2017年3月25日(土)

ドアロックアクチュエータモーターの交換 − 北海道のおくさんより

今回も札幌にお住いのおくさんより、E34のドアロックアクチュエータのモーター交換レポートをいただいたので紹介しよう。


こんにちは。相変わらずまた修理のレポートをお送りします おく@北海道です。

この冬から、気がつけば運転席のみドアロックが掛かっていない・・・ことがたまにありました。来ました。お約束のドアロックアクチュエーター不良です。まぁーご多分に漏れず、いや漏れてる所もいっぱい有るけど、決まった所がちゃんと(?)壊れますね。。。

私の車のは、よく見る四角い箱状のアクチュエーターではなく、それより古いタイプの鉄砲みたいな形のものです。

いきなり外れていますが、 ドアロックアクチュエーター

アクチュエーターの型番です。アクチュエーター単体では年式が古いせいか、なかなか中古でも出てきません。あっても高価で・・・

調べると、ロック用モーターはFC-280SAという物のようです。運良く同形状の物を入手できたので、早速モーターを交換してみようと思います。。。 DDさんの過去のレポートを参考にして内張を外すと、とても外しやすそうなところにアクチュエーターが見えます。


ドア内のアクチュエーター

6mmのボルト二個を外し、スライドするタイプのコネクタとロックを動かすロッドを外すと、アクチュエーターがドアの外に出てきます。これをFRさんのフューエルリッドアクチュエータのレポートを参考に分解してみます。

まずはカッターを差込み、

スクレイパーなどでふたを剥がし、

マイナスドライバーなどを駆使し、

ご開帳!

フタの溝の形を観察。元に戻すときにしっかりはまるように、ゆがんだ所は直しておきましょう。

内部をよく観察すると・・・・、フューエルリッド用と比べ、モーターが一個多いですね。。。どうやらダブルロック用のようです。

左の大きい方が一般ロック用、右の小さいのがダブルロック用のモーターです。ダブルロック用モーターが回転すると、金属製の部品がロック状態でつっぺをかる(※)ような感じで機械的にロックしてしまうようです。(※DD注:「つっぺをかる」とは北海道の方言で「障害物を置いて動かないようにする」という意味)

さて、古いモーターからピニオンギヤを外して新しいモーターに移植しましょう。その為に用意したSSTが・・・

ミニ四駆のモーターピニオンギヤ外す用工具!! 正式には・・・ ピニオンプーラー というようですね。。 これを、

このようにセットし、

ねじを締め込んでいくと・・・、

はい! かんたんにギヤが外れました!

ミニ四駆のモーター(FA130系)より多少大きい為、プーラーが掛からなくてはじめ困りましたが、プーラーのねじの先を若干切断しましたところ(約2〜3mm)、ちょうど良く使えるようになりました。実際に使用してみて、少しずつ短くすると良いでしょう。

さて、新旧のモーターを並べてみて、FRさんも仰っているとおり、元々ついているもののほうがシャフトが短いです。FC-280SAは全長45mmであるのに対し、元のは48mmくらいあります。が! 今回このまま使用します。

御開帳の写真をよーく見ると、おそらくロック用モーターの軸の先端はどこにも固定されていないのではないかと思われます。金属の板と大きいギヤで挟まれているだけでモーターは保持されているような監事で、シャフトが多少短くなっても問題なさそうだなと・・・。

ピニオンギヤを新しいモーターに打ち込む際、ギヤよりシャフトを突出させるときにもプーラーを上手く使用しました。

普通に打ち込んでいってシャフトの先がギヤと面一まで入ったら、プーラーのくぼみにあてがい、ちょうど良い突出具合まで軽く金槌で打ち込みます。

金槌の丸い方の面を使って極力モーターを傷めないように・・・。

あとはリード線をハンダ付けし、元通り組み込んで車体に取り付ければOKです。剥がしたフタは、瞬間接着剤で貼り付けました。写真がないですが、問題無くアクチュエーターは復活しました!!

アクチュエーターを取付る際にはシビアな位置の調整を必要としました。適当につけると、アクチュエーターは動くのに施錠・解錠が出来ない・・・。実際に施錠・解錠をしながらアクチュエーターの位置を調整します。施錠時に引っ張り切れるギリギリまで(写真では左方向に)寄せて固定することで、問題無く動作するようになりました。あとは内張を戻して完成です!

内張を固定するビスが、奥にありすぎてビスを差し込むのが非常に困難なので・・・

工具にビニルテープでくっつけちゃいます(笑

ある程度締め込んだら工具を引きぬくとテープは車両側に残りますので

ラジオペンチで引っ張れば・・・テープがとれます! 増締めして完了です。。

それと、ドアハンドル部のビスのキャップ、あれを外すのが毎回大変なので・・・

タッピングビスを打ち込んでしまいます(笑

外すときはビスをちょっとねじ込み、つかめば簡単に取れます・・・。取付後はビスがおしゃれな飾りにもなり一石二鳥!! なわけないですね、ビスは外しますよ・・・(笑

今回は運転席側だけの作業でしたが、コツをつかめば2時間もあれば余裕で完成できそうです。今後、残り3箇所のドアとトランクとフューエルリッド・・・、やらなきゃなぁ・・・

で、今回の作業ポイントは、作業後に汚れた服を洗濯する際は必ずポケットからiPhoneを取り出すこと・・・。

先月ガラス交換したばかりなのに。・・・がっくし・・・


なるほど! 服を洗濯する前にスマホをポケットから出ぜばいいんだな!(いや、違う) 普通はアクチュエータごと交換すると思うのだが、FRさんのようにモーターを交換してしまうとは! レポート最後のほうにある内張りの取り付けに関するTipsも有用な情報だ。 

末尾ではあるが、いつもながら有用なレポートをいただいた おくさんに感謝する。


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