2015年12月13日(日)

DD2号 ブレーキパッドセンサの交換 − 前後とも

以前にブレーキパッドを低ダストのACREのものに交換したことを報告したが、その際にはブレーキパッドセンサを再利用していた。E63に付いているブレーキパッドセンサはE34のものと原理は同じような感じだが、E34のものと異なりパッドの残りの厚さもわかるようになっている。それから、おおよその走行可能距離もわかる。

DD2号は新しいブレーキパッドに交換したにもかかわらず、消耗品であるブレーキパッドセンサは交換していないので、車両サービス情報を見ると、写真1、2のようにパッド残量の走行可能距離数がリセットされていない。


写真1 フロントブレーキパッドの残り走行可能距離数


写真2 リアブレーキパッドの残り走行可能距離数

このままでは少し気持ち悪いので、新しいブレーキパッドセンサを購入して交換することにした。もちろん、交換せずにそのまま使っても残量表示があてにならないだけで問題はない。でも、ちょっと交換してみたいじゃない?(笑)。今回も中国から怪しげな格安ブレーキパッドセンサを購入した。前後両方で1,318円であった(送料込み)。写真3に購入したブレーキパッドを示す。


写真3 購入したブレーキパッドセンサ(左:フロント用、右:リア用)

フロント用とリア用では少し配線の長さや固定方法が違う。ブレーキパッドセンサは前後左右すべてのブレーキパッドに付いているわけではなく、フロントは左側のブレーキに、リアは右側のブレーキに付いているので、フロント用とリア用のそれぞれ1つずつあればいい。

それでは、早速、フロント側のセンサから交換しておこう。写真4のように、車をジャッキアップして左側のホイールを外す。


写真4 左前ホイールを外したところ

そして、写真5のように、ホイールアーチ内にあるブレーキパッドセンサとABSセンサのコネクタボックスを開ける。


写真5 コネクタボックス

写真5の白い方がブレーキパッドセンサのコネクタだ。このコネクタを外し、途中で車体に固定されている部分を外していく。写真6のように、エア抜きバルブのところにも固定されているので、エア抜きバルブのキャップを取ってその固定を外す。


写真6 エア抜きバルブでの固定

ブレーキパッドセンサのセンサ部は、写真7のようにブレーキパッドに刺さっている。


写真7 ブレーキパッドに刺さっているセンサ部

このセンサ部は、写真8のようにマイナスドライバーで取り外すことができる。


写真8 センサ部をブレーキパッドから外しているところ

写真9にフロントブレーキパッドセンサの新旧比較を示す。


写真9 フロントブレーキパッドセンサの新旧比較(上:新しいもの、下:古いもの)

写真10にセンサ部の新旧比較を示す。


写真10 フロントブレーキパッドセンサのセンサ部の新旧比較(上:古いもの、下:新しいもの)

ブレーキパッドが減るに従ってブレーキパッドセンサのセンサ部も削れていき、抵抗値が変化するようになっているようだ。導通・断線だけを見るE34用のブレーキパッドセンサに比べて、これは残量がわかるので便利だ。

新しいブレーキパッドセンサを古いブレーキパッドセンサを同じように取り付ければ交換完了だ。写真11に新しいブレーキパッドセンサを取り付けたところを示す。


写真11 新しいブレーキパッドセンサを取り付けたところ

途中の配線を忘れずに固定しておこう。ブレーキパッドセンサの交換は、特にキャリパー等を外す必要がないので簡単な作業だ。

リアは右側にブレーキパッドセンサが付いているので、同様にして右リアのブレーキから古いブレーキパッドセンサを外す。写真12にリアブレーキパッドセンサの新旧比較を示す。


写真12 リアブレーキパッドセンサの新旧比較(上:新しいもの、下:古いもの)

写真13にリアブレーキパッドセンサのセンサ部の新旧比較を示す。古いブレーキパッドセンサのセンサ部はかなり削られているようだ。


写真13 リアブレーキパッドセンサのセンサ部の新旧比較(左:古いもの、右:新しいもの)

フロント側と同様に新しいブレーキパッドセンサを取り付けるのだが、リア側は写真14のように少し配線の取り回しがややこしい。写真14の赤矢印の部分3か所で固定されているので注意しよう。


写真14 リアブレーキパッドセンサの配線の固定箇所

これで、センサ交換作業は完了だ。後は、コンピュータに登録されているブレーキパッド残り走行可能距離をリセットする必要がある。このリセット作業はPC等を接続することなく、車両だけで実施することができる。以下にその手順を説明する。

まず、ブレーキペダルを踏まずにSTARTボタンを2回押し、イグニッションONの状態にする。この時、エンジンは始動させない。すると、メーターは写真15のような表示になる。


写真15 イグニッションON時のメーター

次に、メーターの左側にあるリセットボタンを長押しする。イグニッションONからリセットボタンの長押しまでは特に焦る必要はない。リセットボタンを長押しすると、写真16のようなサービス情報表示になる。


写真16 サービス情報表示(排ガス)

一旦、リセットボタンを離し、今度はリセットボタンを短く押すと、写真17、18のようにサービス情報表示が変わっていく。


写真17 サービス情報表示(ブレーキフルード)


写真18 サービス情報表示(エンジンオイル)

何度かリセットボタンを短く押していくと、写真19のようなブレーキパッド残量の情報表示になる。写真19はリアブレーキパッドの残量表示だ。


写真19 サービス情報表示(リアブレーキパッド)

この表示になったときに、リセットボタンを長押しする。このとき、早く長押ししないと表示が戻ってしまうので注意しよう。リセットボタンを長押しすると、写真20のように「RESET?」と表示される。


写真20 リアブレーキパッド残量の「RESET?」表示

ここで一旦リセットボタンを離し、再びリセットボタンを長押しする。すると、写真21のように、ブレーキパッド残量をリセットすることができる。


写真21 リセット後のリアブレーキパッド残量

フロントブレーキパッド残量のサービス情報表示も同じようにしてリセットすることができる。リセット後は、写真22、写真23のように、フロントブレーキパッド残り走行可能距離が40,000km、リアブレーキパッド残り走行可能距離が50,000kmになっているのがわかる。


写真22 リセット後のフロントブレーキパッド残り走行可能距離


写真23 リセット後のリアブレーキパッド残り走行可能距離

ブレーキパッドセンサの交換だけならキャリパーを外さなくてもできるので簡単な作業だが、実際にはブレーキパッドセンサだけを交換するような作業は稀であり、ブレーキパッドそのものと同時に交換することが多い。その時にはキャリパーを外さなければいけないので、結局少し面倒な作業となるだろう。


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