2004年10月7日(木)   2004年10月12日(火) 追記

レインセンサー「天下雨滴」 − 使用した感想

レインセンサー『天下雨滴』 − 取り付け編」でレインセンサー「天下雨滴」をDD号に取り付けた様子を報告したが、今回はそれを使用した感想について報告しよう。まずは、総評から・・・。

総評:

総評としては、非常にいい装置である。特にセンサー部分とその制御アルゴリズムが秀逸である。センサー部の大きさが限られているため、若干、ワイパー動作のタイミングが早かったり遅かったりする場合もある。しかし、フロントガラスへの雨滴の付き方によるワイパー動作のタイミングを自分の好みに調整することができ、そのタイミングは十分満足できるものである。

DDのようにワイパーが嫌いな人には非常に重宝する装置である。取り付けも比較的簡単だ。ただし、正規の価格(約30,000円)の価値があるかどうかは疑問である。キャンペーン中の価格(14,500円)なら「買い」だろう。

以下では、その詳細について報告する。

まず、前提としてDDがどの程度レインセンサーを使用したかについて報告しておく。DDがこれを使用した経験は、雨天の昼間に2回、夜間に1回である。なお、レインセンサーのセンサー部にはセンサー感度の調整ダイアルがついており、DDは最初の雨天走行時に2回ほど調整しておいた。また、DD号のフロントガラスには撥水剤が塗ってある。以下の感想は、これらの条件による使用経験に基づくものである。

次に、評価の観点を説明しておく。レインセンサーの評価は、「機能性」、「使いやすさ」、「その他」に分けて述べているが、すべてDDの主観に基づくものである。

 

機能性について

レインセンサーの機能は、「適切なワイパー動作で雨天時の視界を確保する」ものである。もちろん、常に最高速でワイパーを動作させていれば、視界は十分確保できるが、ワイパー嫌いの人間にとっては、非常にうっとうしいだろう。すなわち、レインセンサーの機能性は、「如何に最小限のワイパー動作で雨天時の視界を確保できるか」ということに集約される。

このポイントは、降雨量に応じて、「できるだけワイパーを動かさないこと」と「雨天時の視界を確保すること」とのバランスを適応的にうまくとることである。

雨天時の昼間では、降雨量が多い場合と少ない場合についてレインセンサーを動作させてみた。結果として、降雨量が多い場合も少ない場合も適切にワイパーを動作させることができた。すなわち、フロントガラスに雨滴が多く付着してきて「視界が悪くなってきたかな〜」と思ったときにワイパーが動作する。もちろん、センサー部のフロントガラスに付着した雨滴しか検知できないので、多少ワイパー動作のタイミングが早い場合や遅い場合もあるが、全体として満足できる動作である。雨が非常に少ないときは、ワイパー動作間隔が1〜2分なんてこともある。もちろん、これらの動作はセンサー部の感度調整ダイアルによって自分の好みに調整できる。


フロントガラスに雨滴があまり付いていないとき


雨滴により視界が悪くなると、ワイパーが動作する。

一方、雨天時の夜間では、降雨量が少ない場合のみしかテストしていない。しかし、基本的には昼間の動作と変わることなく、適切にワイパー間隔が制御されている。これも満足できるものであった。ただ、夜間では、道路周囲にあるネオンサインやライトがフロントガラスの雨滴に乱反射し、一瞬視界が悪くなることがある。まぁ、これはレインセンサーを使っていても使っていなくても同じなので、レインセンサーの動作が不適切であるとは言えない。

 

使いやすさについて

使いやすさは、認知性(わかりやすさ)と操作性(操作しやすさ)について評価する。

認知性(わかりやすさ)については、単にワイパーレバーを間欠ポジションにすれば動作するので、操作方法はわかりやすい。ただ、レインセンサーが動作しているかどうかの表示は運転席からは見えない。そのようなフィードバックがない点では認知性が高いとは言えない。

操作性(操作しやすさ)については、単にワイパーレバーを間欠ポジションにすれば動作するので、操作性が高い。また、センサー部の感度調整ダイアルはペンのような先の細いもので操作しないといけないので、操作性がいいとは言えない。しかし、これは運転中に感度調整ダイアルを調整できないようにするためであり、適切な処置だろう。


