2019年12月28日(土)

DD2号 エンジンの振動 − ノックセンサーの交換

エンジンが温まってくると低回転時の上り坂等で酷いノッキングのような振動が出るDD2号だが、いまだに原因がわからずにいる。「ノッキングのような振動」ということを考えてみると、ノックセンサーの可能性も考えられないことはない。一般的には、ノックセンサーが故障すると警告表示が出るみたいなのだが、変な壊れ方をしていないとも限らないので、ノックセンサーを交換してみることにした。

いろいろ調べてみると、ノックセンサーはインテークマニホールド(インマニ)の下にあるらしく、インマニを外さないと交換できないらしい。かなりめんどくさそうだが、まぁやってみるか・・・。

まずは、写真1のようにフロント側にウマをかけて、アンダーカバー2枚とアルミパネルを外し、下側からエンジンにアクセスできるようにしておく。ほとんどの作業は上からアクセスできるが、一部、下からのほうがアクセスしやすい作業があるからだ。


写真1 ウマをかけたところ

そして、写真2のようにマイクロフィルタボックスとその下のトレイを外す。手順は、このレポートを参照してほしい。


写真2 マイクロフィルタトレイを外したところ

次に、写真3のエアフィルターボックスを外す。外し方については、このレポートの写真13あたりを参照のこと。


写真3 エアフィルターボックス

写真4にエアフィルタボックスを外したところを示す。


写真4 エアフィルタボックスを外したところ

その後、テンションロッドを外すために、写真5にある4つのアルミボルトを外す。このボルトはT-50のトルクスボルトだ。ちなみに、締め付けトルクは56Nmだ。


写真5 テンションロッドの固定ボルト

ボルトを外したら、テンションロッドの写真6のところにあるケーブルホルダからケーブルを外す。


写真6 テンションロッドのケーブルホルダ

すると、テンションロッドを車体から取り外すことができる。写真7にテンションロッドのケーブルホルダを示す。


写真7 ケーブルホルダ

ここで、エンジンのイグニッションコイルカバー(化粧カバー)も外しておこう。4つのアレンボルトを外せばイグニッションコイルカバーが外れる。写真8にテンションロッドとイグニッションコイルカバーを外したエンジンルームを示す。


写真8 テンションロッドとイグニッションコイルカバーを外したエンジンルーム

あ、そういえばバッテリーのマイナス端子を外すのを忘れていた。作業前には、写真9のようにトランクルームの床下にあるバッテリーのマイナス端子を外しておこう。


写真9 バッテリーのマイナス端子を外したところ

今度はバキュームラインを作業の邪魔にならない位置に動かす。まずは、写真10のバキュームラインが固定されているクリップを外す。


写真10 バキュームラインのクリップ

そして、バキュームラインを写真11の位置に移動させる。バキュームラインは両端の位置は固定されているが、そこを軸に回るので、折り返すように回して写真11の位置に移動させる。


写真11 バキュームラインを移動させたところ

次に、写真12にある2つの10mmのロックナットを外してパワステオイルタンクを移動させる。


写真12 パワステオイルタンクの固定ナット

固定ナットを外すと、写真13のように少し左に動かすことができる。写真13の赤矢印は、外したナットがあった場所だ。


写真13 パワステオイルタンクを動かしたところ

インマニを外すためには、インマニに付いているいろんなものを外さないといけない。まずは、写真14の位置にある2本のホースの固定を外す。これは上に持ち上げれば外すことができる。


写真14 ホースの固定

次に、写真15のマニホールド ディファレンシャルプレッシャーセンサのコネクタを外す。


写真15 ディファレンシャルプレッシャーセンサのコネクタ

そして、写真16のように、その右横にあるホースのクランプを外す。


写真16 ホースクランプ

これは、ホースを右側にずらせば外れる。写真17に外したところを示す。


写真17 ホースを外したところ

今度は、スロットルボディにつながっているベローズを外す。そのためには、写真18に示すホースクランプのネジを緩める。


写真18 ホースクランプのネジ

これを緩めるためには、写真19のような6mmのスパナが必要だ。


写真19 6mmのスパナ

このスパナを使って根気よくネジを緩めると、写真20のようにベローズを外すことができる。緩めるのは写真20の赤矢印のネジだ。ちなみに、取り付けるときの締め付けトルクは3Nmなので、むやみに締めすぎないようにしよう。


