2005年5月1日(日)

ETCの取り付け − kuniさんの方法で

最近、ETCを装着している車が多くなってきた。2005年4月現在では、累計約655万台ものETCが取り付けられており、一日平均287万台もの車がETCを利用している。これは全体の39.2%にあたる数字である。すなわち、高速道路を走る車の5台に2台はETCを装着しているのである。

最近、割引制度、前払い制度、キャンペーン、機器の低価格化を考えると取り付けるメリットが大きくなってきたことが一つの原因であろう。

残念ながら、DD号は財務省通達により今までETCの取り付けができなかったのだが、北の方からの援護射撃により財務大臣の方針変更となり、最近、取り付けができるようになった。

そんなわけで、財務大臣の気が変わらないうちにETCを取り付けることにした(笑)。購入したETCは、PanasonicのCY-ET700Dである。これは、アンテナ分離式で音声案内のスピーカーがアンテナユニットに内蔵されている。購入価格は、13,190円(送料、セットアップ費込み)であった。購入したETCを写真1に示す。


写真1 購入したETC

写真1の右上にあるのが、スピーカー内蔵式のアンテナである。スピーカーがあるため他のETCのアンテナより少し大きい。

さて、取り付け方法だが、いろいろと考えた結果、kuniさんの方法を採用した。すなわち、運転席の横のカード入れにETCの本体を入れ、ダッシュボード中央にあるベンチレーショングリルの中にアンテナを入れる。カード入れがある車両にはベストの方法であろう。以下では、取り付け方法を説明しよう。

まずは、カード入れを取り外す。右ハンドル車の場合、カード入れは写真2の位置にある。


写真2 カード入れの位置

カード入れは、蓋を開けて写真3に示す4本のネジを外すと外れる。


写真3 カード入れを外すネジ

写真4に外れたカード入れを示す。


写真4 カード入れ

ここにETC本体を入れるのだが、ETC本体の方が奥行きが長いのでカード入れの奥の部分に穴を開けなければならない。写真5に奥行きの比較を示す。


写真5 カード入れとETC本体の奥行き比較

カード入れの穴の開け方だが、基本的には見えなくなる部分なのでドリル(写真6)と金鋸(写真7)とヤスリ(写真8)で、ギコギコ、ゴリゴリ、バキバキと開けていけばいい。


写真6 ドリルで穴を開けているところ


写真7 金鋸で穴を開けているところ


写真8 ヤスリで穴を広げているところ

写真8を見てもらえばわかるように、カード入れは車両についているフレームを避けるために奥行きが少し複雑な形になっている。そのため、写真9のような形に穴を開ける。これはETC本体のサイズに依存するので、現物合わせで適当に穴を開けていけばよい。


写真9 カード入れに穴を開けたところ

試しにETC本体を入れてみると、写真10のようにピッタリである。


写真10 試しにETC本体を入れたところ

購入したETCには取り付け金具が付いていたが、DDは取り付け金具を使わずに両面テープで固定することにした。写真11に超強力両面テープを貼り付けたところを示す。


写真11 超強力両面テープを貼り付けたところ

そして、写真12のようにETC本体をカード入れに貼り付ける。


写真12 ETC本体を固定したところ

さて、次はETC本体に電源を供給する配線の加工である。写真13に付属の配線を示す。


写真13 付属の配線

これは延ばしてみるとかなり長い。写真14に延ばしてみた配線を示す。


写真14 電源の配線

写真14の赤矢印が比較のために置いたタバコの箱である。なお、写真14は、ただ単に電源の配線が長いということを言いたいためだけの無駄な写真であり、このような写真を専門用語で「ネット資源の無駄遣い」と呼ぶ(この説明文も「ネット資源の無駄遣い」である)。

ETC本体の電源は、カード入れの奥にあるウィンカーレバーの配線付近から取るので、こんなに長い配線は必要ないし、カード入れの奥にも入らない。

そんなわけで、写真15のように電源の配線を切断して短くする。


写真15 電源配線の切断

電源線は、常時電源、ACC、アースの3本があり、常時電源とACCにはヒューズが付いている。切断した配線を短くしてからハンダごてでヒューズに接続し熱収縮チューブで絶縁処理してやればよい(写真16)。


