2022年6月25日(土)

DD2号 テンションプーリーの交換 − 純正OEM

先日、テンションプーリーを点検したが、やはり歪んでいたことがわかった。テンションプーリーは、写真1の位置にある。


写真1 テンションプーリーの位置

テンションプーリーはVベルトのテンションを適切にかけるためのプーリーだが、これが少し歪んでいるおかげで、写真2のようにVベルトがプーリーとずれている。


写真2 Vベルトとプーリーのずれ

今回、新品のテンションプーリーを購入したので交換する。まずはVベルトを外すために、テンションプーリーのテンションを緩める。そのために、写真3の赤矢印のところにトルクス穴を使う。


写真3 テンションを緩めるためのトルクス穴

写真4のように、このトルクス穴にトルクスレンチを入れてゆっくりと時計回りに回すと、テンションが緩まる。


写真4 テンションを緩めているところ

テンションを緩めると、写真5のようにVベルトを外すことができる。Vベルトはなかなか複雑にかかっているので、外す前によく覚えておこう。


写真5 Vベルトを外したところ

次に、写真6のようにテンションプーリーを固定しているトルクスのアルミボルトを緩めて外す。


写真6 トルクスボルトを外しているところ

テンションプーリーを外したら車外に出さないといけないが、これがなかなか難しい。具体的には、うまくテンションプーリーを回しながら写真7の赤枠のところから上に抜き取ればいい。


写真7 テンションプーリーを抜き取るところ

購入したテンションプーリーを写真8に示す。


写真8 購入したテンションプーリー

購入したのは純正OEMのINA製で、P/Nは11288624196、価格は7,500円(送料込み)であった。写真9に新旧のテンションプーリーの比較を示す。


写真9 新旧のテンションプーリーの比較(左:新、右:旧)

テンションプーリーのバネ回転部分を比較してみると、写真10のように新しいテンションプーリーでは隙間が一定だが、古いテンションプーリーでは隙間の間隔が異なる。


写真10 新旧のテンションプーリーのバネ回転部分の比較

よく見ると、新しいテンションプーリーは写真11の赤矢印ところに金属の棒が刺さっている。これが刺さっていると、テンションを緩めた状態になっている。


写真11 テンションを緩めている棒

このまま、写真12のようにエンジンに取り付ける。取り付ける際のアルミボルトはテンションプーリーに付属の新品ボルトに交換しておこう。


写真12 エンジンに取り付けたところ

取り付けた後は、写真12のようにVベルトを正しくかけておこう。そして、写真3のトルクス穴にトルクスレンチを入れてテンションを緩めながら、写真12の赤矢印の棒を抜く。これで作業完了だ。交換後後に少しエンジンをかけ、Vベルトが正しく回るかどうか確認しておこう。また、交換後は、写真13のようにVベルトとプーリーがきっちり合っていることがわかる。


写真13 Vベルトとプーリー

Vベルトのかけ方がちょっとややこしいが、交換作業自体は簡単だ。



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