2024年3月9日(土)

DD2号 デフオイルの交換 − はじめて

DD2号は一度もデフオイルを交換したことがない。そもそもデフオイルって交換する必要がないかなと思っているのだが、潤滑油なので劣化はしているはずである。もう13万km以上走っているので、ちょっと交換してみるかな。

後輪側を上げてウマをかけるので、写真1、写真2のように前輪側はきちんと輪留めをしておこう。DD2号はFRなので、リア側をジャッキアップすると前へ転がっていってしまうからだ。


写真1 左前輪に輪留めをしたところ


写真2 右前輪に輪留めをしたところ

後輪側をウマにかけるためには、写真3のようにリアデフにジャッキをかけて後側を持ち上げる。


写真3 リアデフにジャッキをかけているところ

このようにして、写真4のようにリア側にウマをかけた。


写真4 リア側にウマをかけたところ

DD2号のリアデフには、写真5のところにフィラープラグがあるが、ドレインプラグはない。だからデフオイルを抜くときも入れるときもここからだ。


写真5 フィラープラグ

このフィラープラグは、対辺14mmのアレンボルトになっている。14mmなんてデカい六角レンチレンチは持ってないよ・・・。仕方がないので、写真6のような六角レンチを購入し、また長さを延長するための鉄パイプも用意した。


写真6 14mmの六角レンチと鉄パイプ

このレンチと鉄パイプを組み合わせて、写真7のようにフィラープラグを緩める。かなり固く締まっているかと思っていたのですが、意外と簡単に緩んだ。


写真7 フィラープラグを緩めているところ

写真8にフィラープラグを外したところを示す。


写真8 フィラープラグを外したところ

調べてみるとフィラープラグは2種類あるらしい。一つは金属のワッシャーが使われているもので、もう一つはOリングが使われているものだ。外したフィラープラグは写真9のようにOリングが付いているものだ。これは本来、新品に交換しないといけない。


写真9 フィラープラグ

フィラープラグを開けたら、中に入っているデフオイルを抜くのだが、そのために写真10のようなシリコンホースを取り付けた洗瓶を用意した。


写真10 シリコンホースを取り付けた洗瓶

この洗瓶を使って写真11のようにデフオイルを抜いていく。


写真11 デフオイルを抜いているところ

しかし、デフオイルはかなり粘度が高く硬いため、抜くのにかなり時間がかかる。そこで、写真12のようにヒートガンを使ってデフを温め、オイルを柔らかくする。


写真12 デフを温めているところ

このようにして抜いたデフオイルを写真13に示す。


写真13 抜いたデフオイル

色はかなり黒っぽくなっているが、粘性は比較的高いようなので交換しなくても良かったかも? 結局、750mlぐらいのデフオイルが抜けた。

さて、新しいデフオイルとしては、写真14のものを用意した。これは、TAKUMIブランドの75W-90の全合成油のギアオイルだ。価格は2,680円であった。


写真14 用意したオイル

このオイルは新品なのでかなり硬い。そこで、写真15のようにヒートガンで缶ごと温めて柔らかくした。


写真15 オイルを温めているところ

入れるときは写真16のように短いシリコンホースを付けた洗瓶を使う。


写真16 短いシリコンホースを付けた洗瓶

写真17のように、洗瓶に新しいオイルを入れる。


写真17 新しいオイルを洗瓶に入れたところ

やはり古いオイルと比べると色が違うなぁ・・・。この新しいオイルを写真18のようにデフに入れていく。


写真18 新しいオイルを入れているところ

このようにして、フィラープラグの穴からあふれるまでオイルを入れる。おおよそ950mlほど入った。その後、フィラープラグを取り付ける。フィラープラグの締め付けトルクは65Nmだ。最後にパーツクリーナーで周囲に付いたオイルをきれいに流せば作業完了だ。作業後のリアデフを写真19に示す。


写真19 作業後のリアデフ

作業後に少し走ってみたが、特に変化は感じない。まぁ、気分の問題かな?(笑)



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