2006年3月26日(日)

ボンネットとワイパーアームの干渉対策 − その3

以前に、「ボンネットとワイパーアームの干渉対策 − その1」、「ボンネットとワイパーアームの干渉対策 − その2」と題して、助手席側のワイパーアームの角度を少し変えることで、ワイパーアームとボンネットが干渉するのを避ける方法を紹介した。

しかし、ワイパーアームの角度を変えると、写真1のようにワイパーが少し上に上がってしまい、ちょっと不格好だ。


写真1 少し上に上がったワイパーアーム

写真1では少しわかりにくいかもしれないが、近くで見ると写真2のように、明らかにワイパーアームが上がっている。


写真2 上がっているワイパーアーム

そこで、今回はワイパーアームがボンネットと干渉するところを少し削ることで、干渉するのを防ぐことにした。これで、ワイパーアームを元の位置に戻すことができる。

なお、ワイパーアームはアルミ製でツヤ消し黒に塗装されているため、削ると地金が見えてしまう。削るついでにツヤ消し黒で塗装して、新品同様のワイパーアームにしてしまおう。もちろん、助手席側だけではなく、運転席側も・・・。

さて、実際の作業だが、まずはワイパーアームを車体から取り外す。この方法は「ボンネットとワイパーアームの干渉対策 − その1」を参照して欲しい。今回は、運転席側も塗装したいので両方のワイパーアームを取り外した。写真3に取り外したワイパーアームを示す。


写真3 取り外したワイパーアーム

そして、ワイパーアームからワイパーブレードを取り外す。

取り外した助手席側のワイパーアームは、写真8のようにディスクグラインダーで削っていく。アームはアルミ製なので、削りすぎないようにしないといけない。


写真4 ディスクグラインダーでワイパーアームを削る(削る前)

あまり削りすぎると、折れやすくなってしまうので注意が必要だ。ある程度削れたら、写真5のようにやすりで面を均しておく。


写真5 やすりで面を均しているところ

助手席側のアームが適当に削れたら、ツヤ消し黒を塗装する。DDは塗装が苦手だが、ツヤ消し黒ならなんとかなるだろう。

まずは、写真6のようにワイパーアームの根本のところをマスキングテープで保護しておく。ここに塗料がついてしまうと、うまくワイパーモーターの軸にはまらないかもしれないからだ。


写真6 ワイパーアームの根本にマスキングしたところ

そして、写真7のように、ツヤ消し黒でシューッと塗装する。念のため、3回に分けて薄く塗装した。もちろん、塗装前には脱脂している。えっ!? プライマー? サーフェサー? 何ですか? それ?(笑)

塗装後は、写真7のように綺麗なツヤ消し黒に仕上がった。


写真7 塗装後のワイパーアーム

塗装したワイパーアームにワイパーブレードを取り付け、これを車体に取り付けると、まるで新品のワイパーアームのようだ。写真8にワイパーアームの根本部分を示す。


写真8 塗装後のワイパーアームの根本

根本のプラスチックカバーの色と比較してみると、あきらかに黒くなっているのがわかる。まるで新品!?

さて、助手席側のワイパーアームは写真9のように元の位置に戻そう。


写真9 元の位置に戻った助手席側のワイパーアーム

ボンネットを閉めると、写真10のように助手席側のワイパーアームがすっきり収まっているのがわかる。


写真10 すっきり収まったワイパーアーム

う〜ん、やっぱりコレでないとね!!

さて、気になるボンネットとの干渉であるが、写真11のように微妙なところだ。


写真11 ワイパーアームとボンネットの干渉?(1)

角度を変えて見てみると、


写真12 ワイパーアームとボンネットの干渉?(2)

あっ、やっぱり少し当たっている・・・。_| ̄|○

う〜ん、残念・・・。でも、これ以上、ワイパーアームを削ると強度が心配だ。

というわけで、ワイパーアームの角度は、やっぱり少し上げておくことにした(苦笑)。

えっ!? 何のために削ったんだって? いや、ちょっと塗料の乗りがよくなるかなと思って・・・(負け惜しみ)。



<<前の記事へ   次の記事へ>>

ご質問はddkunnejpgmail.comまで。

メンテナンス一覧へ