2009年6月1日(月)

M50エンジンのオイル交換とマイクロロン処理 − ともパパさんより

今回は ともパパさんより、M50エンジン(E34 525後期)のエンジンオイル交換とマイクロロン投入のレポートをいただいたので紹介しよう。


ともパパです。今回は何の変哲もないオイル交換ですが、90,000kmを目前にマイクロロン処理もおこなってみましたのでレポート致します。

この手の添加剤には賛否両論ありますが、否定派の意見が絶対であればマイクロロンは既に市場から消えているはずです。私も添加剤の使用は初めてですが、ひょんな事からマイクロロンでが手に入ったので試しに使用してみることにします。

まずはオイル交換です。個人的にカストロールRSが好みで、ずっとこのオイルを使用しています。M50エンジンはオイルが5.75リットル入るので4リットル缶だと1.5缶使用します。オイルフィルターも交換時期なので純正品を用意しました。

まずはドレインボルトを緩めてオイルを抜きます。

オイルを抜いている間にフィルターを交換します。13mmの長いボルトを緩めると蓋が外れてフィルターを摘出できます。

新しいフィルターにはガスケットリングやゴムパッキンも入っています。

新しいフィルターを入れ、パッキン類を交換したら逆の手順で組み付けます。

助手席側をジャッキアップして一晩かけてしっかりオイルを抜き、翌朝です。ドレインボルトのリングを交換して組み付けます。M50エンジンはアルミブロックなので、ドレインボルトを締めるときは規定のトルクを守ってください。

新しいオイルを入れます。

5,000km毎にオイル交換していますが、メーター内のインジケーターはランプが1つ消えるか消えないかです。1つ消えていたのでリセットツールでリセットします。これで通常のオイル交換は終了です。

 

さて、ここからマイクロロン処理に入ります。入手したマイクロロンは16oz(オンス)缶です。オンス表示はいまいちピンときませんが、「1パイント=16オンス=0.47リットル」だそうです。缶にも473mlと表示があったのでこれで間違いないと思います。

箱を開けると、注入容器や説明書、ステッカーが入っています。

これをエンジン入れれば良いのですが、マイクロロン注入にはいくつかの掟がありまして・・・。

其の壱 マイクロロンはエンジンオイル、フィルターを交換してから注入すべし。(今回は大丈夫)

其の弐 エンジンオイル1リットルに対し、80ccのマイクロロンを注入すべし。ただし、オイル量に対し、一度に10%以上のマイクロロン は入れてはならぬ。 (エンジンオイルは5.75リットルだから、80cc×5.75=460cc。約1缶入れて良い計算)

其の参 オイルパン容量が4リットル以上のエンジンの場合、全注入量 の半分を入れ、300km走行後(連続走行でなくともよい)に残 り半分を入れるべし。注入後は直ちに30km以上走行し、100km走行まではイエローゾーンまで回転を上げてはならぬ。 (ということは今日は半分の230mlを入れろと)

其の四 エンジンが暖まっている時に、オイルレベルゲージの穴から2〜3分かけて注入すべし。(えらいゆっくり入れるのね)

という訳で、多く課せられた注文を守りながら入れていきます。まずはマイクロロンを注入容器に移します。灯油のような感じの液体です。

エンジンを暖機し、オイルが暖まったところでオイルレベルゲージの穴から入れていきます。

今日は往復200kmの所で知人の結婚式があります。礼服姿でマイクロロンを注入している姿に妻は呆れた様子ですが、気にせず続行します。家から5km程で高速に入りますが、高回転・高負荷を避けるように指示されているので3,000回転までに抑えて走ります。

まだ300km走行していないので、残り半分は注入していません。ノイズ減少や燃費改善ははっきり体感できていないのが現状です。マイクロロン処理は全量注入してから1,600km走行するまで続きますので、動きがあった際にはレポート致します。

つづく


確かにオイル添加剤については賛否両論あるようだが、効果はどうなんだろう。ともパパさんの追加レポートが待ち遠しいところだ。

末尾ではあるが、いつも面白いレポートをいただいく ともパパさんに感謝する。



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