2023年7月8日(土)

ボンネットのロック解除 − medama1goさんより

今回はmedama1goさんより面白いレポートをいただいた。内容が内容なだけに、medama1goさんからも掲載するかどうかを考えてくださいとのことだったが、E34を盗んでいく人も少ないだろうし、この知識を知っていたらトラブルの時に何かの役に立つかもしれないので、掲載することにした。


6月も過ぎいよいよ夏本番な猛暑の中、いかがお過ごしでしょうか? medamam1goです。

さて、ネタ自体は2年ほど前に見つけていたのですが、なかなか検証する機会が無く、「ホンマかいな?」といつの間にやら忘れ去られておりました。そんな古いネタなのですが、つい先日DD様のトランクロックの鍵穴の記事を拝見し、「あれ?E34にも似たような隠し機能があったなぁ...」と思い出し、ようやく検証する気になった次第です。

さてさて、E34、ご存じの通り電子化が「それなり」に進んでおり、エンジンマネージメントは当然ながら、ドアロックなども高度に(当時基準)電子化されている車両になっています。おまけに、前後重量配分を考えてなのかどうかは定かではありませんが、バッテリーはリヤシートの下という事で、バッテリーが上がった時にバッテリーは交換したいけど、その前にロックを解除しなくてはいけない、でもロックを解除するためにはバッテリーを替えないといけない、とメビウスの輪状態に陥ることもあったりなかったり。

せめてボンネットが開けばジャンプスタート端子にバッテリーをつないでロック解除できるのに...! そんな時はこの方法でボンネットを開けることができます。

目指すはこちら。

見慣れたお顔ですね。クリクリお目目が...ってことはどうでも良いとして、左側のハイビームの内側のグリル部分。

ちょっと寄ってみましょう。

この丸を付けたあたりなのですが、この写真ではよく見えませんね。

カメラを思いっきりグリルへくっつけて...

ここです。ハイビームの取り付けネジの左側に上から差し込まれているように見える黒い部品。これはボンネットキャッチの本体で、それがここに見えています。その黒い部品の一部に金属のタブが出ています。

このタブをこのSSTで引っ掛けようという寸法。

適当な針金のようなものを適当な寸法で曲げたようなものです。

これでタブを引っ掛けて...

エイッ!

引っ張ればこの通り。これでバッテリーが上がっても、予備のバッテリーで救援できますね!

わかりにくいかもしれないので、こんな動画も撮ってみました。

え? ドアハンドル引きながらキーを回せばバッテリー上がってもロック解除できる? そんなことは知らないのだ!(爆

あくまでも悪用厳禁でお願いいたします。また、試される方はご自身の車両にて自己責任の上お願いいたします。なお、この方法は当方の車両(ナローグリル)の車両でしか確認しておりません。ワイドグリルの車両については確認しておりませんので、悪しからず。


こんな方法でボンネットのロックって外せるんだ。もしかして、E60のDD2号でも同じようにできるのか? いつも有用な情報をいただくmedama1goさんに感謝する。



<<前の記事へ   次の記事へ>>

ご質問はddkunnejpgmail.comまで。

メンテナンス一覧へ