2006年4月5日(水)

リアステアリングアーム(ピットマンアーム)の交換 − Mゴロー号

先日のメンテオフでMゴローさん(「5678910さん」、改め「Mゴローさん」)のリアステアリングアーム(ピットマンアームとも呼ぶ)交換の作業を見学したので紹介しよう。実際の作業は、主にぱわ〜とむさん&Mゴローさんによるものである。

まずは、写真1のようにリア側をジャッキアップ&ウマかけし、タイヤを外す。もちろん、前タイヤには輪留めをしておく。何度も言うようだが、決してジャッキアップしたまま作業をしてはいけない。必ずウマをかけて作業しよう。


写真1 ウマかけしてタイヤを外したところ

すると、写真2の位置にステアリングアームが見えるはずである。


写真2 ステアリングアームの位置

よく見ると、写真3のようにゴムがかなり劣化しているのがわかる。


写真3 劣化したステアリングアーム

もうゴムがはみ出てボロボロである。これはさすがに交換しないといけないだろう。

ステアリングアームは、2本のボルトで固定されているので、写真4のようにしてこれらのボルトを外していく。ボルトヘッドのサイズは22mmなので、事前に22mmのソケットを用意しておこう(もしかしたら21mmだったかも・・?)。


写真4 手前側のボルトを外しているところ

手前側のボルトを外したら、奥のボルトも外す。奥のボルトは上側に22mmのナットもあるので、少なくとももう一つ22mmのソケット(またはレンチ)が必要である(もしかしたら21mmだったかも・・?)。写真5に奥のボルトを外しているところを示す。


写真5 奥のボルトを外しているところ

写真6に外れたステアリングアームと新しいものの比較を示す。


写真6 古いステアリングアームと新しいもの

これだけ劣化していれば、交換後はかなり車体が安定するだろう。

新しいステアリングアームを取り付けるには、まず、写真7のようにリアの車軸をジャッキで上げてやる。これで奥側のボルトが入りやすくなるはずである。


写真7 車軸をジャッキアップしているところ

うまく高さを合わせてやると、写真8のようにすんなり奥側のボルトが入るはずだ。


写真8 奥側のボルトを入れているところ

後は、キッチリと締めてやればいい。締め付けトルクは・・・・。きっと、ヘインズかベントレーに書いてあるだろう(苦笑)。

交換後のステアリングアームを写真9に示す。


写真9 交換後のステアリングアーム

新しいステアリングアームは光り輝く美しさだ! (輝いている必要はないのだが・・・)

なお、今回の作業では車のリア側をジャッキアップしてウマをかけたのだが、そのジャッキアップに使ったジャッキは写真10のようなものである。


写真10 ジャッキ

写真では大きさがよくわからないかもしれないが、これはいわゆる携帯用のフロアジャッキではなく、大きなガレージジャッキである。ジャッキアップしようとすると、ミッチョさんが車のトランクから出してきたのだ。こんなもの、いつもトランクに積んでるのか!? ヘンな人?

 

末尾ではあるが、今回の作業を見せていただいたMゴローさん、ぱわ〜とむさん、ミッチョさんをはじめ、メンテオフに参加した皆さんに感謝する。

ちなみに、DDも近いうちに片方のステアリングアームを交換する予定なので、今度のメンテオフの時に持っていこう。きっと、ぱわ〜とむさんが・・・・(笑)。



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