2012年5月2日(水)

エクスパンションタンクとサーモスタット交換 − Skymoverさんより

今回は、Skymoverさんより冷却水のエクスパンションタンクとサーモスタット(サーモハウジング)交換のレポートをいただいたので紹介しよう。


いつもお世話になっている沖縄のSkymoverです。私の520も17年目の車検が終わり、ひと安心というところですが、私の手元に来てまだ3年ということもあり、この連休で思い切って、水周りの交換作業を実施しました。

すでにこのサイトで多くの方が投稿されていましたので、今回は今までのお礼の意味を込めて、私の失敗と、エクスパンションタンク交換の私のテクニックを紹介致します。

まずは、成功例のエクスパンションタンク交換です。このサイトにも既に紹介されているとおり、このタンクの引き抜きにはかなりの力が要ることが分かりました。

タンクをいざ引き抜こうと引っ張ったり、叩いたりしましたが、少々の力では無理でした。壊す覚悟でやろうか?と思いましたが、この作業にかかる前にサーモハウジングを壊してしまいましたので、方法を慎重に考えました。私も航空機整備員の端くれです。そこで考えたのが、「てこの原理法」です。

写真をみるとわかりますが、タンクキャップ部分に紐をかけて輪をつくります。この紐に3x3cm位の角材を通して、小学校時代の算数にあったように、支点になるところに木の板を置きます。そして、角材を肩に掛けて、片手はラジエターを押さえて、ミコシ担ぎのように「ヨイショ!」と持ち上げれば、「スポン!」と一瞬のうちに抜くことができます。ワインの栓のようにすぐ抜けます。

次に新品のタンクを入れる時も、はやり手で押したぐらいでは入りませんでした。このサイトにあったように、木の板を載せて叩こうか?と思いましたが、「ラジエター本体が割れる?」とまた怖くなり、自分なりの方法を考えました。抜く時は、「テコの原理」でしたので、入れるときは、同じ紐を使った「絞込み法」を試してみました。

今回は、昔登山で使った、ひらべったい紐があったので、これを利用しました。タンクを手で入るところまで入れて、紐をラジエター本体の下側を経由させて1週回し、緩めに結び輪をつくります。タンクキャップをしてその上に木の板を置いて、ハンマーの柄を通して、「キリキリ」巻いていきます。固くなってくると、輪の長さが短くなり、タンクを締め上げます。どんどん締めてくると、「ムギュッ!」と定位置にすんなり入りました。せいぜい1分位です。

この方法だと、時間と労力がかなり効率化できるとともに、部品を壊す可能性もかなり減ると思います。しかしです、このBEHRのタンクですが、オリジナルのものとサイズが違うのか、2mmほど上部が出っ張ります。それでも上のカバーはすんなり嵌りますよ。また、外したタンクは中心部が膨らんでいますが、BEHRのものは真っ直ぐです。長年の使用でこうなったのかどうかは不明です。海外のサイトでは、このBEHRのタンクは中国製になってから不具合品が多いと注意喚起していました。私のも中国製でしたし、大丈夫かなー?

一方、今回の失敗はサーモハウジングを外すときです。このサイトの投稿を紙に印刷して作業したのですが、取り付けボルトが3本だと思い込み(他の3本のボルトを外すと・・を読み違えて)、「取れない!取れない!カンカン!ボキ!」ということになりました。同じ過ちをしないように、取り外したハウジングの写真を載せておきます。

4本ですのでお間違いないように!

なお、破面を見ると(つい仕事の癖で割れた破面を見てしまいます)クーラント色に変色していました。「そうか!きっとすでに亀裂が入っていたんだ!」と思い込むしかありませんでした。皆様もハウジングは4本ということを忘れないでください。緊急発注でイエローボックス殿から送料込で約3,400円で入手しました。迅速な対応に感謝致します。なお、地元BMWでは、約4,500円に送料20%が加わるとのことでした。


いかがだろうか? エクスパンションタンクは結構硬く固定されているので脱着が大変なのだが、上記のレポートの方法では簡単・確実に作業できそうだ。

末尾ではあるが、有用なレポートをいただいたSkymoverさんに感謝する。


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