ペン先で感度調整ダイアルを調整しているところ

 

その他

その他、気付いた点について記述しておく。

まず、問題点であるが、車を降りるときにレインセンサーを消し忘れやすい(ワイパーレバーをOFFの位置に戻すのを忘れやすい)ことがある。特に小雨の場合は、ワイパー動作間隔が非常に長くなるために、車を駐車した際にワイパーを動作させていることを忘れてしまう。ワイパーレバーを間欠位置にしたまま車を駐車すると、レインセンサーが動作したままになり(もちろん、ワイパーは動作しないが)、さらに、次に車のエンジンをかけたときにワイパーが動作してしまう。ヘッドライトの消し忘れ警告のように、車を駐車したときにワイパーレバーの戻し忘れ警告が必要であろう。

レインセンサーには、おまけ(?)の機能として、駐車時にセンサー部が点滅する機能がある。点滅パターンは2種類あり、それがランダムに繰り返されるようである。発光は白色でそんなに明るくないので、実際には夜間しか点滅しているのが見えないが、ダミーセキュリティとしては有効であろう。特に、点滅パターンが変化するので、あたかも何かを検知しているように見える。

レインセンサーはティンテッドガラス(フロントガラスの上部に色が付いているもの)に取り付ける際には、色の付いている部分を避けてセンサーを取り付けなければならない。そのため、DDが取り付けた位置より少し下になるだろう。その場合は、レインセンサーのHPにある型紙を利用してフィルムを貼り付けた方が格好いいと思う。

レインセンサーによりワイパー動作を最低限にできるため、ワイパーゴムの寿命は延びるだろう。しかし、レインセンサーの価格に比較すると、ワイパーゴムの価格は微々たるものなので、コスト比較によるメリットの議論はナンセンスである。

 

総評

レインセンサーを3回しか使っていないので結論を出すことはできず、その少ない使用経験からの感想しか言うことはできない。

総評としては、非常にいい装置である。特にセンサー部分とその制御アルゴリズムが秀逸である。センサー部の大きさが限られているため、若干、ワイパー動作のタイミングが早かったり遅かったりする場合もある。しかし、フロントガラスへの雨滴の付き方によるワイパー動作のタイミングを自分の好みに調整することができ、そのタイミングは十分満足できるものである。

こう言ってはメーカーの方に失礼だが、「天下雨滴」という少しふざけた(?)ネーミングからは、もう少しいい加減な装置かという印象を持っていた。しかし、センサーの仕組みと動作させたときの制御アルゴリズムを見ると、非常によくチューニングされていて完成度は高い。

DDのようにワイパーが嫌いな人には非常に重宝する装置である。取り付けも比較的簡単だ。ただし、正規の価格(約30,000円)の価値があるかどうかは疑問である。キャンペーン中の価格(14,500円)なら「買い」だろう。

上記では「ワイパーが嫌いな人には非常に重宝するだろう」と書いたが、逆に言うとワイパー動作が全く気にならない人には無用の長物である。実際、DDの嫁さんはワイパー動作が全く気にならないので、レインセンサーは必要ないと言っている。

最初に断ったように、DDはまだ3回程度しかレインセンサーを使用していない。その後、レインセンサーを使用して、評価が変わることがあったり気付いた点があれば追記する。

(DD注) 
今回の感想は、わざと厳しく評価したところもある。それは、プロのライターが雑誌に書くようなお世辞ばかりの製品紹介記事のようにしたくなかったためである。DDは本当にいい製品だと思っているので、メーカーの人はこの記事にクレームを付けないようにお願いしたい(笑)。


2004年10月12日(火) 追記

一つ書き忘れていたことがあったので忘れないうちに追記しておく。

レインセンサーには、ダミーセキュリティのようにセンサー部が点滅する機能があると書いたが、その機能は本体内部のスイッチでON/OFFすることができる。すでにセキュリティを取り付けている方は、二つのランプが点滅しているとおかしいので、OFFにしておいたほうがいいだろう。



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