2011年10月2日(日)

Vベルト付近からキュルキュル音 − テンションローラー

今朝、近所のファミレスに行こうとしてDD号を運転し始めると、エンジンルームからキュルキュルという異音が聞こえた。結構大きい音で、運転しているのが恥ずかしかった・・・。

最近、2回ほどキュルキュル音が聞こえる時があり、そのときはVベルトのテンションローラーの近くにスプレーグリスをかけてごまかしていたのだが、1ヶ月ぐらいすると、またキュルキュル音が鳴るようになる。今回は、テンションローラーを外してチェックしてみることにした。

音が鳴っているテンションローラーは、図1の[15]のものである。


図1 テンションローラー

どうやら、[17]の保護キャップを外して、[16]のボルトを抜き取ればテンションローラーは外れるようだ。このテンションローラーは、DD号では写真1の赤矢印のところにある。


写真1 テンションローラーの位置

冷却水のパイプの下にあって見にくいが、近寄ってみると写真2のように見える。


写真2 テンションローラー

作業スペースが少ないので、周りのものを取り外して作業したほうがいい。本来なら、クーリングファンとファンシュラウドを外せばいいのだが、残念ながらDDはファンを外すための工具(SST)を持っていない。そこで、まずは写真3のように、オルタネータへの送風パイプを外してみた。


写真3 送風パイプを外したところ

さらに、写真4のように、エアフィルタボックスの前の部分も外した。


写真4 エアフィルタボックスの前の部分を外したところ

ちなみに、エアフィルタボックスの前の部分は、写真5に示すように、左右に2か所ずつ、下に1か所の、計5か所にクリップがあり、それを外すとフリーにすることができる。


写真5 エアフィルタボックスのクリップ

エアクリーナーボックスを外すと、少し狭いながらもなんとか作業スペースが確保できた。

テンションプーリーを外すためには、まずはVベルトを外さなければならない。Vベルトにテンションをかけている下側のプーリー(図1の[6])のテンショナー(図1の[8])を縮めてVベルトを外せばいい。そのためには、まず、写真6に示す下側のテンションプーリーの保護キャップを外す。


写真6 下側のテンションプーリーの保護キャップ

そして、写真7のように、中にあるボルト(図1の[7])を締める方向に回すと、テンショナーを縮めてVベルトを外すことができる。


写真7 テンショナーを縮めているところ

このようにして、Vベルトを外したところを写真8に示す。


写真8 Vベルトを外したところ

次に、異音がしているテンションローラーを外すために、写真9のように保護キャップを外す。


写真9 保護キャップを外しているところ

保護キャップを外すと、写真10のように取り付けボルトの頭が見えるようになる。


写真10 取り付けボルト

このボルトは16mmと特殊なサイズのため、事前にソケット等を用意しておこう。なお、DDは16mmのソケットを持っていなかったので近所のホームセンターに買いに行ったのだが、残念ながら見当たらなかった。仕方がないので、使いにくいが16mmのロングソケットを使うことにした。

ファンシュラウドを一時的にフリーにしてロングソケットが入るスペースを確保しながら、なんとかボルトを外した。外したボルトとテンションローラーを写真11に示す。


写真11 外したテンションローラーとボルト

テンションローラーは少しだけガタがあるような気がする。これは近いうちに交換かなぁ・・・。とりあえず、今日のところは写真12のようにスプレーグリスをかけておいた。


写真12 テンションローラーにスプレーグリスをかけているところ

その後、このテンションローラーをもとに戻して、Vベルトを元のようにかけてやればいい。写真13に取り付けたテンションローラーとVベルトを示す。


写真13 元に戻したテンションローラーとVベルト

最後に、テンションプーリーとテンションローラーの保護キャップを取り付け、エアフィルタボックスや送風パイプを元に戻せば作業終了である。

作業後は、もちろんキュルキュル音はなくなった。さて、これはいつまでもつのだろうか? 今度、部品を注文するときにテンションローラーも注文しておこう。

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