2008年12月12日(金)

フロントホイールの16インチ化 − 轍(わだち)に敏感?

以前より、運転時に道路の轍にハンドルが取られやすいことが気になっていた。まぁ、路面状況を的確にフィードバックしているという点ではいいのだが、荒れた路面を走るのに神経を使う。

以前、ホイールが15インチだったときには、まったく轍にハンドルが取られることはなかった。現在は、BBSのRX203という17インチホイール(8J、ET+10)であり、タイヤは235/45R17が付いている。

轍にハンドルが取られやすいかどうかについては、様々な要因が考えられる。例えば、ホイールのオフセット、タイヤのグリップ、タイヤショルダーの形状、タイヤの幅、扁平率などである。

轍にハンドルを取られないようにするためには、ホイールを小さくしてタイヤを細くすればいいのだが、あまりホイールを小さくすればかっこ悪くなるし、タイヤが細いとグリップも悪くなる。扁平率が上がれば、コーナー走行時のタイヤのヨレも大きくなる。

しかし、DDは格好にはこだわるが、タイヤの性能の半分も使い切る技量がないため(笑)、あまり格好悪くならない方法でホイールサイズを下げてみようと考えた。

そんなとき、RX223という16インチのBBSホイールがタイヤ付き2本セット(中古品)で売っているのを見つけた。見た目は、DD号についているRX203とほとんど同じだ。そこで、フロントホイールだけ16インチ にしてみようと考えた。

購入したホイールは、16インチ、8J、ET+15である。ハブリングは、E39に適合する74mmのものが付いていた。タイヤは、中古品ながらポテンザGIII、225/55R16である。溝はまだ6〜7mmぐらい残っている。価格は20,800円(送料込み)であった。写真1に購入したホイール(タイヤ付き)を示す。


写真16 購入したホイール

仕事から自宅に帰ってみるとホイールが届いていた。夜なのに早く取り付けてみたくて、早速作業してしまった(笑)。

まず、E34のハブ径は72.5mmなので、購入したホイールに付いている74mmのハブリングを外して交換しないといけない。ハブリングは、写真2のように裏側に付いている。


写真2 ハブリング

BBSのハブリングは、ハブリングをC型のバネで押さえるような形式になっている。だから、ハブリングを外すためには、C型のバネを取ってやればいい。写真3にC型のバネを外しているところを示す。


写真3 C型のバネを外しているところ

先のとがった工具を使えば、うまく外れるだろう。写真4に外したハブリングとC型のバネを示す。


写真4 ハブリングとC型のバネ

これが外れたら、今度はDD号についているホイールを外して、ハブリングを移植する。写真5に外したホイールを示す。


写真5 外したホイール(左側)

う〜ん、裏側は随分汚い・・・。といさんに見せたら小一時間ほど説教されそうだ(笑)。こんな汚いホイールなので、もちろんハブリングも汚い。写真6にハブリングの比較を示す。


写真6 ハブリングの比較(左:74mm、右:72.5mm)

ハブリングの移植ついでに、センターキャップも移植しておこう。DD号にはBMWマークのシールを貼ったセンターキャップが付いているので、これを外して16インチホイールのセンターキャップと交換しておく。写真7にセンターキャップの比較を示す。


写真7 センターキャップの比較

このようにして、ハブリングとセンターキャップを移植してホイールを交換した。

さて、ホイールを交換後に少し試走してみたのだが、思った通り轍にハンドルが取られない! 荒れた道でもまっすぐ走っていく。これはいい感じだ! 扁平率が上がったためか、道路の細かい凹凸も拾いにくくなっていて乗り心地もかなり良くなった。交換して正解だ!

しかし、問題は見た目である。写真8にフロントに16インチホイールを付けたDD号を示す。


写真8 フロントに16インチホイールを付けたDD号

意外と違和感はないような気がする??? しばらくはコレでいってみよう。

しかし、購入したホイールは、写真9,10のように鉄粉がこびりついている。


写真9 鉄粉がこびりついたホイール


写真10 鉄粉がこびりついたホイール(拡大)

う〜ん、さすがにこれは鉄粉を取らないといけないなぁ・・・。「ホイールの洗浄 − サンポール」に続く。



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