2002年7月8日(月)〜11日(木)

4日目 ソグネフィヨルド観光 → ハルデン

4日目の最終日は、午前中にソグネフィヨルドを観光して、午後からハルデンに帰る。


最初に宿泊地のアウルランド(Aurland)からフラム(Flåm)まで車で移動し(赤矢印)、次に,車を置いてフラムとミュールダール(Myrdal)間を山岳鉄道(フラム鉄道)で往復する(緑矢印)。そして、最後にフラムからグドバンゲン(Gudvangen)までボートでフィヨルドを観光する。その後、グドバンゲンからハルデンに帰る。


ホテルの玄関から。あいにく小雨が降っている。左側のバスは、ロシアからの観光バスである。昨夜はロシア人の団体さんも泊まっていたようだ。

そういえば、先日ロシア人数人を含む人達とディナーに行ったのだが、そのときにロシア人にたらふくアクアビッツを飲まされた。彼らはメチャメチャ酒が強い。おまけに人に飲ませるのを生き甲斐としているようだ。「乾杯」といいながら何度も酒をついでくる。ロシア人恐るべし!
ちなみに、アクアビッツはノルウェーの蒸留酒であり、アルコール度数は約40度である。アクアビッツとは「命の水」という意味だ。


フラム駅に到着。降っていた雨もやんだようだ。ここはフラム鉄道(Flåmsbana)の駅でもあり、フィヨルド観光のボートの乗り場でもある。


だから、駅には船が停泊していたりする。


まずは、駅の切符売り場でフラム−ミュールダール間の往復チケットを購入。大人210Kr. 子供105Kr.である。


切符を買うと、早速列車に乗り込む。車掌さんは女性のようである。


朝一番の列車なので、ガラガラだ。DDが乗った車両には、8人しか乗っていなかった。大丈夫か、フラム鉄道(フラム鉄道は私鉄である)。

ちなみに、フラム−ミュールダール間は20.2kmで、高低差は863.5m、最大斜度は5.5%、トンネル数は20もある。敷設するのに20年の年月を費やしたそうだ。ここを片道約55分間かけて列車が走る。


出発すると、牧歌的な景色が目の前に広がる。


大きな滝が見える。下にある家と大きさを比べて欲しい。


「世界の車窓から」を思い出しそうな風景である。あの番組は富士通提供だっけ?


ミュールダールへ行く途中にはこんな駅があったりする。こんなところに止まってどうするのかと思いきや、ハイキングに来ている人が乗り込むこともあるようだ。


湖のほとりも走る。


フラム鉄道は人々の足というよりは、完全に観光用の鉄道である。


その証拠に、大きな滝が見えると列車が止まって撮影タイムとなる(笑)。


これがヒョース滝だ。落差93m。高さもすごいが、恐るべき水量である。


そうこうしているうちに、ミュールダール駅に到着した。人々が列車から降りる。


ここがミュールダール駅である。


このミュールダール駅は、ノルウェーの国鉄(NSB)の駅でもある。この駅から、オスロに行ったりベルゲンに行ったりすることもできる。赤い列車はベルゲン行きのNSBの列車である。

10分ほどの停車後、列車は折り返しフラム駅へ向けて出発する。当然のことながら窓から見える景色は往路と同じである。


フラム鉄道は単線であるが、途中で離合できるところがある。

復路でもヒョース滝で停車したが、そのときは音楽が流れ、滝の中腹右手にある茶色の小屋から赤いドレスを着た美女が出てきて踊るというアトラクションがあった。これはこの滝に伝わるセイレーン伝説にちなんだ演出である。そういえば、行きの列車ではヒョース滝で停車したときに2人の若い女性がここで降りるのを見た。彼女たちが赤いドレスに着替えてアトラクションをしているようだ。アルバイトだろうか?

さて、フラム駅に帰ってきたら、次はグドバンゲンまでボートに乗りソグネフィヨルドを観光する。所要時間は約1時間半である。ただし、このボートには車が乗せられない。しかたがないので、家族をボートに乗せ、DDはグドバンゲンまで車で陸路を行くことにした。DDは数年前にこのボートに乗ったことがあるからだ。


ボートは意外と小さい。時間によってはもっと大きい船を使うこともあるようだ。


出航!


到着! はっやいなぁ・・・(笑)


そろそろお昼になったのでグドバンゲンで昼食にする。ボートの船着き場にはこんなカフェテリアがある。


カフェテリアで意外なものを発見! 橋本総理! なぜかガニ股である。

昼食後は、ハルデンまで帰るだけである。


帰る途中に、ラールダールトンネル(Lærdalstunnelen)という世界一長いトンネルを通った。


長さはなんと24.5kmである。わざわざそんなにトンネルを掘らなくてもいいのに・・・。


トンネルの中には、こんな避難所が数カ所ある。なぜか天井には青色の間接照明があり幻想的な雰囲気を醸し出している。ちなみに、トンネルの中には数カ所オービスがあった。


トンネルを抜けるとこんな道を爆走する。調子に乗ってスピードを出してはいけない。


なぜなら、道端に山羊が放し飼いにされているからだ。おいおい、マジか?


白山羊さんと黒山羊さんである。手紙を食べ合っているのだろうか?


21時頃、やっと我が家へ到着!

本日の走行距離は、524kmである。お疲れさまでした。

フィヨルド観光 − 番外編」へ



<<前の日記へ   次の日記へ>>

ご質問はddkunnejpgmail.comまで。

一覧へもどる