2021年12月4日(土)

DD2号 ブレーキフルードの交換 − 車検前に

そろそろ2年に一度の車検の時期が近付いてきた。車検はいつものようにtake-Mさんにお願いしようと思っているが、車検前にブレーキフルードを交換しておこう。詳しい手順は「DD2号 ブレーキフルードの交換 − 車検に備えて」を参照してもらうこととして、ここでは概略だけレポートする。

ブレーキフルードのタンクは、写真1のエアクリーナーボックスの下にある。


写真1 ブレーキフルードタンクの位置

エアクリーナーボックスを外すと、写真2のようにタンクが見えるはずだ。


写真2 ブレーキフルードタンク

タンクを横から見てみると、写真3のようにブレーキフルードが茶色く変色している。


写真3 茶色く変色したブレーキフルード

やはり2年ごとに交換したほうが良さそうだな。まずは、写真4のタンク液位センサーのコネクタを外す。


写真4 タンク液位センサーのコネクタ

蓋を開けてタンクの中を見てみると、写真5のように茶色くなったブレーキフルードが見える。


写真5 茶色のブレーキフルード

まずは、タンクからできる限りブレーキフルードを吸い出す。そのために、写真6のSSTを使う。


写真6 吸い出しSST

これはプラスチックの洗瓶の先にシリコンホースを付けたものだ。これはブレーキフルードの吸い出しの他にも、春になって石油ファンヒーターを仕舞うときに、タンクから灯油を抜くのにも使っている。便利アイテムなので、作っておいて損はないと思う。

これで、写真7のように可能な限りタンク内のフルードを吸い出す。


写真7 フルードを吸い出しているところ

さて、今回も前回と同様に写真8のブレーキフルードを1リットル用意した。


写真8 用意したブレーキフルード

価格は819円であった。まず、写真9のように新しいフルードをタンクに入れる。


写真9 新しいフルードを入れているところ

そして、タンクから一番遠い車輪、すなわち左リアから古いブレーキフルードを抜いていく。そのために、写真10のように左リアをジャッキアップし、タイヤを外す。


写真10 左リアタイヤを外したところ

そして、写真11に見えるブレーキキャリパーのブリーダーボルトからフルードを抜く。


写真11 ブリーダーボルト

具体的には、このブリーダーボルトのところに、写真12のようにブレーキブリーダーボトルのホースを接続し、ブリーダーボルトを緩める。


写真12 ホースを接続したところ

そして、写真13のようにブレーキペダルを何度か踏む。


写真13 ブレーキペダルを踏んでいるところ

ブレーキペダルを踏むたびに、キャリパーからフルードが押し出される。このとき、タンクが空にならないようにチェックし、少なくなってきたらタンクに新しいフルードを補充する。タンクが空になってしまったら、マスターシリンダーにエアが入ってしまうので、結構面倒なことになる。タンクが空にならないように中止しよう。

写真14にキャリパーから押し出されたブレーキフルードを示す。


写真14 キャリパーから抜いたブレーキフルード

押し出されて出てきたブレーキフルードが透明になるまでブレーキペダルを踏んでブレーキフルードを入れ替える。この作業を、左リア → 右リア → 左フロント → 右フロントの順番で実施する。そして、最後に、写真15のようにブレーキフルードをタンクのMAXまで入れれば作業終了だ。


写真15 新しいブレーキフルードを入れたところ

作業後はエンジンをかけてブレーキペダルを踏んでみて、エアが噛んでいないかどうか確かめておこう。



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