2008年3月16日(日)

ユーザー車検 − medama1goさんより

今回はmedama1goさんよりユーザー車検のレポートをいただいたので紹介しよう。


2年に一度の恒例行事と言えば...

誰ですか? そこで「オーバーヒート!」なんて言っている人は!? 楽しい楽しい車検で御座います。(←うそつけ!)

私は以前よりユーザー車検にて車検を通していますので、今回も同様にして車検受けをしたいと思い、私の住所を管轄する西三河自動車検査登録事務所(以下、西三河)へ行って来ました。

まず、車検を持込で受けるにあたっては、予約が必要となります。各自の住所を管轄する車検場(正式には国土交通省運輸局の陸運支局または検査登録事務所)へ希望する日にちとラウンド(第1〜第4ラウンドまで)を予約をしてください。

予約の方法は電話による予約とインターネットによる予約の2通りがありますが、車検場によってはどちらか片方しか対応していないところもありますので、このページ「陸運局・車検場一覧」の様な所で調べてください。

大体1週間前くらいから予約できるようです。西三河では10日前からの予約が可能です。予定が決まっている人は、早めの予約をお勧めします。特に午前中の第1、第2ラウンドはすぐに埋まってしまいます。

予約が取れたら、最後の点検です。下回りの点検や、灯火類、ワイパーなどの不備がないか点検します。余りにオイル漏れが酷く汚い場合などは、コイン洗車場などで洗浄しましょう。ボタボタと見るからに漏れていなければ大丈夫です。

さて、車検当日ですが、必要なものは

  1. 車検証
  2. 自賠責(次の車検満了までに期限が切れる場合は更新の上、新旧の保険証が必要)
  3. 自動車税納税証明書
  4. 点検整備記録
  5. 認印

の5点です。

そのうち、自賠責の新しい分と認印以外は、普通は車検証と一緒に車に積んであると思いますので、確認しておいてください。

また、点検整備記録用紙は車検場で用紙を買うと付いてきますのでなくてもOK。

認印も本人が車検を受ける場合は省略できますので、これもなくてもOKです。

早い話が、車検証が積んである車なら、そのまま車検場に行けば車検が受けられるということです。

事前準備はココまで。後は当日になります。

私は今回第3ラウンド(午後1番目のラウンド)で予約を取りましたので、昼前に自宅を出発。車検場へ入る前に、入り口脇の保険代理店で自賠責の引継ぎをしました。

前回は30,830円だったのが、今回4月分より改定され22,470円になりました(嬉)。

ついでにその隣のテストセンターで、一通り検査。ココで駄目な所を教えてもらい、その場で直せる物は直してもらいます。排ガス、サイドスリップ、ブレーキ(サイド、フット)、スピードメーター、ライト光軸と見てもらい、全部で4,400円。光軸の調整費込みです。

後は車検場で検査を受けることになりますが、最後の準備。

E34は4灯式のヘッドランプですが、車検時はハイビームの光軸しか検査しません。したがってロービームは邪魔になりますので、新聞紙やボール紙などでマスキングしてください。

これはテストセンターを通すと勝手にやってくれます。

あと、ホイール。ホイールキャップやセンターキャップがある場合は外しておいてください。ボルトを点検されます。

メモ帳に走行距離をメモるのを忘れずに。ここまで終わった時点で午後一時。

車検場の事務所へ行って、書類一式を購入。窓口の係員に「ユーザー車検の用紙を下さい。」と言えば、必要な書類を一纏めにしたものを50円で売ってくれます。

書類を買ったら、今度は窓口を変えて印紙を買います。これが分かりにくいシステムになってしまって、ちょっと困りました。

買う印紙は3種類。

  1. 重量税印紙...E34の場合は50,400円なのですが、ぴったりの印紙がないので25,200円の印紙を2枚購入します。
  2. 検査登録印紙...400円
  3. 審査証紙...1,400円

の合計52,200円の印紙を購入します。この内訳は、ユーザー車検を受ける方は控えておいた方が良いかもしれません。分からなければ、窓口の方に聞けば教えてもらえます。

