2006年6月11日(日)   2006年6月14日(水)追記

メーター指針の塗装時の注意点 − 北海道のおくさんより

北海道のおくさんより、連続レポート投稿だ。今回はDIYレポートというより失敗事例か?


こんにちは、北海道の おく です。今回は3本もまとめてレポート作成しており少々乱筆気味ですがお許しください。

これはメーターの針をもし塗装してみようとした場合、こんな失敗したおばかさんがいるよん、という事例です。

燃費計の針は、エンジン停止時は左側に振り切って止まっていますが、そのまま針を塗装して安心して取り付けて走行すると非常に情けなくなってしまいます。


写真1

写真1の白線が示しているとおり、燃費計の針はまっすぐ下を向いたとき、一番根っこまで見えるようになります。半円状のメーターですが、最下部が一番開口が広いのでそうなります。

塗装、取付完了しウキウキの試走で針が最下部を向いたとき、見事に赤白ツートン(上:白、下:赤)となってしまい再度メーター開腹手術を余儀なくされてしまいました。

また、写真が示しているとおり、エンジン始動しているにもかかわらず回転計が0を指し示しています。古いメーターだから壊れたか? と一瞬心の中にCHECK CONTROLのポーンが鳴り響きましたが、気をとりなおしメーター裏側のコネクターを挿しなおすと、無事正常値を示しました。大したことではないですが、やはり心臓に良くないですね。

それと、失敗ではありませんが、今回塗料はタミヤアクリルカラーのクリヤーレッドを使用しました。10年ぶりくらいに模型店に行きましたよ・・・ しかし、取り付けてみるとなんか違和感が。塗装のつやにより、太陽光がキラキラしているのです。見づらいほどではありませんが、できればつや消し塗装(しかも半透明)が良いようです)。フラットベース混ぜればいいのかな?


なるほど、瞬間燃費計の針が下に出てくるとは盲点だ。実際に針を塗装しようとしている人には有用な情報だろう。

末尾ではあるが、いつも独自の視点で面白いレポートをいただいく おく さんに感謝する。


2006年6月14日(水) 追記

このレポートにつき、ALPINAおったきぃの管理人の じまさ さんから以下のようなコメントをいただいたので追記しておく。


メーター指針の塗装時の注意点にはつい笑ってしまいました。

約5年前に320iのメーターに対して、北海道のおくさんと全く同じ事しまして、タコメーターが不動になったり、エコノミーメーターが赤白ツートンになりましたから。(爆)

タミヤのクリアーレッド(クリアーオレンジも?)は、なかなか乾燥せずにネバネバしているため、タコメーターのゼロ点のストッパーにくっついてしまって動かなくなるんです。

完全に乾燥したと思っても夏場は塗料が溶けて(?)、タコメーター不動が再発しました。(^_^; ご参考になれば・・・

 

ちなみに下記の写真は、タミヤの塗料ではありませぬが、4年ほど前に遊びで作ってみたALPINA風メーター(巷ではニセピナとも言う)です。針には2種類の蛍光塗料を調合して塗りました。

この塗料では完全に乾燥しましたので貼り付く事はないかも・・・。 作成した後に極上品の本物のメーターが入手できましたので、B6-2.7には取り付けしませんでしたが・・・

庭師@さんのE34アルピナメーター作成の報告を以前AOHPにいただきましたが、そちらの方はもっとそっくりで脱帽でしたよ。http://www.aohp.jp/bbs-g2.asp?Page=10


どうやらじまささんも同じ間違いをしたようだ。また、タミヤカラーはあまり適していないこともわかる。これから塗装しようと思っている人には有用な情報なので、追記する。

なお、庭師@さんのメーター製作報告はAOHPの掲示板に掲載されたものである。掲示板は書き込みが多くなってくると消えてしまうこともあるので、下記に掲示板の内容を転載しておく。

#0171庭師@2002/11/25 12:58:07
前期型 B10 3.5/1 (E34) にALPINAメーターを!
画 像: 
1990 年式の B10 3.5/1 のメーターは 535 の純正メーターでした。つまり260km/h フルスケール・白針・黒バック。。。(^_^;)

ジマサさんにも影響され、何とか中期型以降の ALPINA メーターにしてやろう・・・と。でもニコルだと40諭吉!!!

