2005年6月30日(木)   2005年6月30日(木) 追記

赤外線式キーレスの電池交換 − 初期化の手順

先日、BMW@FUNの掲示板を見ていたら、BMW純正の赤外線式キーレスの話題が出ていた。そういえば、DD号にも赤外線式キーレスがあったなぁ・・・。確か二つあったはずだが・・・。

探し出してみると、片方のキーレスリモコンの電池が切れていた。まぁ、普段使っていないので、電池が切れていてもいいのがだ、二つとも電池切れになると初期化がやっかいなので、この際、電池を交換しておくことにした。

写真1に赤外線式キーレスリモコンを示す。


写真1 赤外線式キーレスリモコン

電池交換の方法は非常に簡単だ。まずは、写真2のように、小さなマイナスドライバーで裏に付いている小さな蓋を外す。


写真2 小さな裏蓋を外しているところ

裏蓋を外すと、写真3のように二つのネジが見える。


写真3 裏蓋を外したところ

このネジを写真4のようにして外すと、写真5のようにボタン電池が見えるようになる。


写真4 ネジを外しているところ


写真5 ボタン電池

赤外線式キーレスリモコンには、CR2016というボタン電池が二つ入っているので、これを交換すればいい。

DDがいつもの100円均一ショップで購入した。購入したボタン電池を写真6に示す。


写真6 購入したボタン電池

後は、ボタン電池を入れ替えて、蓋をもとに戻せばいい。

実は、「電池交換はこれで完了!」というわけにはいかないのだ。電池交換をした後は、初期化しなければならない(ただし、以前に入っていた電池が生きていて、電池交換を1分以内に終わらせた場合には、初期化不要)。

 

赤外線式キーレスリモコン初期化の方法

赤外線式キーレスリモコン初期化の方法は以下の通りである。

(1)赤外線キーレスリモコンでロックを解除する。

(2)車に乗り込み、ドアを閉める。

(3)イグニッションキーをACCにして、5秒以内にOFFに戻す。

(4)写真7の@のボタンを押しながら、Aのボタンを3回押す。すると、リモコンのLEDがゆっくり10秒間点滅する。


写真7 リモコンのボタン

(5)写真8のように、リモコンをルームミラーに向けて、@かAのボタンを押す。


写真8 ルームミラーに向けてボタンを押す

(6)するとドアが一旦ロックされ、すぐにアンロックされる。

これで初期化が完了する。複数のキーレスリモコンを初期化する場合には、(4)〜(6)を繰り返せばいい。

ただし、この手順では、(1)のところでキーレスによりロックを解錠しないといけないので、少なくとももう一つのキーレスリモコンが必要になる。

リモコンの電池が無くなりかけてきたら早い目に電池を入れ替えた方がいいだろう。

 

なお、インターネットを検索していると、上記の方法の他に、下記のような方法も見つけた(原文は英文)。実際に試していないので、うまく初期化できるかどうかはわからないが、参考のために掲載しておく。

参考資料:赤外線キーレス初期化の方法(未確認)
1.車に乗りドアを閉める。
2.リモコンを受光部に近づける。
3.アンロックボタンを押す(押したままにする)。
4.別のキーを使ってイグニッションをONにする。
5.リモコンのLEDがゆっくり点滅するのを確認する。
6.リモコンのアンロックボタンを離す。
7.イグニッションキーをOFFにする。
8.運転席側のドアを開ける。
9.運転席側のドアを閉じる。
1台の車に4つのリモコンまで符号を割り当てることができる。2つ以上のリモコンに符号を割り当てるときは、1つのリモコンで1〜6を実行後に別のリモコンで2〜6を実行し、その後7〜9を実行する。

2005年6月30日(木) 追記

神奈川県にお住まいのE46乗りの方から、「E46では、取扱説明書にはE34と同様に『最初にキーレスで解錠する必要がある』と書かれているが、実際にはキーレスで解錠しなくても初期化ができる」との情報をいただいた。

確かに、キーレスリモコンを初期化するために、キーレスリモコンで解錠する必要があるのは、ちょっとおかしな仕様である。

そこで、E34でもキーレスリモコンで解錠しなくてもキーレスリモコンの初期化ができるのかどうか試してみた。

結論から言うと、最初にキーレスリモコンで解錠しないと、キーレスリモコンの初期化ができなかった。全く、おかしな仕様である。

E46では、おそらくこのおかしな仕様が改善されたのであろう。

末尾ではあるが、貴重な情報をいただいた神奈川県のE46乗りの方に感謝する。



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