2016年1月19日(火)

DD2号 パワーウィンドウ挟み込み防止誤動作 − 初期化

DD2号の運転席側のパワーウィンドウにはもちろん挟み込み防止機能があるが、どうもその機能が誤動作するようになってしまった。パワーウィンドウスイッチにて窓を全閉すると、一旦は写真1のように窓が閉まる。


写真1 全閉になったパワーウィンドウ

だが、その後、写真2のように、勝手に窓が開いてしまう。これでは、寒い中も窓を開けて走らないといけないし、車をロックするときも勝手に窓が開いてしまう。


写真2 勝手に窓が開くパワーウィンドウ

おそらく、窓の全閉位置の学習が消えてしまったのか何かで、挟み込み防止機能が働いてしまったのであろう。たぶん、窓の全閉位置を再学習するように初期化すれば直ると思う。

初期化の方法をインターネットで調べてみると、当然ながらマイナーなE63については見つからない。同じアーキテクチャのE60やE65については、いくつか情報が出てきた。ただ、「17秒ルール」とか「4秒ルール」とか、いろいろ出てきて手順が統一されていない。う〜ん・・・。まぁ、適当にやってみるか!?(笑)

まずは、車に乗り込みドアを閉め、イグニッションをONにする。このとき、エンジンはかけない。そして、写真3のように運転席側のパワーウィンドウスイッチを2段階目(自動全開)まで押し続ける。


写真3 ウィンドウスイッチを押し続けているところ

ウィンドウが全開になっても、さらに押し続けよう。15秒ほど押し続けていると、ポーンという音とともにメーターに写真4のようなエラーが表示される。


写真4 ウィンドウのエラー表示

これが表示されたら、今度はパワーウィンドウスイッチを2段階目(自動全閉)まで上げ続ける。ウィンドウが全閉になって3秒ほどで、メーターのエラー表示が消える。これで初期化完了らしい。簡単、簡単!!

一連の操作の後は、写真5のようにパワーウィンドウが正常に閉まるようになった。


写真5 初期化後のパワーウィンドウ

E63のDD2号はE34に比べて何かと電子化されていて、便利になっているような気もするし、メンテが難しくなっているような気もする。いずれにしても、トラブルが発生したときには、やみくもにバラしても分からないようになってきているようだ。



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