2012年8月1日(水)

エンジンかからず − 燃料ポンプの交換

エンジンかからず − ドナドナ」で報告したように、エンジンがかからなくなって積車で帰宅したDD号であるが、復活のため燃料ポンプを交換することにした。燃料ポンプはディーラーで購入すると非常に高価なので、個人輸入やYahoo!オークションを探してみた。すると、Yahoo!オークションで安く出品されているのを発見し、迷わずポチッと逝ってしまった。

購入した燃料ポンプを写真1に示す。これは、純正品やOEM品ではなく、サードパーティのもののようだ。価格は8,600円+送料740円であった。ペリカンパーツ等から個人輸入するより安い!


写真1 購入した燃料ポンプ

燃料ポンプの詳しい交換方法は「燃料ポンプと燃料フィルターの交換 − 壊れる前に」に譲り、今回は作業の雰囲気だけ。

燃料ポンプにアクセスするためには、写真2のようにトランク右側のトランクマットの下にある黒い蓋を外す。


写真2 燃料ポンプへのアクセス

コネクタやホース類を外し、燃料計センサーの回りのリングを緩めて外すと、写真3のように燃料計センサーを上に持ち上げて外すことができる。


写真3 燃料計センサーを外しているところ

燃料計センサーをタンクから取り出したら、タンク内に手を入れてタンクの底にある燃料ポンプを取り外す。写真4に取り外した燃料ポンプと燃料計センサーを示す。


写真4 取り出した燃料ポンプと燃料計センサー

古いポンプと燃料計センサーを切り離すには、写真5の赤矢印で示すホースバンドを緩めてホースを外すとともに、緑矢印のナットを外して配線を外せばいい。


写真5 燃料ポンプの切り離し方

これで燃料ポンプを燃料計センサーから切り離せたことになる。もちろん、マウントから燃料ポンプを外しておこう。写真6に新旧の燃料ポンプの比較を示す。


写真6 新旧燃料ポンプの比較(左:古いもの、右:新しいもの)

ちなみに、どちらもメタルタンク用の燃料ポンプだ(と思う)。特に大きな違いは見当たらないが、サードパーティのものは、マウントとの接続部分のゴムが茶色である。

これをインストールするには、まず新しい燃料ポンプと燃料計センサーを写真7のように接続する。


写真7 新しい燃料ポンプを燃料計センサーに接続したところ

そして、これを燃料タンクに戻してやればいい。写真8に燃料タンクへ戻したところを示す。


写真8 燃料タンクへ戻したところ

もちろん、ホースや配線も忘れずに接続しておこう。さて、最後に蓋をしてエンジンを始動させてみよう。

セルモーターを回すと数秒間のクランクの後、ちゃんとエンジンがかかった! アイドリングも問題なく安定している。これで復活だ〜!!

今回は、燃料ポンプの突然死で、初めて積車に乗って帰宅することになった。燃料ポンプが壊れたときは、振動を与えると復活するという話もあるが、DD号の場合は全く復活する気配も感じられなかった。燃料ポンプがダメになってしまうと手も足も出ないため、怪しいときはあらかじめ交換しておく方がいいだろう。

現在の走行距離は、157,434kmだ。前回の燃料ポンプ交換から約7万km走ったことになる。ちょっと壊れるのが早いかな?



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