2005年4月27日(水)

リア内張りの補修 − 貧乏若造さんより

今回は、予告通り貧乏若造さんよりリア内張り補修のレポートをいただいた。内張り補修のレポートは、これまでに「内張り補修 − BJさん&キャノンさんより」や「ドア内張り(バッファローレザー)の補修 − ミッチョさんより」などがあり、これらも参考にしていただきたい。


今回のレポは、前回予告していたリヤドア内張り修理の巻!

前回、リヤのパワーウィンドスイッチのLED化をする為に内張りパネルを外した時に気付いたお決まりのビニールレザーの浮き。


問題の内張り

肘掛はお決まりですよね。 そう肘掛は・・・

肘掛の部分は1年位前に、仕方なくステープルで止めていたので、それ以降浮きは無かったんですが、肘掛の下の部分。

これがぁぁぁぁぁ! なんだこりゃぁぁぁx!!!てな具合に恐ろしいくらい浮いてます。というか縮みすぎて気持ち悪い位になってます。


気持ち悪い位に膨らんだ部分

これはもうどうしようもないので切開手術しかないですねぇ・・・ と、思い切ってカットします。


カットしたところ


ちなみにカットするのにこんな物を使いました。 

カットしたら接着を忘れずに。


使用した接着剤

貼り付けるコツですが、接着剤を塗る、と言うか切れ目からドップリ入れて、一度ビニールレザーをゴリゴリと10分くらい押し付けてしばらく放置しましょう。

この段階では、表皮の縮みの力が強い為付きません。(24時間くらい経っても張り付く機能を持ってる位ですのであわてずに)

さて、この際ですからあのグレーの布地のパネルも作り直しちゃいましょう。使用したのは大きめなホームセンターなどで販売されているウレタン?ポリエチレン?で出来たパネルを用います。


使用したパネル


パネルの詳細ラベル

本来は、このパネルを芯材にして表皮を貼るのが理想なのですが、自分はそのままパネルの素材を生かして貼っちゃいました。(正確には黒レザーを貼る予定でユザワヤに行ったのですが、カットコーナーのお年を召されたお姉さま方の長蛇の列に閉口・・・ 結局そのまま貼る事に・・・)

型を取って、切り抜きます。


型取り


切り抜いた物を並べてみた所

そして、貼り付けます。

先程の接着剤を、内張り側と切り抜いたパネル側に塗り、しばらく放置した後貼り付け。そして、一番最初に切込みを入れ、接着剤を流し込んだ所ですが、24時間放置プレイで。


貼り付けた所


パネルの表面のアップ

さて、24時間放置したパネルですが、ゴリゴリと表皮を押し付ける様に貼るとしっかり貼り付いてくれます。で、切れ目を隠す為に新しくパネルを張ります。

ここは、A4の紙などで型紙を作り作成します。で、例の如く接着剤で貼り付け。


こんな感じ

さぁ、出来たら元に戻しましょう。


できあがり

はぁ、結構いい具合に決まってますが、パネルを切り抜くのに綺麗にまっすぐ切り抜かないと満足できませんのでしっかりと丁寧に切りましょう。

あ、前もやんなきゃ・・・ でも疲れるんだよナァ(笑)


内張りの浮きはE34の持病のようなもので、皆さん苦労されているようだ。ちなみに、DD号は95年式のため対策済みである(ちょっと優越感?)。

末尾ではあるが、いつもメンテレポートをいただく貧乏若造さんに感謝する。さて、次はどんなレポートかなぁ〜。



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