2016年7月10日(日)

DD2号  エンジン洗浄 − エンジンコンディショナーで

前回のエンジンオイル交換から1年以上経っているので、そろそろエンジンオイルを交換しないといけない。でも、その前にエンジンコンディショナーでエンジンのシリンダー内を洗浄しておきたい。実は、先日、嫁さんのNOTEのノッキングが酷くなったのでエンジンコンディショナーをプラグホールから入れてシリンダー内を洗浄したら、ノッキングがなくなっただけでなく劇的に調子が良くなった。DD2号も8万キロほど走っているので、一度洗浄してみよう。

用意したエンジンコンディショナーは、写真1に示すKUREのものである。


写真1 エンジンコンディショナー

この作業は、

の手順だ。慣れてしまえば簡単な作業だが、ヘッドカバーを外すためにエアコンフィルターのトレイまで外さないといけないのが面倒だ。このレポートでは、この辺りの作業を詳しく報告しよう。きっとE60も同じような感じだろう。

まずは、写真2のようにボンネットを開ける。


写真2 ボンネットを開けたところ

エアコンフィルターは左右の一番後ろに付いている。まずは、右側のエアコンフィルターボックスの取り外しから。写真3の左側のプラスチックボルトの13mmのソケットで90度左に回す。


写真3 右側のエアコンフィルターボックス

次に、写真右側の矢印のところにある長い針金のクリップを外す。そして、写真4にある2つのコネクタを外す。このコネクタに付いている配線の取り回しはよく覚えておこう。


写真4 コネクタ

すると、写真5のようにエアコンフィルターボックスを外すことができる。


写真5 エアコンフィルターボックスを外したところ

ついでに、写真6に示すトレイ(「インテークサポート」というらしい)も外しておこう。これはそのまま手で外せる。


写真6 インテークサポートを外したところ

左側も同様にして外したら、写真7のラバーストリップを外す。これは、写真のように手で上に持ち上げるだけだ。


写真7 ラバーストリップを外しているところ

次に、写真8に示すプラスチックカバーを外す。これは矢印の方向にスライドさせればいい。


写真8 プラスチックカバー

このカバーをスライドさせるときには、写真9のところを上に持ち上げるようにすると、すんなりとスライドして外すことができる。


写真9 カバーの外し方

カバーが外れたら、次はエアコンフィルタートレイを外す。これは、写真10の赤矢印で示しているプラスチックのボルトを13mmのソケットで反時計回りに90度回し、緑矢印のところにあるトルクスネジを外せばいい。


写真10 エアコンフィルタートレイの外し方

左側のエアコンフィルタートレイも同様にして取り外す。次は、写真11に示す配線カバーの取り外しだ。


写真11 配線カバー

これは、左右にあるクリップで固定されており、そのまま上に持ち上げれば外すことができる。写真12に配線カバーを外したところを示す。


写真12 配線カバーを外したところ

次は、配線トレイを外す。そのため、写真13にあるプラスチックのクリップを外す。


写真13 プラスチッククリップ

このクリップは、中心にピンがあるタイプであり、まずは写真13のようにして中心のピンを抜き取る。中心のピンを抜き取ったところを写真14に示す。


写真14 中心のピンを抜き取ったところ

そして、残りの部分も抜き取ったところを写真15に示す。


写真15 クリップを抜き取ったところ

車両左側にも同じクリップがあるので、それも外す。そして、写真16のようにブレーキパイプの配管の固定も外す。これも配線トレイの左右両側にある。


写真16 ブレーキパイプの配管の固定を外しているところ

配線トレイは、写真17の2か所でフロントクロスストラットに固定されているので、これを手で外す。


写真17 フロントクロスストラットに固定されている配線トレイ

配線トレイを外したところを写真18に示す。


写真18 配線トレイを外したところ

これでやっとヘッドカバーが外せる。ここまでの作業はかなり面倒そうに見えるのだが、特に難しくはなくスムーズに作業できるはずだ。

ヘッドカバーは、写真19に示す2本のアレンボルトと、写真20に示す2本のアレンボルトの計4本で固定されているので、これらを外す。


写真19 ヘッドカバー固定ボルト(前側)


写真20 ヘッドカバー固定ボルト(後側)

4本のアレンボルトを外すと、写真21のようにヘッドカバーを外すことができる。


写真21 ヘッドカバーを外したところ

ヘッドカバー内はかなり汚いので、この際、少し綺麗に拭いておこう。

さて、ここからが本日の作業の本番だ。まずは、イグニッションコイルを外すために、写真22のコネクタを外す。


写真22 イグニッションコイルのコネクタ

写真23のようにコネクタ蓋の左側を持ち上げると、勝手にコネクタが外れてくれる。


写真23 コネクタを外しているところ

写真24にコネクタを外したところを示す。


写真24 コネクタを外したところ

コネクタが外れたらイグニッションコイルを回しながら抜き取る。イグニッションコイルの抜き取りはかなり固いが、回しながら抜いていくと徐々に抜けてくる。抜き取ったイグニッションコイルの写真を撮り忘れた・・・。

