2006年3月23日(木)

ウォーターポンプの交換 − つばめさんより

先日、つばめさんよりウォーターポンプ交換のレポートをいただいたので紹介しよう。DD号もサーモスタットが固着しているので、サーモスタットを交換するついでにウォーターポンプも交換しようかと思っていたところだ。


こんにちは。以前、掲示板でヒーターの甘く危険な香りでカキコミしました「つばめ」と申します。今回は、最近なんだかエンジンが少しヒート気味なのでウォータポンプ(以下WP)を交換してみました。

まずはリザーブタンク下にあるドレンを開けて冷却水を抜きます。

次は「この工具を作らねば出勤できない」という大義名分の下、前日の仕事中に作った工具で(といっても32mmのスパナを薄く削ったのとフラットバーに穴を空けただけ)、ファンを外します。ここはご存知だと思いますが逆ネジですね。

そうそう、サーモスタットも換えるのでラジエータホースもゆるめ、サーモハウジングの取り付けボルトを緩め(M6X3 M8X1 リテーナM8X1)取り外します。サーモハウジングが無いとWPを外しやすいです。

お次はベルトです。15mmのレンチでテンショナーをエイヤーと右回しにひねり取り外します。これで本丸のWPへ攻め込むこととなります。

では、まずWPプーリーを工具で回り止めし、ボルトM6X4を緩め取り外します。WP本体の取り付けナットM6X4を取り外し、WPの両サイドにあるM6のネジ穴に長さ30mm以上のボルトを左右均等に締め込み、WPを抜き取ります。これは、サーモハウジングのボルトでOK!

外して……やはり

インペラにクラックが入り空回り状態でした。

これで分解作業は終了です。

では一服して外した部品を掃除したら 組み付けです。

これが今回の交換部品!

まずはWP、Oリングにシリコングリスを少量塗りボルト穴を合わせ真っ直ぐ押し込みます。で、ナットで締め付けます(10Nm)。

プーリーを取り付けて(10Nm)、ベルトをかけます(ベルトとプーリーの山に注意してください)。

お次はサーモスタット。ココもOリングにシリコングリスを塗り「↑」を上にして取り付けます。この「↑」は何の意味があるのだろうといつも思いますが、まあ言うとうりにしておきます。

そして、ハウジングにゴムパッキンを取り付け、ココも真っ直ぐあてがいボルトを入れます。この取り付けボルトは、ソケットだけで手で締めこめる所まで締め、ハウジングに傾きがないか確かめてからレンチで締めます(M6 10Nm M8 22Nm)(傾いたまま工具で締めると割れるので注意)

さあ次はファンです。逆ネジなので左巻きで締めます(40Nm)。

ホースを繋ぎドレンを閉めたら 新しいクーラントを水で希釈しながらドボドボーっと注入します。あとはエンジンを始動しエア抜きします。



簡単に書きましたが、おおよそこんな作業でした。交換後は実に快調です。


いかがだろうか? この作業はDDも近いうちにやろうと思っていたので、非常に参考になった。

末尾ではあるが、今回初めてレポートを送っていただいたつばめさんに感謝する。オフ会にも是非参加いただきたい。



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