写真16 短くした電源の配線

そして、配線の端を写真17のようにギボシで接続しておく。


写真17 配線端のギボシ端子

DD号は以前、天下雨滴を取り付けたときにウィンカーレバーの端子からギボシ端子で電源を取っているため、写真17のようにギボシ端子を接続して簡単に割り込ませることができる。

他の簡単な方法では、写真18のような割り込みコネクタを使えばよい。


写真18 割り込みコネクタ

使うのは、赤色(0.5A)の方である。青色の方はもっと太い配線の場合に使用する。ただし、割り込みコネクタは接触不良の可能性があるので、使用時には注意が必要だ。

さて、電源配線の処理ができれば、次はアンテナの取り付けである。アンテナはダッシュボードのベンチレーショングリルの中に入れてしまう。このグリルは写真19に示す2本のネジを外すと外すことができる。


写真19 ベンチレーショングリルを外すネジ

DD号は「カーナビ取り付け − その2」で報告したように、片方のネジにカーナビモニタを固定している。

アンテナを取り付ける部分は、写真20の赤矢印の部分である。


写真20 アンテナを取り付ける位置

アンテナをベンチレーショングリルの中に取り付けると、アンテナの配線をカード入れのところまで引き回してこなければならない。ここでは、簡単な引き回し方法を紹介しよう。

まずは、エアコンパネルを外す。これは、エアコンのパネルの左に付いている化粧蓋を外し、写真21のようにエアコンパネルの横からドライバーのようなものを差し込んでエアコンパネルを外す。


写真21 エアコンパネルの外し方

具体的なエアコンパネルの外し方については、たにさんやんのHPを参照されたい。

配線の引き回しに使うのはフレキシブルに曲がるキャッチツールである。これを写真22エアコンパネル側から入れてベンチレーショングリルから先を出し、アンテナ配線の端をつかんで引っ張れば、ベンチレーショングリルからエアコンパネルまで配線を引くことができる。


写真22 配線の引き回し(1)

今度は、先にアンテナ配線の端をキャッチツールでつかんで、写真23のようにエアコンパネルからステアリングの上あたりを通して、カード入れの方まで配線を通す。


写真23 配線の引き回し(2)

このキャッチツールは優れもので、DDは何度もこれに助けられている。特にエンジンルーム内でネジを落としたときなんかは・・・(笑)。

これは以前、ファルコン大魔王が口癖のように「これはいいよ〜」と言っていたので、DDがホームセンターで見つけたときに無意識のうちに購入してしまったものだ。でも、確かに便利である。持っていない人は是非とも購入をお勧めする。

さて、アンテナの配線がカード入れまで引き回せたところで、アンテナを両面テープで固定する。両面テープを使うときには、取り付け面を必ずアルコール等で脱脂しておく。ちなみに、燃料用アルコールなら近所の薬局で300円ほどで購入できるだろう。

写真24,25にアンテナの取り付け位置を示す。


写真24 アンテナの取り付け位置(1)


写真25 アンテナの取り付け位置(2)

アンテナはなるべく車両後方側に取り付けるとよい。前方に取り付けてしまうとベンチレーショングリルが閉まらなくなってしまう。

なお、ETCの取り扱い説明書では、アンテナは20〜50°の角度を付けて取り付けるように指示されていたが、kuniさんのように角度を付けようとするとアンテナがベンチレーショングリルの下に収まらなくなってしまうため、そのまま水平に取り付ける。これでもいいのかなぁ・・・?

アンテナが取り付けられたら、次は電源配線の取り付けである。どこから電源配線を取るのかについては、「レインセンサー「天下雨滴」 − 取り付け編」を参照されたい。

そんなわけで、カード入れまで配線された電源線とアンテナ線を写真26に示す。


写真26 電源線とアンテナ線

そして、最後にこれらの配線をETC本体にコネクタで取り付けてカード入れを元に戻せば完成である。

取り付けが完成したところを写真27に示す。


写真27 カード入れに取り付けたETC本体

もちろん、カード入れの蓋を閉めると、写真28のように全くわからなくなる、


写真28 カード入れの蓋を閉めたところ

写真28が写真2と似ているような気がするのは、きっと気のせいであろう(ネット資源の再利用)。

なお、実際のETCの使用感等については、別途報告する。

末尾ではあるが、今回のETC取り付けにあたり、援護射撃をいただいたたにやんさんと、取り付け方法を教えていただいたkuniさんに感謝する。



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