DD号(E34)に乗っていた時は、イグニッションコイルを抜き取る際には「プラグホールにオイルが溜まっているかも?」という恐怖にドキドキしていたが、幸い今回は写真25のようにオイル漏れはなかった。


写真25 イグニッションコイルを外したところ

6気筒全部のイグニッションコイルを外したら、写真26のようにプラグを外す。ここでは、16mmのプラグレンチを使う。


写真26 プラグを外しているところ

後ろから2番目のプラグは、クロスストラットが邪魔をしてちょっと外しにくい。写真27に外したプラグを示す。


写真27 外したプラグ

ちょっとプラグのギャップが広くなっているような気がするので、近いうちに交換しないといけないかなぁ・・・。

プラグが外れたら、いよいよエンジンコンディショナーの出番だ。写真28のように、プラグホールからエンジンコンディショナーを噴射する。このとき、シリンダー内でピストンが最も上に来るように(上死点)クランクシャフトを回しておく。ピストンが下になっているとシリンダー内にエンジンコンディショナーが入ってしまい、バルブの位置まで入れようとすると、多くのエンジンコンディショナーが必要となるからだ。


写真28 エンジンコンディショナーを噴射しているところ

エンジンコンディショナーを入れると、写真29のように泡になってプラグホールに充満するが、しばらくすると泡が消えてなくなる。


写真29 エンジンコンディショナーの泡

エンジンは、1-6, 2-5, 3-4気筒のピストンが同期して上下する。クランクシャフトは、写真30のようにエンジン前方から22mmのソケットを使って回すことができるので、エンジンコンディショナーを入れるピストンが上死点に来るようにクランクシャフトを回しておく。


写真30 クランクシャフトを回しているところ

すべてのシリンダーに3回ずつエンジンコンディショナーを入れて洗浄する。これでちょっとはカーボンが落ちたかな? 洗浄が終わったら、写真31のようにプラグを取り付ける。取り付けトルクは、30±3Nmだ。


写真31 プラグを取り付けているところ

すべてのプラグ、イグニッションコイル等を元に戻せば作業完了だ。シリンダー内にはエンジンコンディショナーが残っているので、エンジンをかけてカーボンとともにエンジンコンディショナーを燃焼させなければいけない。

元に戻したところでエンジンをかけてみると、「ガコッ、キュルキュルキュルキュル、ブオーン」となってエンジンがかかった。マフラーからはカーボンやエンジンコンディショナーが燃焼したときに白煙が出た。でも、

最初の「ガコッ」て何?

すぐにエンジンを止めてエンジンルームを見てみると、写真32のようにラジエター左下あたりから冷却液が盛大に漏れている。


写真32 冷却液が漏れているところ

えっ? マジで? みるみるうちに、写真33のように冷却液が漏れていく。


写真33 漏れた冷却液

どうやら、クランクシャフトに22mmのソケットをレンチを取り付けたままセルモーターを回してしまったようだ。そのため、レンチが冷却液の配管のどこかに当たって配管を壊してしまったのだろう。

やってしまった・・・_| ̄|○

冷静になってどこから漏れているかよく観察してみると、写真34に示す場所からのようだ。


写真34 漏れている場所

一方、写真35のように配管も外れている。


写真35 外れた配管

外れた配管の口からは、写真36のような部品が出てきた。


写真36 配管から出てきた部品

これは、どうやら写真37のところに付いていて、その部分を壊してしまったらしい。


写真37 部品が付いていたところ

この部品は、図1に示すオートマチックトランスミッションの冷却ラインのサーモスタットのようだ。赤矢印で示す片側の配管の接続部分が壊れたようだ。


図1 オートマチックトランスミッションの冷却ラインのサーモスタット

図2をよく見ると赤矢印で示す金属のクリップを外すと、接続部分だけが外れるかもしれない。


図2 金属のクリップ

そこで、写真38のように車両に付いているサーモスタットの金属クリップを頑張って外してみた。


写真38 金属クリップを外しているところ

写真39に外した金属クリップを示す。


写真39 外した金属クリップ

金属クリップを外すと、写真40のように壊れた接続部分が外れてくる。配管ホースに残っていた部品と合わせてみるとピッタリだ。どうやら、クランクシャフトに付けたままにしていたレンチは、この部分を壊したようだ。


写真40 壊れた(壊した?)部品

きっと接着剤でくっつけてもダメだろうから、この部品を手に入れて取り付けないといけないなぁ・・・。


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