2020年10月13日(火)

E36 パワステホース交換 − チロリンさんより

今回はチロリンさんより、E36のパワステホース交換のレポートをいただいたので紹介しよう。 


さご無沙汰しております。チロリンです。

涼しくなったと思ったら、朝晩は肌寒くなってきましたがいかがでしょうか。 パワーステアリングのホースを春前に交換いたしましたので、遅くなりましたがご連絡いたします。普通の交換は他にも多く掲載がありあまりネタには適さないと思いますので、お財布にやさしい貧乏性を重視した作業のご報告です。

前にご連絡いたしましたが、ラック交換後にパワステフルードが漏れてきました。ホースのオイル漏れ、これも定番の箇所のようです。前にも漏れ、バンドを絞め直す事でしのぎましたが、ホースのゴムの繊維まで切れると繊維を伝いオイルが出てくるようになり、バンドを絞めても漏れが止まらなくなるようです。怪しいのが2本のホース。漏れているのが1番と7番のようです。

価格を調べるとけっこうするようですので、考えました。国産の汎用油圧ホースで事が足りるのではないかと思い調べてみました。ノギスを片手に、下から覗き込みます。某タイヤメーカーのEXCEL−150が1番のタンクからポンプへのホース、PA0308が7番のラックからタンクへの戻りに使えそうです。

7番はトロンボーンみたいな金属パイプに連結されている部分のカシメを外し、バンドでとめれば完成できそうです。どちらもそれほど圧力はかからないようですので、内径が合い、耐油性があればあまり神経質にならなくても良い感じです。

気がつけばポチッとな。(豚もおだてりゃ木に登る) 1mあたりの切り売りで、1mも必要ありませんでしたが、安かったです。しかも安心?の日本製。老舗のゴムメーカー製品。

そして交換を始めます。

今回良く見ると太いほうの1番の方だけの漏れでありました。特に説明することもない内容ですが、ポンプ側のホースを抜きオイルを受け、タンクから外すだけの作業でしたが、ホースが硬くプラスチックのようになっていて、タンクから外すのが困難でした。力を入れすぎ、20年以上経った樹脂のタンク出口を折ってしまうのに気を使いました。

途中ギブアップになりまして、ホースを切りました。20年以上ありがとうございました。ホースを外した後はめがねなしで下から見てはいけません。赤黒い目薬が目に入るかもしれません。まばたきしやすくなるでしょうか? なのでカメラに見ていただきました。幸いレンズに注油をすることには至りませんでした。

そして新しいホースを同じ長さに切ります。純正は曲がりがありますが、柔軟性があるホースなので、問題はありませんでした。

めっちゃ普通にゴムホースです。柔軟性抜群!!体内の血管もこうありたいものです。後は普通に取り付け、バンドを再使用してオイルを入れ終わりました。

7番の細いほうは漏れがありませんでしたので、そのまましまいました。出かける用事があり、太いほうを外すのに手間取りタイムアップの表示がホースから出てきたような幻覚が見えました。

そして終わろうとした時、ブッシュのゴム類に亀裂があるのが見えたような気がしました。が、今日は見なかったことにしました。今日はこのくらいで勘弁してやることにしました。


国産の高耐熱耐油ホースが使えるのは有用な情報だろう。E36だけでなく、他の車種も場合によっては国産のホースが使えそうだ。きっと最後に見えたブーツ交換のレポートも近いうちに届くだろう。いつも有益な情報をいただくチロリンさんに感謝する。



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