2002年12月7日(土)

セント・ニコラス登場

DDの近所にはハンガリーから来た家族が2世帯住んでいる。ヨーロッパの方では、12月6日はセント・ニコラスデー(セント・ニコラスとは、サンタクロースの原題となった人物)といって、子供達がセント・ニコラスからプレゼントをもらえる日だそうだ。ただし、プレゼントといってもキャンディーやチョコレートだそうだが。

一方、アメリカや日本と同様に、12月24日にもプレゼントがもらえるが、これはサンタからもらえるのではなく、天使がクリスマスツリーの下にプレゼントを置いていってくれるそうだ。

そんなわけで、今日はハンガリー式のセント・ニコラスパーティーにお邪魔した。


部屋の中はクリスマス(?)デコレーションだ。これは、手作りのキャンドル立て。


こちらは、冬になるとキャンドルをよく使うそうだ。もちろん照明の役割ではなく、一種のデコレーションである。


これは、ノルウェーで超人気のキャンドル(電気式)。DDの調査では、ハルデンにある家の81.4%は、窓にこれが飾ってある(嘘)。


窓には、こんな切り絵風のオーナメントも飾られている。


今回のパーティもお菓子の持ちよりだったため、DDらはバナナケーキ(画面の右側)を持っていった。その左奥に写っているのはPepperkakeというクッキーのようなお菓子である。


子供達は総勢13人集まった。全部、近所の子供達である。


中には、サンタの衣装を着た子供もいる(笑)。


もちろん、みんなの人気者だ。


ハンガリーのおばあちゃんと一緒にクリスマスソングや手遊びをしている。このおばあちゃんは、小学校の先生である。


飲めない炭酸のオレンジジュースをちびりちびりと飲む。一口飲むごとに、「プハー」って口を大きく開けて、空気を出している。まるで、風呂上がりにビールを飲んでいるようだ。

そうこうしているうちに、部屋の電気が消され、クリスマスソングとともに・・・


一斉にドアのほうを見つめる子供達!


セント・ニコラスの登場だ。このセントニコラスの正体は、近所に住むオランダ人のアントンさんで、この衣装もオランダのものだそうだ。子供達は一瞬の静寂の後、大歓声を上げる。 


そして、古いノートをとりだし、一人ずつ名前を呼んで今年その子がどんな子だったかをノートを見ながら言う。これは事前に親が書いたものであるが(笑)。その後、一人一人にお菓子のプレゼントが手渡された。


プレゼントをもらった子供はちゃんと「タック(ありがとう)」と言っている。


DDの子供も、もちろんプレゼントをもらった。セントニコラスからのメッセージは、「ノルウェー語もわからないのに地元の小学校に嫌がらず、元気に楽しく通うことができましたね」というものであった。DDの子供は「JA!(“はい”の意味)」と返事をしている。DDよりもノルウェー語はうまそうだ。

アントンさんは、完全にセント・ニコラスになりきっており、帰る時も「私にはプレゼントを渡さなくてはいけない世界中の多くの子供達が待っているんだ! 早く帰らないと!」と言いながら帰って行った。何か得な役だ(笑)。


左の子供は韓国人の兄貴分だ。 


ハンガリー人の友達とふざけて遊ぶ。


一方、私は疲れてお昼寝(笑)。


こんな帽子を作ってみた。似合うだろうか?


何をして遊んでいるのだろうか? 言葉が通じなくても、子供達は平気で遊べるようだ。



<<前の日記へ   次の日記へ>>

ご質問はddkunnejpgmail.comまで。

一覧へもどる