして、レポートではその雰囲気だけ。

まずは、写真1のようにフロント側をジャッキアップしてウマをかけ、アンダーカバーを外す。車の下に潜るので、必ずウマをかけよう。


写真1 ウマをかけてアンダーカバーを外したところ

下から、ラジエターの右裏を覗くと写真2のようにクーラントのドレインが見える。


写真2 クーラントドレイン

赤いコックを緩めると、このドレインからクーラントが排出されるのだが、その真下には別のホースがあって、そのまま排出するとクーラントがホースに当たって飛び散ってしまう。そこで、今回は写真2のように細めの散水ホースの切れ端を用意した。


写真3 散水ホース

写真4のように、これをドレインに差し込むとジャストフィット!


写真4 散水ホースを差し込んだところ

この状態で下にクーラントの受け皿を置き、赤矢印のコックを緩める。そして、写真5のようにクーラントタンクの蓋を開ける。


写真5 クーラントタンクの蓋を開けたところ

すると、写真6のようにクーラントが排出される。

ドレインからクーラントが出なくなったら、写真7のようにドレインの下にあるホースを外す。これを外すともう少し残ったクーラントが出てくる。そのため、ホースのコネクタのワイヤをピックツールで引っ張る。


写真7 ワイヤを引っ張っているところ

すると、写真8のようにワイヤが少しコネクタからずれたようになる。


写真8 コネクタからずらしたワイヤ

この状態になると写真9のようにホースを外すことができる。


写真9 ホースを外したところ

ホースを外すとクーラントが出てくるので、下に受け皿を置いておこう。クーラントがすべて排出されたら、ホースを再接続し、赤いコックも締めておく。新しいクーラントを入れた後にはエア抜きをするのだが、E63のクーラントポンプは電動なので、エア抜き中にバッテリーの電気を消耗する。そのため、写真10のようにバッテリーに電源を接続してバッテリーの負荷を軽減しておこう。


写真10 バッテリーに電源をつないだところ

今回、用意したのは写真11のようなクーラント2本だ。これはかつて6本6,000円で売っていた時に買いだめしておいたものだ。


写真11 新しいクーラント

これを写真12のようにジョウロに入れる。


写真12 ジョウロにクーラントを入れているところ

そして写真13のように、これをクーラントタンクから静かに入れていく。


写真13 クーラントを入れているところ

2本分のクーラント計3リットルを全部入れたら、写真14のように水を入れる。


写真14 水を入れているところ

クーラントタンクにそこそこの水を入れても、写真15のようにタンクの口からエンジ色の棒が出てこない。あれ?


写真15 クーラントタンクの口

覗き込むと、写真16のようにクーラントの量を測るエンジ色の棒が根元から折れているようだ。マジで?


写真16 タンクの口から覗いたところ

まぁ、適当に水を入れておこう。その後、エンジンをかけずにイグニッションをONにし、写真17のようにエアコンの温度を最大、風量を最小にしてからアクセルペダルを10秒以上踏み込んで、エア抜きプロセスを開始する。これには約12分ほどかかるようだ。


写真17 エアコンの設定

エア抜きプロセスが終わったら、最後にクーラントタンクに水を補充して作業完了だ。これでとりあえずの車検準備はできたかな?



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