2003年1月18日(土)

洗車 & Rakefisklag

最近、暖かくなってきて毎日気温が5℃ぐらいある。暖かくなってきたのはいいが、その代わり車がとても汚くなってきた。DDは車が汚いのがとても気になるタチだ。そこで、今日は天気もいいので久しぶりに車を洗うことにした。


車の汚れ具合はこの通り。遠くから見るとあまりわからないかもしれないが、


近くで見るとこの通り。


運転するのが恥ずかしくなるぐらい汚い。1ヶ月ぐらい前にも洗車したのだが、そのときよりは多少マシではある。


この車は夏にポリラックでコーティングしてあるため、水洗いですぐに汚れが落ちる。暖かいといえども外気温は5℃なので、ぬるま湯で洗う。


手の残像が見えるぐらい頑張って手洗いした(笑)。ポリラックは親水性なので水切れは抜群である。


子供達は、洗車の隣で雪遊び。雪もほとんど溶けてしまっている。

洗車後、車は綺麗になったが、あまりの嬉しさに写真を撮るのを忘れてしまった。


今日は、職場の人に「Rakefisklag」なるものに招待されていたので、夕方からパーティーに出かけた。「Rakefisk」は、”発酵させたマス”のことで、主にノルウェーの内陸部地方でクリスマス前に食べられるものだそうだ。スウェーデンのシュールストレーミング(世界的に有名な超臭い魚の缶詰)に似たようなものなのであろうか? 「lag」はパーティーのことである。すなわち、「Rakefisklag」は「腐った魚を食べるパーティー」のことだ(笑)。

なお、パーティーの招待状には、「Nose clip(鼻をはさむクリップ)を持ってくるように」とか、「妊婦さんは来ないように(No joke)」とか書かれていた(笑)。マジか?


時間通り19時に到着すると、既にテーブルセッティングは綺麗に整ってた。


リビングルームには、フルーツとローズマリングの器に入ったお菓子が飾られている。その横には、りんご型のろうそくがある。ノルウェーの家はどこも綺麗にデコレーションされている。


子供達はいきなりゲームボーイだ。DDの子供は、随分ノルウェー語がわかってきたみたいである。相手のしゃべっていることは大体わかるようだ。


パーティーの部屋には、こんなピアノもある。よく見ると燭台付きだ。


こんな感じで料理がセッティングされ、パーティーの始まりである。左端に見えるのはDDらが持っていった巻き寿司である。Rakefiskに合わせて、「納豆巻き」も持っていった。どうだ、食べられるもんなら食べてみな!


これが、主役のRakefiskである。冷やしてあるので、特に強烈なニオイもない。ひと安心だ。刺身を食べる日本人には楽勝で食べられそうだ。


ちょっとピンボケになってしまったが、皿の右下に見えるピンク色のものがRakefiskである。確かに、よく匂うと臭いのだが、強烈な臭さではない。Rakefiskそのままでも食べることができる。

しかし、しばらく談笑してから再び食べようとすると、魚が温まってきて強烈なニオイが立ちこめている。口に入れると・・・・、げっ!!  ノルウェーの蒸留酒であるアクアビッツやビールと一緒に食べれば美味しいらしいのだが、車を運転しなければいけないDDは一滴も飲めない。仕方がないので、ノンアルコールビールで胃の中へ流し込んだ。マジで臭い!


テーブルの上を見ると、アクアビッツの瓶とビール瓶がたくさんある。Rakefiskを食べながらみんなよく飲む。


食事も終わりに近づくと、さらにウィスキー・ウォッカ・ブランデーなど、蒸留酒の品評会のようにお酒が出てくる。そして、お酒が入るにつれパーティーのボルテージが上がっていく(笑)。一人だけシラフのDDは、ついていけなかった・・・。DDも一緒に飲んで騒ぎたかったが、今の仕事になるときに、自ら「一滴も飲んで運転しない」という誓いをたてていたため飲めなかった。とても残念である。


パーティーの雰囲気は上の画像をクリックしてもらえばわかるだろう(約1.5MB)


完全に酔っぱらいの集団である(笑)。


子供達は隣の部屋にいて、ボールで遊んだり、ビデオをみたりしていたが、最後にはソファーで寝てしまった。

結局、DDらがこの家を出たのは午前1時前だった。それでも、参加者の中で一番早く帰ったのだ。みんな何時まで飲んでいたのだろう? どうやって帰ったのだろう? 恐るべしノルウェー人!



<<前の日記へ   次の日記へ>>

ご質問はddkunnejpgmail.comまで。

一覧へもどる