2015年11月7日(土)

DD2号 リアブレーキキャリパーのオーバーホール − リアも大口径化

先日、DD2号のフロントブレーキローターを大口径化したが、そうなるとリアブレーキも大口径化したいところだ。現在のDD2号(E63 630i)には320mmφ×20mmのリアブレーキローターが付いているが、ちょっと調べてみると、E60の545i、E63の650i、E65なんかでは345mmφ×24mmのリアブレーキローターが付いている。345mmφって、不必要にデカくないか・・・? でも、大きいローターが取り付けられるとなると交換してみたいところだ。

そんなことを思いながら某ネットオークションを徘徊していると、E60のリアブレーキキャリパーとリアブレーキローターが格安で出品されているのを見つけた。E60のリアブレーキローターには、320mmφのものと345mmφのものがあるが、出品物はどうやら345mmφのものだ。というわけで、ついポチッと・・・。

送られてきたリアブレーキキャリパーを写真1に示す。格安なだけあって、ブレーキパッドとそれを留めるクリップ(バネ金具)が付属していない。


写真1 購入したリアブレーキキャリパー

フロントブレーキキャリパーと同様に、これも取り付ける前にオーバーホールしてシール等を交換しておこう。キャリパーシールキットはフロント用を購入したラトビアの部品商から購入した。ここは、いろんな部品を格安で探してきてくれるし、送料も安く到着も速いので、最近よくここから部品を購入している。今回は、ついでにブレーキパッドを留めるクリップ(バネ金具)も購入した。写真2、3に購入したキャリパーシールキットを示す。


写真2 キャリパーシールキットの外箱


写真3 キャリパーシールキットの中身

まずは、写真4のように7mmの六角レンチを使って、ガイドボルトを外す。


写真4 ガイドボルトを外しているところ

外したガイドボルトを写真5に示す。


写真5 ガイドボルト

ガイドボルトは2本とも同じ長さである。でも、随分汚れているなぁ・・・。

さて、ガイドボルトが外れてキャリパーとキャリパーサポートが分離できたら、まず写真6のようにブラシで簡単に汚れを落としておく。


写真6 汚れを落としているところ

その後、写真7のように自転車用タイヤの空気入れを使ってキャリパーからピストンを取り出す。ピストンが出てくると同時にブレーキフルードも出てくるので、新聞紙を分厚い目に敷いたうえで、薄いビニール手袋をして作業しよう。今回のキャリパーはシールが劣化していたためか、ピストンを取り出すのに少し苦労した。といっても、何度かトライすると出てきたのだが・・・。


写真7 自転車タイヤの空気入れでピストンを取り出す

ピストンが出てきたら、写真8のようにキャリパーやキャリパーサポートとともに丸洗いする。


写真8 キャリパーを丸洗いしているところ

今回は風呂場ではなく庭にある水道で丸洗いした。なぜなら、今日は嫁さんが自宅にいるからだ。間違ってもこんな日に風呂場で車の部品を洗浄してはいけない。我ながら冷静な判断だと思う(笑)。洗浄後は、いつものようにキャリパーを熱めの湯につけて温かくした後、取り出して乾燥させた。その後、写真9のようにシリコングリスとシールキットを使ってキャリパーを組みなおしておいた。


写真9 キャリパーを組みなおしたところ

やはり今回もピストンの新しいブーツが付け辛かったが、ハンマーで縁を軽く叩くと綺麗に納まった。あまり強く叩くとブーツが破れそうなので、軽く叩いた方が良さそうだ。

キャリパーのオーバーホールができたら早速DD2号に取り付けてみたいところだが、ブレーキパッドがない(笑)。近いうちにブレーキパッドを購入して取り付けよう。



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