そこで、 DIY でやりました! 750 用のスピードメーターの文字盤移植、赤針塗装、そして・・・カバーを分解して文字盤周りの塗装&レタリング。カバーは2個もバラしました!(>_<)!

そして、完成。ALPINAにとっては普通のことなんですが。。。

なお、庭師@さん製作のメーターについて、庭師@さんご本人から以下のようなコメントをいただいている。


このメーターは、多くの協力者あっての力作でございます。その経緯を少し述べます。

  1. まず、Nobuta-S(S師匠)様のご指摘まで M5とB10 のみが許された「赤針」の存在を知りませんでした。さらにB10 前期型は 535純正メーターのままで最高速度が 260km/h で白針、しかもメーター周りのグレーのモケットっぽい加工も無し・・・とは!(購入4年後?)

  2. そこで、ニコルにメーターの交換をお聞きしたら約40諭吉!断念!! では、自分で作るしかない! 赤針は塗ればいいけど、光の透過性の塗料と分解によるリスクを考慮してプロの日本計器サービスにお願いしました。ここは昔からの主治医(SAM AUTO)の知り合いで、メーター持込で職人さんが時計屋さんみたいな仕事をしてくれます。 http://www.neko.co.jp/guest/sbs2000/140.html

    以前、E21-323i のメーターが壊れた時に、オドメーターを故障期間分進めてもらったら・・・こんな仕事初めてやったよ!と言われたそうな。(メーター戻しは日常茶飯事のこの世の中で・・・笑)

    ちなみに、BJ 氏は以前の525黄色針に自分で塗っていました。(笑)

  3. この作業は、BJ 氏に頼んで某所(MAX CRAFT)に入院中に、多忙な私の代わりにメーターを外して運搬してくれました。その間、メーター無しで工場内を走っていたそうです。その頃、BJ 号(青ウル)は灯油缶を椅子にして移動していました。でも、猿人は無かったなあ〜(爆)

  4. 同時に、速度計の文字盤だけ750用の最高速度 280km/hのものに交換しました(なので OBC のデジタル表示の速度とは異なります・・・気にしない!) これはイワンさん&まさ坊さんからの無償の提供品です。感謝。

    後日談:
    750用の文字盤は黒の艶ありで535用は黒の艶消しなのでどうしても気になり・・・自分でタコメーター部分の文字盤も交換しました。でも、針の外し方(フォークを使うのが定石)も知らず、予備知識もなく自分でやったので、タコメーターの表示が狂ってしまい、もう一度外して、アイドリングで大体 800rpm 位の位置に針を再固定しました。(これまた、気にないことにしています。爆)

  5. それからメーターカバー部分の分解・塗装・レタリング・再接着という作業が待っています。分解は750用を某所で無償でグレーに塗装して貰い(そういえば、クリア部分の部品のためにKAZE さんにE34用のメーターを無償で提供して頂きました・感謝!) それにプロのレタリング屋さん(Tamazo 号も同じく RD のロゴを SAG号のコピーで作って貰っています)に貼って貰っていますが、センタリングが数ミリずれていて不満です!

    その後、名古屋のまーさんにゴールドで ALPINA のロゴを作ってもらって、黒バックにゴールドの ALPINA という世界に1個のカバーも予備であります。塗装しないで文字だけを貼るのは・・・メーター分解は不要です。

  6. しかし、、、メーターも色々あり、速度計とタコメーターの間の丸い突起物のためにカバーがはまらず、自分で度胸を決めてドリルで穴を空けました。これでやっとメーターが完成。あとはクリア部分を接着して完成。

  7. クリア部分は、烏賊リングにも使用した医療用フィルムにガムテープを貼ってプラスチックの強度を強化して分解し、発泡スチロール用ボンドで貼りました。これはクリア部分に付いても綺麗に剥がれますし、数年経過した現在もクリア部分とカバー部分は外れていません!(耐久性OK!)

  8. ということで、ALPINA 風(仕様)のメーターが完成しました。(^^)

追記&後日談:


末尾ではあるが、あえて失敗事例をいただいた じまさ さんとALPINA(風?)メーターの製作経緯を教えていただいた庭師@さんに感謝する。



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