あとは納税証明。これ、コンビニなどで払い込んだ場合の領収証、あれは駄目なんですって。私はこれで一度跳ねられました。

ナンバーを管轄する陸運支局と同じ管轄内なら、車検場内にタッチパネルで納税証明が出せる機械がありますので、そちらで出してください。これは無料。

書類がそろったら、いよいよ検査受付の窓口へ。

窓口の前に設置してあるテーブルにべたべたと貼り付けられている見本を見つつ、車検証とにらめっこしながら、書類に記入していきます。

注意するのは継続検査申請書。コイツだけは鉛筆記入とボールペン記入が混在しています。上半分は鉛筆で、下の枠外はボールペンです。

後の書類はボールペンで記入。点検整備記録簿の点検者の欄は自分の名前でOKです。

代書屋に頼むのも楽チンでいいですが、3000円ほど取られます。馬鹿馬鹿しいと思う人は自分で書きましょう。

一通り記入が済んだら所定の場所へ印紙を貼り、まとめて窓口へ提出。この時、書類を重ねるのも順序がありますので、ご注意を。

ここで不備があると訂正方法を教えられて書類が返されてきますので、訂正して再提出。不備がなく、書類OKとなると、いよいよ本番。

既にいっぱい車が並んでいます。適当な車列の後ろにつきます。

普通車なら大体何処に並んでもOKなようです。心配な場合は一度レーンを確認するか、係員に確認を取りましょう。

こんな車も来ていました。

ここでは検査官による目視点検が行われます。

灯火類の不備、ナンバープレート、フロントガラスのフィルム、ワイパーの状態、ホイールボルトの緩み、タイヤのチェックが外回りの主な項目、エンジンルームで車台番号と、エンジン形式の点検が行われます。

M30エンジンはなかなか分かりづらい所に刻印があるらしく、終いには、「まぁそのままみたいだからいいでしょう」って事になりました。(笑)

そう、こんな車といえば、こんな車も。2台前はフェラーリF355ベルリネッタでした。

いくらか車列も流れ、いよいよテストコースが見えてきました。

テストコースの建物、右側にココと書いた所があります。拡大してみましょう。

「測定」と有ります。地上最低高やタイヤのはみ出しなど、目視で微妙な場合はここへ回され、チクチクと検査されます。なるべくなら行きたくない所です。(笑)

随分と進み(並び始めてから、かなりの時間が掛かっています。)、ようやく自分の並んでいるレーン番号が見えてきました。

ここ、西三河の場合第2レーンは全自動のテストコースになっているので、ある程度なれた人は、ここのほうがスムーズに出来ると思います。

ここから、必要な書類はこれだけ。

これを検査機械の脇にある白いポストのような機械へ矢印方向から突っ込むと、「ガチャン!」と音がして、該当箇所に合否のスタンプが押されます。

ちなみに、M30エンジンの登録形式、3.34M.J1はこのように書くそうです。

「.」は普通に点を打つ感覚ではなく、少々グリグリッとやらないと駄目なようです。

テストコースの中はこんな様子。

天井から電光掲示板がぶら下がっていて、その指示に従って車を動かしていけば、一連の検査が終了するというモノです。ここで注意する点は3つ。

  1. まず一つは排ガス。排ガステスターが最新の排ガス規制対応になっていますので、そのままだと不合格になる場合があります。必ず「53年規制」と書かれたボタンを押しましょう。

  2. 次はサイドブレーキ。反動を付けて、背筋でワイヤーを引きちぎる勢いでサイドノブを引きます。引き方が緩いと、簡単に不合格になります。

  3. 三つ目はスピードメーター。40km/hで計測器に向けてパッシングするのですが、「E」モードのDレンジでは簡単に回転が上がりすぎてなかなか速度が定まりません。こういうときは「M」モードまたは「*」モードでDレンジにして踏みましょう。トルクが下がるので比較的ゆっくりになり、コントロールしやすくなります。

テストコースの最後は下回り検査。下から揺すられ、あちこちテストハンマーで叩かれ、ボルトナットの緩みやオイル漏れなどを検査します。時々下から指示が出ますので、窓は開けておいた方が良いでしょう。

ここで合格となれば、全ての書類を今度は継続検査の受付に出し、処理が終われば、晴れて新しい車検証とステッカーの交付となります。

丸々半日はつぶれますが、自分の車のスピードメーターの誤差を知ることも出来ますし、自分で車検を通したという満足感も得られます。時間の取れる人は一度挑戦してみてはいかがでしょう?

なお、上記を読んで判る通りこの車検は本当に検査のみの車検で、一切予防整備等は含まれていません。

普通にディーラー等で車検を頼むと、整備費用にびっくりするのはこのためです。ディーラーは次の車検までにトラブルのないように整備をします。ユーザー車検の場合、そのような整備は「車検」の中にはありませんから、常に車の状況を把握していることが大前提となります。

この記事を参考にして車検を受けた方で、翌日にエンジンが止まったりしても一切責任はもてませんので、悪しからず。

今回掛かった費用です。

テストセンター 4,400円
自賠責 22,470円
重量税 50,400円
審査証紙 1,400円
検査登録印紙 400円
申請用紙一式 50円

合計

79,120円

テストセンター費用は、場所によって異なりますので目安程度にしておいてください。


かなり具体的に手順か説明されており、臨場感のあるレポートだ。ユーザー車検を考えている人には有用な情報だろう。

末尾ではあるが、いつも有益なレポートをいただいくmedama1goさんに感謝する。


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