2024年5月11日(土)

DD2号 エアコンの風が出ない − ブロアファンの交換

先日、車に乗り込んでエンジンをかけたところ、なんか静かだ。エンジン音はするんだけど? よく注意してみると、エアコンの送風口から風が出ていない。エアコン操作パネルでは、しっかり風が出るような表示になってるんだけど? もしかして、ブロアファンかレジスタが壊れたか? まぁ、16年目の車だから仕方ないか・・・。

そんなわけで、ブロアファンを交換することにした。詳細な手順についてはこのレポートこのレポートに譲り、今回は作業途中の写真を使って報告する。

写真1は、いろんなものを外してブロアファンが見える状態にしたところだ。


写真1 ブロアファンが見えるように分解したところ

写真2に取り外したブロアファンを示す。


写真2 取り外したブロアファン

1年ほど前に取り外して掃除したばかりなので、ファンの部分は比較的綺麗だ。これを交換するのだが、このブロアファンには風量を調整するためのレジスタも付いている。どちらが壊れているかわからないが、急に風が出なくなったのでおそらくレジスタではなくブロアファンだろう。写真3に新旧のブロアファンを示す。


写真3 新旧のブロアファン(上:旧、下:新)

写真3の赤矢印で示したものはブロアファンに付属している部品で、ブロアファンを車体に取り付けるための台座だ。写真4に古いブロアファンのブラシ部分を、写真5に新しいブロアファンのブラシ部分を示す。


写真4 古いブロアファンのブラシ


写真5 新しいブロアファンのブラシ

新しいブロアファンは、写真6のようなメーカーのものた。


写真6 ブロアファンのメーカー表示

どうもドイツのAutomotive Climate-control Marketing GMBHというところらしい。

さて、購入した部品を車体に取り付ける際には、ブロアファン、その台座、レジスタを組み立てなければいけない。まずは、写真3の赤矢印で示した台座を取り付けよう。写真7に台座の取付部分を示す。


写真7 台座の取り付け部分

写真8のように、これにシリコンゴムでできた白いクッションを取り付ける。


写真8 クッションを取り付けたところ

そして、写真9のように、その上に台座をはめ込む。


写真9 台座をはめ込んだところ

同様にして反対側の台座も取り付ける。写真10に反対側の台座を取り付けたところを示す。


写真10 反対側の台座を取り付けたところ

台座とブロアファンの間にクッションがあることでモーターの振動を吸収し、スムーズにブロアファンが回るのだろう。取り外したブロアファンを見て、レジスタも同様にして新しいブロアファンに取り付けておこう。このようにして、台座とレジスタを取り付けた新しいブロアファンを写真11に示す。


写真11 台座とレジスタを取り付けたブロアファン

これを写真12のように車体に取り付ける。


写真12 ブロアファンを取り付けたところ

あとは取り外した部品を元に戻していけばいい。ただ、ブロアファンのカバーを取り付けるときには注意が必要だ。このカバーはキッチリ指定された場所に取り付けておかないと、固定ネジで取り付けられない。一つ目の注意点はブロアファンの配線だ。ブロアファンの配線は写真13の赤矢印の位置を通すようにしないといけない。


写真13 ブロアファンの配線の位置

また、カバーの裏側には写真14のように上下にそれぞれ二つの突起がある。


写真14 上下の突起

この突起に対応するところに穴があるので、そこにキチンと突起が入るように取り付けなければならない。これがずれているといくら頑張っても固定ネジが取りつけられない。

さて、ブロアファン交換後は問題なくエアコン吹き出し口から風が出るようになった。これからの季節はエアコンが必須なので、早めに修理できてよかった。今回、購入した部品は以下の通りである。

ブロアファン P/N: 64116933910  15,960円(送料込み)

これでしばらくは大丈夫だろう。



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