2017年11月4日(土)

DD2号 ブレーキフルード交換 − 車検準備

今月の下旬にtake-Mさんに車検をお願いしようと思っているのだが、自分でできるところは事前にやっておきたい。そこで、まずはブレーキフルードを交換したので報告しておこう。詳しい手順は、「DD2号 ブレーキフルードの交換 − 車検に備えて」を参照していただきたい。

ブレーキフルードを交換するときは、

  1. ブレーキフルードタンクにある古いフルードを抜く
  2. タンクに新しいフルードを補充する
  3. 左後ろのキャリパーから古いブレーキフルードを押し出し、新しいブレーキフルードに入れ替える
  4. 右後ろ、左前、右前の順で、同様にフルードを入れ替える

の順で作業する。注意することは、キャリパーから古いブレーキフルートを押し出す時に、タンクが空になってブレーキラインに空気が入らないようにしないといけない。

まずは、写真1のようにリア側をジャッキアップしてタイヤを外す。


写真1 リアをジャッキアップしたところ

そして、ボンネットを開けて写真2の赤矢印のエアコンフィルタをトレイごと外す。


写真2 エアコンフィルタ

すると、写真3のようにトレイの下にブレーキフルードタンクが見える。


写真3 ブレーキフルードタンク

写真4のように、大きなスポイトを使って古いフルードをタンクから抜く。


写真4 タンクから古いフルードを抜いているところ

タンクの入り口からのぞき込むと、写真5のように緑色の汚れが見える。


写真5 タンクの口の汚れ

タンクの口に付いているフィルタを外すと、写真6のように濃い緑色の汚れが付いている。


写真6 フィルタの汚れ

なに、これ? タンクを横から見てみると、写真7のようになんか緑色の汚れがある。


写真7 タンクを横から見たところ

フィルタを外した後のタンクの口を見ても、写真8のように緑色の汚れが付いている。


写真8 フィルタを外したタンクの口

スポイトで抜いたブレーキフルードも写真9のようにちょっと緑っぽい。


写真9 抜き取ったブレーキフルード

この汚れってなんだろう? まさか、コケ?(笑) いや、緑だから銅イオンか? いずれにしても、手の届く範囲で汚れを拭き取っておいた。もしかして、タンクも交換しないといけないかなぁ・・・。

ブレーキフルードを抜き取ったら、新しいブレーキフルードを入れる。DD2号はDOT4指定なので、写真10のようなブレーキフルードを用意した。購入価格は、1Lで819円であった。


写真10 新しいブレーキフルード

これを写真11のようにタンクに入れる。


写真11 新しいブレーキフルードをタンクに入れているところ

写真11のように、新しいフルードは無色透明だ。入れるとき、ペットボトルを二つに切って漏斗として使うと入れやすい。使った後、そのまま捨てられるので便利だ。

新しいフルードを入れたら、写真12に示すブレーキブリーダーボトルを用意する。これがあれば、一人でフルードの入れ替えやエア抜き作業ができる。


写真12 ブレーキブリーダーボトル

これを写真13のように左後ろのブレーキキャリパーに取り付けて、ブリーダーボルトを緩める。


写真13 ブレーキブリーダーホースを取り付けたところ

ここで、ブレーキペダルを踏めば、写真14のようにタンクに入れた新しいフルードによって古いフルードがブリーダーホースを通って押し出される。


写真14 古いフルードを排出しているところ

タンクの中のフルードがなくならないように継ぎ足しながら何度かブレーキペダルを踏むと、写真15のようにブリーダーホースから出てくるフルードの色が透明になる。すると、左後ろのキャリパー内のフルードと、タンクからキャリパーまでのブレーキライン内のフルードが新しいものに置き換わったことになる。


写真15 新しいフルードで置き換わったところ

同様にして、写真16のように右後ろのキャリパーにホースを取り付けて新しいフルードに交換する。


写真16 右後ろのフルード交換

その後、写真17のように左前、右前の順にフルードを交換する。


写真17 左前のフルード交換

すべてのフルード交換が終わったら、写真18のようにボトルに古いフルードが回収される。茶色くなっているのは、水分を吸っているからなのだろうか?


写真18 回収した古いフルード

作業後は、エンジンをかけて何度かブレーキペダルを踏んでみてブレーキラインにエアが噛んでいないかどうか確かめておこう。ブレーキブリーダーボトルさえあれば、一人でできるので簡単な作業だ。



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