写真20 外したベローズ

ベローズを外すと写真21のようなスロットルボディが見える。


写真21 スロットルボディ

作業中にスロットルから異物が入らないように、写真22のように養生しておこう。


写真22 養生したところ

写真22の赤矢印に示すスロットルボディのコネクタを外す。外したところを写真23に示す。


写真23 スロットルボディのコネクタを外したところ

次に、インマニに固定されているフューエルラインを外す。そのために、写真24の左側の赤矢印のネジを外す。これはT-25のネジだ。


写真24 フューエルラインの固定

また、写真では見えないが、右側の矢印の先にフューエルラインをインマニに固定しているクランプがあるので、これも外しておく。

さて、今度はエンジン前方にある写真25の油圧スイッチのコネクタを外す。


写真25 油圧スイッチのコネクタ

このコネクタは、写真26のようにワイヤをずらすと抜くことができる。


写真26 コネクタを外したところ

今度は、写真27のフューエルレールの上に付いている2つのコネクタを外す。


写真27 フューエルレールの上のコネクタ

このコネクタに付いている配線は、写真28のようにインマニの前から1本目と2本目の間を通っているので、コネクタを外したら配線をその間に落としておく。


写真28 コネクタに付いている配線

さて、ここからの作業が難関だ。スロットルボディの下側には、写真29のようなエンジン関係の配線トレイがある。これがスロットルボディに固定されているので、これを外さないといけない。


写真29 配線トレイ

この配線トレイは、写真29の左右に(車体前後方向)二つのネジで固定されている。後ろ側のネジは車体の下からアクセスできる。写真30に下から見た固定ネジを示す。


写真30 下から見た配線トレイの固定ネジ

このネジを外す。写真31に外したネジを示す。


写真31 外したネジ

車体前側のネジは下側からアクセスできないので、上から手探りで外さないといけない。このネジって外すのはいいけど、取り付けるときに苦労しそうだなぁ。

さて、ここまで周辺部品を外したら、いよいよインマニを外す。そのためには、写真32に示すボルトやネットを外す。ここのボルトやナットは11mmだ。写真左から順に、ボルト、ナット、ナット、ナット、ボルト、ボルト、ボルトだ。ちなみに、締め付けトルクはすべて15Nmだ。


写真32 インマニ固定ボルトとナット

これらのボルトとナットを外せば、写真33のようにインマニを浮かせることができる。ただし、インマニにはまだケーブルやホースが付いているので、完全にフリーにはできない。


写真33 インマニを浮かせたところ

このインマニの下には、写真34の赤矢印で示したところに2つのコネクタがあるので、これを外す。


写真34 2つのコネクタを外したところ

次に、写真35の赤矢印のところを押し込んで、ホースを外す。このホースはインマニの前方と後方に1つずつコネクタがあるが、前の方を外せば作業スペースは確保できるだろう。


写真35 ホースのコネクタ

さて、やっとノックセンサーを交換するための作業スペースが確保できた。写真36にノックセンサーを示す。


写真36 ノックセンサーの取り付け位置

写真36の2つのボルトを外すと、2つのノックセンサーを外すことができる。そして、このノックセンサーのコネクタは、写真37のようにエンジンの配線トレイの下側にあるので、それを外す。


写真37 ノックセンサーのコネクタ

これでやっとノックセンサーを外すことができた。これって超面倒な作業だなぁ・・・。まぁ、それはともかく、写真38に用意した新しいノックセンサーと取付ボルトを示す。このボルトはアルミ製なので再利用できないから、新しいものを用意する必要がある。


写真38 新しいノックセンサーと取付ボルト

ノックセンサーのパーツナンバーは 13627566785で、今回はSIEMENS VDO製のものを用意した。価格は5,144円(送料込み)であった。一方、取り付けボルトのパーツナンバーは 11417529984で、価格は2本で1,649円(送料込み)であった。写真39に新旧のノックセンサーの比較を示す。


写真39 新旧ノックセンサーの比較(左:旧、右:新)

古いノックセンサーには配線カバーが付いていたので、写真40のように新しいノックセンサーに移植しておいた。


写真40 配線カバーの移植

さて、新しいノックセンサーの取り付けだ。とりあえず、写真41のように新しいボルトでノックセンサーをエンジンに付ける。


写真41 新しいノックセンサーを付けたところ

このボルトの締め付けトルクは9Nmなので、写真42のようにトルクレンチで締める。


写真42 トルクレンチで締めつけているところ

これでノックセンサーは交換できた。後は取り外した部品を元に戻せばいい。とはいっても、かなり面倒だけど。

さて、作業が終って試運転をしたが、残念ながら症状は直っていなかった。う〜ん、別のセンサーも疑ってみるか・・・。こうやっていろんな部品を交換しているうちに、ちょうど10万キロを超えたDD2号がリフレッシュされていくようだ。


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