2009年2月17日(火)

HIDフォグ取り付けのTips − medama1goさんより

今回は、medama1goさんよりフォグランプHID化のTipsをいただいたので紹介しよう。フォグランプのHID化を考えている人には有用な情報だろう。


わがmedama1号は2008年の2月にロービームとフォグランプをHIDに換装したのですが、それからわずか4ヶ月後の6月に、フォグランプが片目になるという、お粗末な結果が待っていました。

それから後は、再びH1ハロゲンに戻して運転していたのですが、先日、某オークションにてバラスト4個セットと言う出品を発見。Johnnyさんと共同で2個づつ折半と言う形で購入しました。

で、取り付けに関してですが、詳しい方法は岩野師匠のレポートを見てください。

ここでは私なりのTipsを少々。

純正キャップの内側のコネクターです。

+側はそのまま平端子で接続できますが、−側は?

灯体本体を見ると、円柱状の突起になっていて、こんな円筒形に丸めた銅製のコネクターで接続していますね。

しかし、こんな円筒形のコネクターに合うような市販の端子は見たことがありません。通常のギボシ端子ではスカスカですし、細身の平端子ならかろうじて内周に接するので、何とか導通は確保できるのですが、いかんせん接触面積が狭いため、心もとないですね。

そこで使用するのがこれ。

ギボシ端子です。ギボシ端子のオス側ではなく、メス側を圧着します。これがなんと、純正のキャップ裏の−端子に微妙に細いくらい。後はギボシ端子の割りをほんの少しだけ広げて、キャップ裏の端子との嵌め合いを調節します。

そうしてつなげると、ほらこの通り。

この上から一応ギボシ端子メス用のスリーブを適当な長さにカットして付けておきます。

後は+端子を接続してテーピングして絶縁しておけば、大丈夫。この方法なら、車体側の端子には一切加工をしていないので、故障や車検に通らないなど、不具合の有った時にはいつでも純正のH1に戻すことが出来ます。

故障等で戻したときは、バーナーの配線用の大穴はアルミテープなど、しっかりと貼り付いてきれいにはがせる物で塞いでおきましょう。

 

以前に取りつけた際のレポートを見てもらうと分かるのですが、フォグランプに使用したのは三菱電機製の些か古びたバラスト。

ケースの開け方が分からず、とりあえず周囲にコーキングを塗布して防水としたのですが、やはり持たなかったようで、故障後にばらしたら、見事に中で腐食していました。

高圧線の引き出し側の裏側を見てみると、配線の引き出し口周囲に腐食痕があります。よく見ると引き出し口のグロメットに切込みが入れてあり、ここから浸水したようです。

このタイプのバラストは、高圧線引き出し部周囲のの丸く出っ張った部分はライトハウジング内に収めて使用するように設計されているようで、外側になるケースの合わせ目はしっかりとシールされており、丸い出っ張りの周囲にはゴムのパッキンが付いていましたが、その内側は全く防水されていません。

もし、このタイプのバラストを使用される方は、高圧線引き出し口を入念に防水されることをお勧めします。

制御基盤も、その周囲も腐食しており、完全に駄目になっていました。

 

今回はバラストの取り付けは、丸々岩野師匠の手法をお借りしました。バラストの取り付けに使うブラケットも、まんま同じ物を製作しました。

アルミ板に位置を測ってマジックで罫書くのも面倒だったので、CADで原寸大の型紙を作成して、アルミ板に貼り付け加工しました。

今回、CADデータをpdfで出力できることが分かりましたので、その原寸大型紙をpdfで作ってみました。A4サイズの紙に印刷してもらえば、原寸大で出てくるはずです。シール用紙等に印刷してもらえば、そのまま貼り付けて使えます。

また寸法が分かれば自分で罫書いて作ると言う方は、寸法図面も作っていますので、こちらを参照してください。

ちなみに、バラスト取り付けのM4-15mmネジは、締めすぎるとアルミ板がすぐ歪みますし、締め足りないと右上のネジが外れます。また、右上のネジ位置は若干(0.5mm〜1mm程)内側よりの方が良いかもしれません。外側にずれるとすぐに外れます。

以上、最近、小ネタばかりのmedama1goでした。


DDもフォグランプをHID化しているが、確かに岩野師匠の方法でアルミ板を加工して取り付けると、簡単にバラストを取り付けることができる。medama1goさんが原寸大の型紙を作ってくれたので、さらに簡単になるだろう。

末尾ではあるが、いつも有用なレポートをいただく medama1goさんに感謝する。



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