2008年3月18日(火)

フォグランプのHID化 − 55Wのバラスト

先日、Yahooオークションを何気なく見ていたら、55Wのバラストが5,000円即決で出品されていた。「動作は確認済みだがジャンク扱い」とのこと。通常のバラストは35Wだから、55Wのバラストを付ければ少し明るいはずだ。そういえば、以前にHIDのバーナーをもらったことがあったな〜、なんて思っているうちに、ついポチッといってしまった(苦笑)。

そんなわけで、HIDのバーナーとバラストが揃ったので、とりあえずフォグランプにでも付けてみようかと思う。

写真1に購入したバラストを示す。


写真1 購入したバラスト

ただし、このバラストはジャンク扱いのため、電源の配線が付いていない。写真2にバラストの電源コネクタ部分を示す。


写真2 電源用コネクタ(写真左)

仕方がないので、写真3のようにコネクタに直接配線をハンダ付けした。


写真3 配線のハンダ付け

そして、写真4のように防水のためシリコンシーラントをたっぷり塗っておいた。


写真4 シリコンシーラントを塗っているところ

写真5にシリコンシーラントで防水処理したコネクタ部分を示す。


写真5 防水処理したコネクタ部分

さて、このバラストに接続するバーナーは写真6に示すようなものである。よく見ると色温度が8000Kだ。フォグランプには色温度が高すぎるような気もするが、気にしないことにしよう(笑)、


写真6 8000Kのバーナー

バラストの取り付け方法だが、「フォグランプのHID化 − 岩野師匠より」で紹介した岩野師匠の方法が最もエレガントであろう。そこで、DDも岩野師匠のマネをして写真7のようにアルミ板にバラストを取り付けた。


写真7 アルミ板に取り付けたバラスト

そして、これをバンパーの裏側に取り付ければいい。取り付けの方法は、写真8の赤矢印に示すプラスチックのハトメに共締めする。


写真8 プラスチックのハトメ

このハトメを拡大したところを写真8に示す。


写真9 プラスチックのハトメ

これにCRC5-56を少し塗ってから、真ん中のピンを押し込む。すると、写真10のようにバンパー表側にピンが出てくる。


写真10 ピンが出てきたところ(バンパーの表側)

この状態でアルミ板に開けた穴にハトメを入れ、このピンを元に戻すと共締めされ、うまくバラストをバンパーに固定することができる。写真11にバンパーに固定したバラストを示す。


写真11 バンパーに固定したバラスト

次に、フォグランプ裏蓋の加工だ。写真12に裏蓋を外したところを示す。


写真12 裏蓋を外したところ

まず、写真13のようにして、この裏蓋の中心にドリルで2.5mmの穴を空ける。


写真13 2.5mmの穴を空けているところ

次に、この穴をガイド穴として、写真14のように22mmの穴を空ける。このドリルビットは100円均一ショップで購入したものだ。


写真14 22mmの穴を空けているところ

写真15に22mmの穴を空けた裏蓋を示す。今回は22mmの穴を空けたが、穴の大きさはバーナーに付いてくるゴムブッシュに合わせればいい。


写真15 22mmの穴を空けた裏蓋

そして、写真16のように、この穴にバーナーのブッシュを入れる。


写真16 空けた穴にゴムブッシュを入れたところ

裏蓋に元々付いていた配線を切断し、写真17のようにバーナーに付いていた電源ケーブルをハンダ付けしたおく。


写真17 電源ケーブルをハンダ付けしたところ

これで裏蓋の加工もできたので、後はバーナーをフォグランプユニットに入れて裏蓋を取り付け、バラストに接続すればできあがりだ。ついでに配線もインシュロックで固定しておこう。写真18に完成したところを示す。


写真18 フォグランプのHID化(完成)

さて、HID化したフォグランプを点灯したところを写真19に示す。


写真19 フォグランプを点灯したところ

う〜ん、ちょっと青いなぁ・・・。雨や霧の時は見にくそうだ(←「何のためのフォグランプだ!?」というツッコミはなしの方向で・・・、苦笑)。

それに、光軸も少し下を向きすぎているので近いうちに調整しておこう。

 

今回は、岩野師匠のレポートがあったおかげで簡単にフォグランプをHID化できた。

末尾ではあるが、フォグランプのHID化に関し有用な情報を提供いただいた岩野師匠に感謝する。



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