2003年6月8日(日)

グローブボックスダンパー取り付け − 今さらながら

E34 525iのグローブボックスには、M5に付いているようなのようなダンパーが付いておらず、グローブボックスをガチャッと開けると、「ガタン」という音がして全開まで一気に開くのである。M5のようなダンパーが付いていると、国産高級車のように、ゆっくりスーッと開くのだ。

そこで、E34乗りの方の間では、一時期、M5用のグローブボックスダンパーを取り付けるのが流行っていた。これについては、某HPにE34BM小僧さんが書いているとおりである。

先日ドイツのSPEEDに部品を注文する際に、今さらではあるが、ついでにグローブボックスダンパーも注文しておいた。価格は15.40 Euro(約2,180円)であった。P/Nは、「51 16 1 954 684」である。これで、DD号も高級車の仲間入りである(嘘)。

購入したグローブボックスダンパーを写真1に示す。


写真1 購入したグローブボックスダンパー

ダンパーの両端に付いている金具は、取り付け前に外しておく。これはペンチか何かで引っ張れば、外れるはずである。

DD号は右ハンドルなので、左側の助手席に写真2のようなグローブボックスがある。


写真2 グローブボックス

ダンパー取り付け前には、グローブボックス写真3のような左右2本の紐で吊り下げられている。


写真3 グローブボックスを吊り下げる紐

少し見にくいが、写真の赤矢印の先に黒い紐が見えるであろうか。今回は、この左右の紐のうち、右側(コンソール側)をダンパーに交換する。写真1からもわかるように、ダンパーは少し太めなので、左側の紐の部分にはうまく取り付けできないのだ。

まずは、左右の紐の下側を外して、グローブボックスが大きく開くようにしておく。写真4のように、紐の先端は、金色の金具でグローブボックスに固定されているので、マイナスドライバーで、この金具を外すと紐が外れるようになる。


写真4 グローブボックスの紐を外す

左右の紐の下側を外すと、グローブボックスが大きく開くようになる。さらに、グローブボックスの中の上側のプラスチックを外して、ダンパーの交換作業が容易になるようにしておく。グローブボックスの中の上側のプラスチックは、写真5の赤矢印で示した3本のネジで固定されている。これらのネジを外す。なお、プラスチックの部品には、スイッチや照明灯が付いているので、これらのコネクタも外しておく。


写真5 グローブボックスの中の上側のプラスチックを固定しているネジ

プラスチックが外れると、作業がしやすくなる。まず、右側(コンソール側)の紐の上端を外す。これはプラスチックのビスのようなもので固定されているだけなので、簡単に外すことができるはすである。

そして、写真6のように、グローブボックスダンパーの一端をM4のネジで固定する。DDはM4のネジを使ったが、少し細いような気がしたので、M5のネジの方がいいかもしれない。E34BM小僧さんが某HPで書いておられるように、ナットはあまり締めすぎず、締めた後に緩み止めを塗っておくとよい。


写真6 グローブボックスダンパーの上端を取り付けたところ

グローブボックスダンパーの上端を取り付けた後、グローブボックスの中の上側のプラスチックを元に戻す。

そして最後に、グローブボックスダンパーの下端、および、左側の紐の下端をグローブボックスに固定すれば完成である。ダンパーの下端の固定には、紐を固定していた金具を再利用すればよい。写真7に取り付け後を示す。


写真7 グローブボックスダンパー取り付け後

グローブボックスダンパーを取り付けた後は、グローブボックスをガチャッと開けると、スーッとゆっくりグローブボックスが開く。まさに、「高級車」っぽい。

取り付けた後の個人的感想:

確かにグローブボックスの開き方は高級になったような気がするが、「そもそも、そんなにグローブボックスを頻繁に開けるのか?」とか、「そんなところに高級感を求めてどうする?」とか、「使いやすくなったのか?」といった疑問が頭の中を駆け巡るのも事実である(苦笑)。ちょっと、「不要な改造」のような気もする。



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