2005年3月26日(土)

左リアショック交換 − オイル漏れ

先日の車検の際に、take-Mさんより左リアショックアブソーバーのオイル漏れを指摘された。take-Mさんに交換をお願いしたかったのだが、経済的理由により車検後に自分で交換することにした。決してサイトのネタのためではない(半分、嘘)。

今回の左リアショックは、メンテオフの際に実施した。その際、E34乗りの方々にお手伝いいただいた。この場をお借りして感謝する(特に、boven7さん)。

さて、ここでは左リアショックの交換手順を紹介しよう。基本的に右リアショックも同じ方法である。

まずは、リアシートの座面、背もたれ、リアトレイを外す。外したところを写真1に示す。


写真1 リアシートを外したところ

リアシートの肩にあたるところにリアストラットの上部がある。写真2にリアストラットの上部を示す。


写真2 リアストラットの上部

写真2の赤矢印にリアストラットのゴムカバーがあるので、これを手で外す。外したところを写真3に示す。


写真3 ゴムカバーを外したところ

リアストラットのトップナットが見えるだろうか。

さて、ここまでできれば、次に車をジャッキアップしてタイヤホイールを外す。

まずは、写真4のようにタイヤが接地した状態でホイールボルトを緩める。


写真4 ホイールボルトを緩めているところ

その後、写真5のように左リアをジャッキアップしてウマをかける。


写真5 ジャッキアップしてウマをかけたところ

ショックを交換するときには、安全のため必ずウマをかけて作業すること。ウマ自体は2,000円も出せば手に入るだろう。

ウマをかけたらタイヤホイールを取り外す。そして、写真6のようにリアストラットの下に付いている22mmのボルトを外す。ここは固く締まっているので、しっかりした工具で外したほうがいい。


写真6 リアストラット下のボルトを外しているところ
(モデルはboven7さん)

ボルトを外したら、写真7のようにストラット上部の3個のナットを外す。


写真7 ストラット上部のナットを外しているところ

写真7では、boven7さんの目にも止まらぬレンチ捌きでレンチがぶれて写っている(笑)。ちなみに、DDの左リアショック交換は、boven7さんのリアショックのバンプラバー交換と同時に行ったのだが、DDがboven7さんに手伝ってもらいながらリアショックを1本交換する間に、boven7さんは自分だけで両方のバンプラバーを交換してしまった。メッチャ速い!

さて、上部のナットが取れれば、写真8のようにリアストラットを奥の方へ手で叩くと、写真9のようにリアストラットが外れる。


写真8 リアストラットを叩いているところ


写真9 リアストラットが外れたところ

写真8、9は凪さんに撮影してもらったのだが、ページに掲載するにあたり目線をいれたところ、DDまでもが犯罪者の仲間入りしてしまった(苦笑)。

リアストラットが外れたら、スプリングコンプレッサーでスプリングを縮めるのだが、その前に、写真10のようにスプリングコンプレッサーに注油しておく。


写真10 スプリングコンプレッサーに注油しているところ

スプリングコンプレッサーが油切れしていると、スプリングを縮めているうちにスプリングコンプレッサーが外れやすくなり非常に危険なので、必ず作業前に注油しておくこと

スプリングコンプレッサーをスプリングに取り付けたところを写真11に示す。


写真11 スプリングコンプレッサーを取り付けたところ

スプリングコンプレッサーは必ず正確に対角になるように取り付けること。スプリングコンプレッサーが外れると怪我をすることがあるので、安全のためキッチリしておきたい。

また、締めているうちにずれたときは、面倒でももう一度緩めてキッチリ対角になるように付け直す。また、両方のスプリングコンプレッサーは必ず均等に締めていくこと。脅かすわけではないが、楽しいはずのDIYメンテで怪我をしては元も子もない

スプリングが十分に縮められて上部の皿が手で回るようになったら、写真12のようにトップナットを外す。


写真12 トップナットを外しているところ

ナット自体は17mmのサイズだが、その中心は7mmなので(モンローリフレックスの場合)中心軸が回らないように固定しながらゆっくりとナットを緩めていく。

こうして、外したショックアブソーバーと用意した新しいショックアブソーバーを写真13に示す。


写真13 外したショックアブソーバー(左)と新しいショックアブソーバー(右)

古いショックアブソーバーが車両に付いていたときには、漏れたオイルで汚れたいたのだが、take-Mさんが車検の際に掃除してくれていたようだ。

後は、逆の手順で写真14のように新しいストラットとして組み上げ、車両に取り付ければいい。


写真14 新しいショックアブソーバーを組み込んだストラット

ストラットを車に取り付けるときは、上部を先にキッチリ入れてから、下部を組み込むようにすればよい。

 

なお、ショックアブソーバーはガレージネクストさんから購入した。購入価格は、税込みで8,600円(税、送料込み)であった。



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