2005年10月20日(木)

エアコン不調の原因は? − sam1号さんより

今回はsam1号さんより、エアコン不調の原因追及のレポートをいただいた。かなり変わった原因なので紹介しよう。


今回は画像が無くてすみませんm(_ _)m

2週間の出張から帰って、やっとE34に乗れるぅ〜と思いながらエンジン始動。ちょっと車内が暑いからエアコンON!

あれ? いつもはどこからか”パタン”とフラップが閉まるような音がするのに・・・しない?? まぁ・・いいか・・・。

しばらくすると何故か暖かい風が吹き出すではありませんか! ”エ、エアコン・・・逝っちゃった??” 諭吉様が・・・(汗) これから涼しくなるから、少し我慢しよう。

とは言うものの不便だよなぁと思い、いつも参考にさせていただいておりますDD様のHPにお参りさせていただきました。

皆様のメンテを拝見させていただき

  1. ヒーターバルブ
  2. フラップモーター
  3. エアコンコントロールユニット

のどれかだと思い、チェックしてみる事にします。

その前に車種と症状を先に書いておきます。車両は91年式の525iで左ハンドル、マニュアルエアコンです。

最初にエアコンが効かなくなった時には、エアコンのボタンには緑ランプが点灯していたのですが、一度切ってからはエアコンのボタンはもちろん室内循環とリアの熱線ボタンとも点灯しなくなっていました。風量調節は故障していません。温度調節がどの位置でも温風が出ます。

一番アクセスしやすいエアコンコントロールユニットを取り外し内部のチェックをしてみましたところ、基板の上で大きめの蟻が3匹昇天していました。なぜかです。しかも、その近くの基板パターンが一箇所・・・焼けて無くなっていました。その部分はジャンプさせて繋いでおきました。他の部分もチェックしたのですが、特にハンダの浮き等は見られません。

次にフラップモーターのチェックをする為に、センターコンソールを取り外しましたが特に不具合も無い状態です。ついでなので、コントロールパネルを外してみました。温度センサーのところに、埃が酷く溜まっていたので清掃だけして元にもどしました。

車内での作業を終了し元通りに組み込みますが、さすがに古い車だけあってプラスチック部品が”パキッ!””ポキッ!”という音と共に欠けていきます。(接着剤は常に準備しておかないと・・・)

という事でエアコンは復活しました。

ですが、蟻の影響でパターンが焼けてしまうほど威力があるのでしょうか? それに”直るわけがない”と思いつつ適当にジャンプさせたので、いつ再発するかわかりません。

でも今は復調したから・・・また考えよう・・・。もし蟻が原因なら、画像を残しておけば良かった・・・(笑)。

うちの奥様からは”良く壊れる車だねぇ〜”とのお言葉には返す余裕も無く本日のメンテも終了しました。


蟻の写真がないのが残念だが、エアコン不調にこんな原因もあるようで驚いた。車内で蟻を見かけたときは要注意である(笑)。

末尾ではあるが、エアコン不調原因究明のレポートを提供いただいたsam1号さんに感謝する。



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