2008年12月26日(金)

トランク周りからの異音対策 − cksさんより

今回は、初登場のcksさんより面白いレポートをいただいたので紹介しよう。


皆様、はじめまして。いつも楽しみに拝見させてもらっています。

去年ヤフオクで92年式M5を購入してから、かなり幸せなE34ライフを送っているcksです。どうぞよろしくお願いします。

DD様のサイトは前オーナーの方より、「ここのメンテ記録はかなり参考になるよ」と聞かされていましたので、心強いかぎりでした。

実際に購入2ヵ月後に、運転席パワーシートが動作しなくなりまして、よせばいいのに、こっちは動く、これはだめだと繰り返していましたら一番寝そべった状態で、全く動かなくなりました。背もたれがないとMT車は運転できないんだと気がつきましたが、あとの祭り。ディーラーにも近所の修理工場にも運転して向かうことが不可能となりました。

すぐに中古シートを探しはじめまして、絶対手動式にしようといろいろネットで調べていたのですが、ふとこちらで似たような症状を探してみるとあったのです。全く同じ症状の改善策が。

ほんとにうれしかったですよ。あの時は。はい。

というわけでお世話になったものですから、すこしはご恩返しをとの思いから今回リポートさせてもらいます。

 

【トランク周りからの異音対策】

あれはあるサーキットを快調に練習走行していたときのことです。その直線部分では220キロを超えていました。その行為がその後からの苦難の道の始まりだとは・・・

その音はちょうど140キロのときに発生しました。右後ろトランク周辺から「ぱったん、ぱったん」とかなりの大きさで音がします。おもわず速度を緩め、なんだなんだと考えます。

サス? トランク付け根? プロペラシャフト?

「ぱったん、ぱったん」と、なにかが回転しながらあたっているみたいです。一度ピットによって下回り、トランクを点検しますが特に異常は見当たりません。

気を取り直して出発しますが、120キロから130キロでは全く異常なく、ほんとにちょうど140キロの時だけぱったんぱったんと音が出ます。

試しにもっとスピードを上げてみると、ひどくはならないのですが、同じ調子で音は出続けます。不安を抱いたままサーキットを後にしました。

後日、いろいろな整備士の友人に手伝ってもらい・・・ 後輩一人はかわいそうにトランクの中に潜んで 高速ドライブを体験してもらい、先輩一人はあわれリアシートのない高級車の後部座席でバッテリーの上に座り・・・。

ようやく苦労して発見した異音のもとは、リアガラスの縁(トリム)のカシメカバーがゆるみでした。ある一定の風圧になるとトリムが暴れるといった簡単なことでした。

修理はカシメカバーをドライバーでちょんちょんと正常な位置に戻してやるだけです。

ポンチで打ち付けて、2度と動かないようにしようと思いましたが、リアガラスにひびが入ることが考えられるためやっていません。根本的な解決策を考えているところです。

尚、フロント側も同じカバーがついていました。経年変化と思われますので、140キロ以上出す方は一度点検を。


意外なところに原因があったようだ。皆さんの車のカバーもずれていないかどうか見ておくといいだろう。

末尾ではあるが、面白いレポートをいただいたcksさんに感謝する。



<<前の記事へ   次の記事へ>>

ご質問はddkunnejpgmail.comまで。

メンテナンス一覧へ