2014年3月19日(水)

天井の貼り替え 第2章 − siegrさんより

今回は、天井の貼り替えレポートの第1章の続きとして、第2章のレポート「爪が全部ないやん」をいただいたので紹介しよう。 


第2章 「爪が全部ないやん」

これは見ての通りサンルーフのモーターカバーから表皮を引っぺがしているところである。すでに剥がれてしまっているので速攻でコンビニ袋などで包んでホカしてしまうことをお勧めする・・・。ベタベタで臭う。

劣化スポンジを取り除く。ナイフやブラシを使って・・・、最後はパーツクリーナーで清掃する。

爪が全部ない・・・。今までは両面テープでとりあえずくっつけていたのだが・・、さあ、どうしよう・・・。

これは1mmのアルミ板を約30×10mm程の短冊に切って、10mmと20mmのL字に曲げたものと、リベット&リベッターである。安直に爪の代わりをアルミ板で作ろうということだが・・・。それなりに結果的なノウハウが発生したのでここに記しておく。

こんな風に配置して仮付けしていく。基本的に元の爪痕・・・、ちょっと悲しいフレーズ「爪痕」にひっつけるが、やや配線などで個体差があるので必ず現物合わせをしてもらいたい。最悪、配線を傷つけると車両火災などのトラブルに繋がるのでこの作業は慎重に・・・。

仮付けした状態で下穴を開ける。3.2mmのキリで穴を広げないように気を使う。

清掃の済んだ表面(室内側)に皿加工を行う。リベットの頭が埋まれば良いので、深追いを避けるように気をつける。皿ビスとナットを使用する場合には、僅かに皿の頭が埋没するように注意する。これは、この後貼り付ける生地が凹を吸収しやすい(凸はごまかしにくい)という特性による。

リベットで爪もどきを固定する。リベッターを使えば簡単な作業である。

例によって、接着面に捨て吹きを行う。生地のほうにも吹いておく。

面の貼り付けをしたら、裏の折り返しを行うが取り付けの際の収まりを考えて、コーナー部分のスポンジをちぎり取る。これは、本体をダンボールなどに強めに押し付けながら紙を裂くようにするとうまくいく。間違っても表面のスポンジをちぎらないように注意したい。細かい貼り付けはスプレーボンドでは難しいので、G17等のチューブ入りを使った。端っこの押さえ込みは木片やコルク栓などを使ってしっかり行う。

こんな感じに仕上がった。スイッチ部分は端まで追い込んでいない。スイッチを入れる時に押し込むように、甘めの切り込みで十分である。

固定した爪もどきを爪として機能させるべく曲げてやる。っと言っても立ち上がった20mm部分を、10mm部分でくの字に曲げるだけで良い。このとき曲げを繰り返すと折れるのでご注意あれ。

仮に取り付けてみるとこんな感じ。コーナー部分の収まりも良好。

裏はこんな感じ。頻繁に取り外すようなカバーではないので、アルミの爪で十分と判断した。爪は現物に合わせて若干の調整が必要。実装してスイッチの操作などを行ったが、しっかりしていて落ちてくる心配は全くない。(嬉しい)

しょうもない部品に手間暇がかかってしまった。次は色変えの肝といえる作業だが、思っていた以上に簡単で綺麗に仕上がったと思う。多分すでに理解している方もおられると思うが、素人の特権でそれなりに時間と手間を惜しんではいけない。

第3章「このスプレー缶・・・、高いね〜」に続く。


このレポートをよく読むと、貼る際のノウハウが非常に細かく書かれている。同様の作業やってみたいという人は、実際に上記の作業をシミュレーションしてみて、siegrさんの記述がどのようなノウハウなのかを一つ一つ確認しておくといいだろう。

末尾ではあるが、非常に有用なレポートをいただいたsiegrさんに感謝する。第2章に続く・・・。



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